2017-18年FA!アリーグ東地区レイズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/11/24
激戦地区と呼ばれるアリーグ東地区は2017年はレッドソックスの優勝で幕を下ろした。レイズは弱小戦力と思われたがかなり貢献し、一時はポストシーズンに行くか?ってとこまで頑張った。貧乏球団レイズからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年レイズのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- T・グリエリー(ランク外★
- A・カッブ(f2.4*r2.4)
カッブは実質、アーチャーに次ぐレイズの2番手投手で12勝10敗でチームの最多勝を獲得。アーチャーみたいに三振が取れるタイプでは無く、奪三振率6.42と目を見張るものではないが、rWARはチーム投手でトップ。29歳とこれからがピークっぽいので延長したいが...無理だな。
リリーフ救援投手
- S・トレイソン(ランク外
- S・ロモ(ランク外
- T・ハンター(f1.2*r1.2)
- N・イオバルディ(ランク外★
- S・シーシェック(ランク外
投球回数が少ないのでランク外となっているが、7回シーシェック、8回ハンターで最後9回にコロメと繋ぐ勝利の方程式メンバー。完全にブルペン陣は戦力ガタ落ちとなるようだ。
クラブオプションで2018年もレイズになったイオバルディ。17年はまったくメジャーで投げていないが元二桁勝利(14勝)の実績がある。まだ27歳ですので来季復活に期待※基本は先発投手。
捕手
- C・カサリ(ランク外
レイズとしては4番手になる捕手。たった9試合しか出場しておらずメジャー4年目で打撃はほぼ期待出来ない。サヨナラだな。
一塁手/DH
- L・モリソン(f3.3*r3.6)
- L・デューダ(f0.2*r0.0)
主に一塁を守るレイズの主力モリソン。38本塁打を誇る強打者で一塁としても申し分無し。ただ今までの最高が6年前の23本塁打ってところで基本は15本前後。こういう選手を獲得しにいくと危ないところ。レイズはお金も無いし放出の方向でいいだろう。
モリソンとポジションが被っておりDHに甘んじたデューダ。レイズでの貢献度は低いもののシーズントータル30本塁打の主砲。打率は2割ちょいのため確実性は劣り、さらにここから年俸が跳ね上がりそうですのでこの選手の引き止めもないでしょう。
二塁手
- FA選手無し
三塁手
- T・プルーフ(ランク外
三塁で登録されているが、一塁、二塁、三塁を守る内野のユーティリティ。さらに遊撃や左翼、右翼も守れるスーパーユーティリティだが打率は1割台で攻撃力は無し。安ければお買い得かもしれない。
遊撃手
- FA選手無し
外野手
- C・ラスムス(ランク外
- C・プエロ(ランク外
- P・ボージャス(f0.1*r0.6)
今季で野球やめたいとか言うてたラスムス。たった30試合ながら存在価値を発揮したがもう無理だろな。ボージャスは名前は有名だが、OPS.655で打撃は最低クラス。まだまだ外野の4番手クラスからの脱却は無さそうでバイバイかな。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | DH | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
1 | BOS | 93 | 69 | 0.7 | 0.7 | 1.5 | 1.1 | -0.3 | 3.7 | ↓-4 | ||||
2 | NYY | 91 | 71 | 1.6 | -0.1 | 1.4 | 2.9 | ↓-3 | ||||||
4 | TOR | 76 | 86 | |||||||||||
5 | BAL | 75 | 87 | -2.5 | 2.4 | -0.6 | 0.4 | -0.3 | →±0 | |||||
3 | TBR | 80 | 82 | 2.4 | 1.2 | 1.7 | 0.3 | 5.6 | ↓-6 |
やっばいです。せっかく地区3位まで粘っていたのに一気に6勝ほど少なくなる計算。特に先発ローテの一角カッブ、一塁のモリソン、デューダ、そしてセットアッパーの選手が抜けるとわ。
さらにランク外(投球数が少ない)選手たちもなかなかの選手揃いで現実はこれ以上の戦力ダウンが期待?される。他のチームは補強という手段がまだ残っているが、貧乏レイズにはその選択肢はなし。
せめてカッブの穴を埋める新人が現れてくれればまだ戦えるが...
The tweets are solid, but how's @brent_honeywell's arm? https://t.co/UZh3uc6spz pic.twitter.com/A2Dz5KsR37
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2017年11月21日
まとめ
グリエリーはマイナーリーガーでウェイバーで同地区のブルージェイズに。ここで活躍されたらレイズは目も当てられないのでここは活躍しないことを祈ろう。そしてイオバルディを延長したが、果たして期待通りの活躍が出来るのか?
全体的にレイズは大きな戦力ダウンの予感。ここまで何とか食い下がって来たのだが、地区3位でも80勝82敗と負け越し。さらにここまで主力を持ってかれると...来季は悲惨だな。
しかし3Aにトッププロスペクトと思われる、遊撃アダムス、先発ハニーウェル、先発デ・レオン、外野/一塁バウアーズが存在しており、来季昇格すれば穴は全て埋まるかもしれない(そんな上手い事行くわけないけど)
貧乏球団で有名なレイズですので何かと気にしちゃいますけど、ここまで戦力ダウンをするとちょっと来季は戦えない。早めに新人を昇格させて使い物になれば面白いですね。
ほな
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