めじゃるぶ

MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

カブス

’１７年カブス前半戦は何だか普通。しかしマッドン補強で後半戦に向け層を厚くしたっぽい

昨年の覇者カブスは今季いまいちな気がしてたが、何やかんやでナリーグ地区１位まで登りつめた。いつの間に？って感じ。このままポストシーズンにイケるのか？昨年１００勝した面影はなさそうなので詳しくめじゃる。

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’１７年前半戦の主力野手１３名

# Pos Name G PA BsR Off Def WAR Note
1 1B Anthony Rizzo 87 386 0.3 15.7 -3.1 2.5
2 3B Kris Bryant 82 363 -1.2 17.9 -0.5 2.9
3 SS Addison Russell 79 283 1.1 -8.1 7 0.8
4 C Willson Contreras 79 278 -2.4 -1.5 8.9 1.6
5 LF Kyle Schwarber 68 277 0.1 -6.3 -0.9 0.2
6 2B Javier Baez 78 262 1.1 -4.5 1 0.5
7 *UT Ben Zobrist 60 239 -0.2 -7.2 2.5 0.3
8 RF Jason Heyward 60 234 1.1 -4 3.9 0.7
9 *UT Ian Happ 51 203 -1.4 4.1 -1.7 0.9
10 *OF Jon Jay 75 196 0.3 2.6 -1.3 0.8
11 CF Albert Almora Jr. 73 188 0.6 -1.2 -0.7 0.4
12 *C Miguel Montero 44 112 -1 0.6 -2.2 0.2 →TOR
13 *IF Tommy La Stella 35 65 -0.6 1.1 -1.2 0.2

捕手

２：１の割合でコントレラス：モンテロを使用。打撃も守備もいまいちなモンテロをブルージェイズへトレード。コントレラスは捕手のくせに１１本塁打を打って、尚且つ守備もイケてる正捕手。チームのトップクラスのＷＡＲを誇る重要な人材。第二捕手は誰を獲得するのか？

内野手

コーナーインフィールダーの一塁リゾ、三塁ブライアントの打力は健在で３０本１００打点イクかどうか。ただミドルインフィールダーの二塁バエズ、遊撃ラッセルが普通レベル。補強は要らんけど最強でも無いか。バックアップのゾブリストもいまいちな成績←出塁率３割ちょいで持ち味が消えた。

外野手

外野がまた微妙の一言。シュワーバーにアルモーラにヘイワード。全員打力に乏しいのが辛い。外野手ハップがＩＳＯ．２９０とパワーＡクラスの成績を収めているので後半はレギュラーになりそうだ。ジェイも出塁率．３８５で打率１割台のシュワーバーに代えても良いかも。

ってかケガ人がいないってのが素晴らしい。ちょいちょい休憩入れてもらってるんかな？

’１７年前半戦の主力投手１３名

先発

# Pos Name G IP K/9 BB/9 ERA WAR Note
1 SP Jon Lester 19 108 9.17 3.08 4.25 1.7
2 SP Jake Arrieta 18 101.1 9.06 3.11 4.35 1.4
3 SP John Lackey 17 98.2 7.84 2.74 5.2 -0.1
4 SP Mike Montgomery 25 69.2 7.49 4.52 3.75 0.7
5 SP Kyle Hendricks 11 61.2 7.44 3.06 4.09 0.7
6 SP Eddie Butler 12 53.1 5.06 4.56 3.88 0.6

レスターやアリエタでさえメジャートップ３０に入らなかった。防御率は４点台でレスター５勝６敗、アリエタ８勝７敗でローテ１番、２番で貯金は０。これでよく地区トップになれたな！ざーっと調べたけどそんな貯金を作った選手がいない。んー、これまたケガ人がいないのは良い事だが...補強せずにこのまま行くか？

中継ぎ／抑え

# Pos Name G IP K/9 BB/9 ERA WAR Note
12 CL Wade Davis 31 30 12.9 3.6 1.8 1.1
13 ST Koji Uehara 33 29.2 9.71 3.03 2.73 1
8 ST Carl Edwards Jr. 38 35.1 12.74 4.84 2.29 0.4
10 RP Pedro Strop 39 33 10.09 3.55 3 0.4
9 RP Hector Rondon 36 34.2 10.64 3.38 3.89 0.2
11 RP Justin Grimm 30 33 9.55 4.09 4.64 -0.2
7 RP Brian Duensing 35 38.2 10.94 2.33 2.79 0.5

デービス、上原、エドワーズはなかなかの安定感。その他ブルペンも奪三振率１０を超えている選手がほとんどで、層も厚く特に不安要素も無さそう。うん、何やろ、皆が良い感じだがただそれだけで目立った選手もいないって感じ。可もなく不可もなく？って感じ。

※ｇｍＬＩで上から順に並べている。１．０以上で上位３人のうち２人をＳＴ、チーム最多セーブをＣＬにしやした。

’１７年後半戦（トレードデッドライン後）のロースター

Note Pos Name Pos Name Note
C Willson Contreras SP Jon Lester
1B Anthony Rizzo SP Jake Arrieta
2B Javier Baez SP John Lackey
3B Kris Bryant SP Kyle Hendricks
SS Addison Russell SP Jose Quintana ←CWS
LF Kyle Schwarber CL Wade Davis
▲ CF Ian Happ ST Hector Rondon ▲
RF Jason Heyward ST Justin Wilson ←DET
DET→ *C Alex Avila RP Pedro Strop
*IF Ben Zobrist RP Koji Uehara ▼
▼ *OF Albert Almora Jr. RP Brian Duensing
*OF Jon Jay RP Carl Edwards Jr. ▼
RP Mike Montgomery ▼

補強

タイガースからはＯＰＳ．８６４の打てる捕手アビーラを獲得←ただし打ててるのは今年だけ。さらにセットアッパーのウィルソンまで。ウィルソンは防御率２．７６で上原、エドワーズに代わりセットアッパーになりそう←今のままでも良さそうなのに何でや？不明。

最大の補強はホワイトソックスのエースキンターナ！ただし、防御率４．４２で６勝９敗。ま、彼の魅力は４年連続２００イニング以上のタフさ。負けてもいいんです！回を食いつぶしてください！

補強ってゆーか層を厚くした感じかも。この感じがケガ人が少ない理由かも知れないね。

前半と後半の違い

言うほど悪く無かった前半戦、そのままのメンツでも十分戦えそうだったが、先発、第二捕手、ブルペンなど層を厚くしてみましたって感じのカブス。

前半戦調子の良かったハップをセンターのスタメンに抜擢し、アルモーラは格下げ。モンテロ放出し、アビーラを加えて層が一段と厚くなった。これでスタメン、サブの力関係が少なくなった事で主力を適宜休ませる算段かな？


投手では通算２０００奪三振を達成したレスターを筆頭に勝てる投手もおらず、負ける投手もおらずちんたらかんたらの感じ。レスターも隔年選手っぽいので今季は微妙かも。先発にはキンターナを加え、ブルペンにはウィルソンを。この層を厚くする作戦はおそらく後半戦の疲れを考えてのものなのかな？

この作戦が吉と出るか凶と出るか...楽しみだな。

まとめ

昨季１００勝した面影はまーたくありませんが、試合巧者と言うべきか何が凄いか分からんけど何となーく地区トップになってるところが凄い！これがマッドンマジックってやつか。

見たところ前半戦に補強ポイントは見つからなかったが←素人目にはね。第二捕手、先発、ブルペンに主要な選手をひとりずつ補強していた。この補強がどーいう意味があったのかはシーズン最後までは分からなさそう。

今年のカブスは余り魅力を感じないが、サクッと連続世界一を達成してもう１度あの大熱狂を感じたいものだ。

ほな

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