2019年最強先発コンビはアストロズじゃなかった?レンジャーズのリンとマイナーのが上という衝撃の事実!
2020/04/20
2019年最強先発コンビと言えば誰と誰が思い浮かぶでしょうか?
私がすぐに浮かんだのがアストロズのバーランダー、コールのコンビです。その他で候補と言えば、世界一になったナショナルズのシャーザー、ストラスバーグ。
しかしここで意外な事実が判明!実は2019年最強先発コンビは先に述べた彼らではなく、レンジャーズのリンとマイナーだというから驚き。
ホントにこのリンとマイナーというあまり聞いたことのない選手が彼らより上なのか?そこんとこ比較してみましたのでめじゃる。
各主要項目のランキングを確認
本当にレンジャーズの二人が上なのか?上記メンバーとレンジャーズの二人の各主要項目のランキングを確認して行きましょう。
1位:J・バーランダー(HOU) 21勝
2位:G・コール(HOU) 20勝
4位:S・ストラスバーグ(WSN) 18勝
7位:L・リン(TEX) 16勝
15位:M・マイナー(TEX) 14勝
圏外:M・シャーザー(WSN) 11勝
勝利数ではアストロズの二人が21+20=41勝で上。レンジャーズは16+14=30勝で、ナショナルズ18+11=29勝には勝ったというところ。さすがに最強ではない。
1位:J・バーランダー(HOU) 223.0回
4位:G・コール(HOU) 212.1回
5位:S・ストラスバーグ(WSN) 209.0回
7位:L・リン(TEX) 208.1回
7位:M・マイナー(TEX) 208.1回
圏外:M・シャーザー(WSN) 172.1回
順番的には勝利数とまったく同じで、アストロズの二人が223.0+212.1=4435.1回で上。レンジャーズは208.1+208.1=416.2回で、ナショナルズ209.0+172.1=381.1回。ここでもアストロズのが上だ。
3位:G・コール(HOU) 防2.50
4位:J・バーランダー(HOU) 防2.58
8位:M・シャーザー(WSN) 防2.92
16位:S・ストラスバーグ(WSN) 防3.32
22位:M・マイナー(TEX) 防3.59
23位:L・リン(TEX) 防3.67
では防御率か?とも思ったが、ここでもアストロズの二人が上。なんやったらナショナルズの二人の方も上で、レンジャーズの二人は悪くはないが突出している訳でもない。
1位:G・コール(HOU) 326奪三振
2位:J・バーランダー(HOU) 300奪三振
6位:S・ストラスバーグ(WSN) 251奪三振
7位:L・リン(TEX) 246奪三振
8位:M・シャーザー(WSN) 243奪三振
23位:M・マイナー(TEX) 200奪三振
では奪三振か?と一瞬頭をよぎったけれどもそんなはずもなく、アストロズの300奪三振コンビが圧倒的。ナショナルズにも負けてしまった。リンとかは検討したけどさすがに敵わない。
いい加減答えを言わないとイライラするので早速答え。
1位:M・マイナー(TEX) 7.8
3位:L・リン(TEX) 7.5
4位:J・バーランダー(HOU) 7.4
5位:G・コール(HOU) 6.6
6位:S・ストラスバーグ(WSN) 6.2
8位:M・シャーザー(WSN) 5.7
bWARランキングではバーランダーとコールのアストロズ、ストラスバーグとシャーザーのナショナルズより、マイナーとリンのレンジャーズの二人のが上だったのだ!ま、他のチームもトップ10に二人も入ってるだけで凄いんだけど。
じゃあ、なんでこんなに無名なのか?
無名なのはアワードがないから
2019年メジャーリーグ投手全体でトップのWARを叩き出したマイク・マイナーが無名なのは、8年プレーしても主要なアワードがない事だ。
規定投球回に到達するのも稀で、奪三振が多いわけではなくオールスターの常連でもない。なんやったら、今年200奪三振を前にファウルボールをわざと取らなかったシーンもあった。そして2019年初のオールスターに選ばれ、サイヤング賞8位に入賞。
一応2019年のレンジャーズの開幕投手って位置付けと思っていたが...いやいやいや球界を代表するエースでしたわ。
Mike Minor's 11Ks in 20 Seconds. pic.twitter.com/ci4AV92euK
— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 12, 2019
そして2019年メジャーリーグ投手全体でトップ3のWARを叩き出したランス・リンが無名なのもまた、8年プレーしても主要なアワードがない事。
彼は基本的に優秀な成績を残していたけれども、オールスターは過去に1度だけ。彼もまた奪三振が多いわけではなく、むしろコントロールに不安があり、2019年のワイルドピッチ18はリーグワースト。それでもサイヤング賞5位に入賞。
2019年はレンジャーズの3番手として仕事をまっとうしたが、来期はどうなるかは怪しい人物のような気がする。
The Astros offense has the 2nd best K rate in baseball at 17.9%
Tonight, Lance Lynn struck out 11 Astros. Hell of a way to start the 2nd half. pic.twitter.com/DSSxj7qJJ3
— Alex Fast (@AlexFast8) July 12, 2019
2020年はさらにサイヤング賞2回のエースを追加
2019年メジャーリーグの先発投手コンビで最強だったのは、レンジャーズにマイナーとリンということは分かりました。なるほど、レンジャーズもまた投手王国なんだなーってぐらいに思ってたが...ここにさらにエース級が追加に!
インディアンスでエースを張っていたサイヤング賞2回獲得しているコーリー・クルーバーがレンジャーズに来るのだ(来たのだ!)
18勝で最多勝でサイヤング賞を受賞してもオールスターに選ばれない。2016~18年は3年連続サイヤング賞3位以内で、17年は見事受賞。
三振も取れるが、むしろこの選手は完封、完投能力あるコントロールの高い選手。17年、18年は2年連続四球率がリーグトップの数字。この凄さでオールスターがたったの3回ってのがまた今のレンジャーズのローテにフィットするのだろう。
Today is Corey Kluber's birthday! 🎉
Help us celebrate by:
+ Wishing @CKluber a happy birthday
+ Watching 93 seconds of domination from the 2-time Cy Young Award winner's 1st win of the season yesterday pic.twitter.com/iReQfULkIH— Cleveland Indians (@Indians) April 10, 2019
実は凄いレンジャーズの先発ローテーション。2020年はかなり期待出来るのではないでしょうか?
ほな