レッドソックスがMVPベッツの代わりに守備職人ピラーを獲得するかも。ただ打撃力だけは補えないけれども
2020/02/13
2019-20年のFA選手も残りわずか。トップ30はもう契約先が決まってしまいました。
残っているので気になっているのが4人の外野手。33歳のキャメロン・メイビン、31歳ケビン・ピラー、35歳ジャロッド・ダイソン、29歳ヤシエル・プイーグぐらい。最近になってプイーグの噂も耳にし、ここへ来てピラーの噂も聞いてしまいました。
ピラーってあのピラー?
あのピラーがどうも2018年世界一のレッドソックスとの契約が濃厚との噂を聞いてしまいましたのでめじゃる。
ピラーがレッドソックス濃厚
驚いたのがジョン・ヘイマンのツイートからだった。
Kevin Pillar is close to a Red Sox deal. Boston needed righty hitting OF. Plus Pillar allows them to maintain excellent OF defense following loss of superstar Mookie.
— Jon Heyman (@JonHeyman) February 11, 2020
ケビン・ピラーがレッドソックスと契約マジかだという話。つい最近、MVPの右翼ムーキー・ベッツを放出したレッドソックスだったが、ピラーが来たら少なくとも防御力はキープ出来るだろうとのこと。
しかしベッツって4年連続GG賞を受賞したスーパー守備職人なんですけど!それと匹敵する守備力をピラーって持ってたんだっけ?
ピラーの鉄壁の守備はベッツに匹敵?
ピラーの本格稼働は2015年26歳の時だ。
当初ブルージェイズの両翼としてプレイしていたピラーだが、その後中堅を中心に守るようになり、いつしか中堅専任となった。外野手中で一番守備力が必要なのは間違いなく中堅手。ただそれだけでも守備力はあるのだと思って問題ない。
ただし残念ながら1度もGG賞取得はなく、ベッツと同等とは思えない。ここで2015~19年の5年間の守備指標DRSを見てみると...
CFケビン・キーアマイアー +116
RFムーキー・ベッツ +110
CFロレンゾ・ケイン +71
RFジェイソン・ヘイワード +64
CFビリー・ハミルトン +43
CFケビン・ピラー +43
LFアレックス・ゴードン +39
残念ながらベッツと同等とは言えないが、それでも外野でトップ7には入るかなりの守備職人。GG賞を獲得出来なかった理由は、同世代、同リーグにトップのキーアマイアーがいたらだという悲しい話。
ベッツの代わりとしては安価で十分な守備力だろう。
Kevin Pillar is one of the best defensive outfielders in all of baseball:
.990 fielding %
Catch rate near 90%
Over 60 defensive runs savedGreat addition to the Fenway outfield. pic.twitter.com/wgmkP3kifb
— Jordan Moore (@iJordanMoore) February 12, 2020
足の速さも相当なピラー
ベッツは4年連続20盗塁以上で、キャリアハイは30盗塁の俊足選手。さすがにここはピラーも及ばないだろうと思いきや、まだまだ負けてません。
一応ピラーも5年連続二桁盗塁を記録しているツワモノだった。
お互いスプリントスピード的にはベッツ27.9、ピラー28.0(平均27.0程度)でそこまで突出している訳ではなかったけど。
忘れてはイケないのが、2018年3月31日のヤンキースVSブルージェイズ戦。6番中堅で先発出場したピラーが盗塁を3つ記録した。8回ヤンキースのセットアッパーベタンセス相手にシングルヒットで出塁し、その後二盗、三盗、そしてホームスチールで試合を決めたのだった。
足はそこまで速くなくても、走塁能力が凄いんだろうな。
Remember that time when Kevin Pillar stole second, third and home? pic.twitter.com/tGExrAII3G
— Hayato💬⚾ (@RedSahxNation) February 12, 2020
ま、守備力、走力ともベッツに引けを取らない能力の持ち主ピラー。レッドソックスが欲しがるのも無理はないか。

ほな