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MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

MVP

2019年MVPはロサンゼルスの外野手から二人も!!エンジェルスのトラウト、ドジャースのベリンジャーが受賞!!トラウトは3度目、ベリンジャーは3年目で受賞

2019年シーズンMVPが発表されました。今年一番のバケモノ選手は誰?っていう賞です。ごく稀に投手が選ばれることもありますが、物議を醸しますのでほぼほぼ無いと思ってもいい賞です。

取りあえずは2018年のMVPから確認すると、アリーグはレッドソックスのムーキー・ベッツ、ナリーグはクリスチャン・イエリッチが受賞してました。

昨季MVPを受賞したイエリッチは2019年も最高の成績。途中でケガしてしまって130試合に留まるものの打率.329/出塁率.429/長打率.671でOPS1.100はすべてリーグ1位。2年連続MVPになってもおかしくない数字だ。ベッツもまーまー凄く、135得点はリーグトップ!OPS.915でGG賞、SS賞も受賞しており、これまた2年連続でもおかしくない数字。

昨年の受賞者が2年連続でもおかしくない2019年のMVPは誰なのか?確認しようと思いめじゃる。

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アリーグのMVP

2019年アリーグのMVPはエンジェルスの外野手マイク・トラウトが選ばれた。

fWARでは堂々のメジャー全体で1位(8.6)、rWARではメジャー全体3位(8.3)。ここんとこ162試合近く行かず2019年は134試合に終わってしまって残念だったが、出塁率.438/長打率.645/OPS1.083はリーグトップで、敬遠14は3年連続リーグトップとなった。今年一番の威圧感ということだ。

毎月のOPSが1.000を超える上限なのに安定感。7月は13ホーマーをかっ飛ばしてたものの一度もプレイヤーオブザマンスに選ばれなかったのは不思議だ。ルーキー時代は49盗塁で盗塁王となった足はちょっと抑え気味で45ホーマーを打てるパワーに比重を変えたようだ。

デビューして以来8年連続オールスターで、シルバースラッガー賞は7回、MVPは毎年4位以内で1位3回、2位4回で4位1回の超バケモノ。こんな選手は見たことありませんよ。

ライバルとなるブレグマンがいたのでポストシーズンも出ていないトラウトは不利なのかなーって思ってたが...そのブレグマンとの差は?

American League Results
1) Mike Trout, LAA: 17 (1st place), 13 (2nd place) -- 355
2) Alex Bregman, HOU: 13 (1st), 17 (2nd) -- 335
3) Marcus Semien, OAK: 22 (3rd), 6 (4th), 2 (6th) -- 228
4) DJ LeMahieu, NYY: 6 (3rd), 10 (4th), 7 (5th), 1 (6th), 2 (7th), 1 (8th), 2 (10th) -- 178
5) Xander Bogaerts, BOS: 1 (3rd), 6 (4th), 7 (5th), 7 (6th), 2 (7th), 2 (8th), 3 (9th) -- 147
6) Matt Chapman, OAK: 1 (4th), 3 (6th), 10 (7th), 5 (8th), 5 (9th), 2 (10th) -- 89
7) George Springer, HOU: 1 (4th), 2 (5th), 1 (6th), 3 (7th), 7 (8th), 5 (9th), 2 (10th) -- 69
8) Mookie Betts, BOS: 1 (4th), 1 (5th), 4 (6th), 4 (7th), 3 (8th), 2 (9th), 5 (10th) -- 67
9) Nelson Cruz, MIN: 4 (5th), 3 (6th), 3 (7th), 2 (8th), 2 (9th), 1 (10th) -- 62
10) Gerrit Cole, HOU: 2 (4th), 4 (5th), 2 (6th), 1 (7th), 2 (8th), 1 (9th), 1 (10th) -- 61
11) Justin Verlander, HOU: 1 (3rd), 2 (4th), 1 (5th), 3 (6th), 1 (7th), 1 (8th), 2 (9th), 2 (10th) -- 56
12) Rafael Devers, BOS: 1 (4th), 1 (5th), 2 (6th), 3 (8th), 4 (9th) -- 40
13) Jorge Polanco, MIN: 2 (6th), 1 (7th), 2 (9th), 2 (10th) -- 20
14) Austin Meadows, TB: 1 (5th), 1 (8th), 1 (9th), 4 (10th) -- 15
15) Francisco Lindor, CLE: 1 (5th), 1 (7th), 1 (9th), 1 (10th) -- 13
16) Carlos Santana, CLE: 1 (7th), 1 (8th), 2 (10th) -- 9
17) Gleyber Torres, NYY: 1 (5th), 1 (9th) -- 8
18) Eddie Rosario, MIN: 2 (8th) -- 6
19) José Abreu, CWS: 1 (7th), 1 (10th) -- 5
20) Max Kepler, MIN: 1 (9th) -- 2
T-21) J.D. Martinez, BOS: 1 (10th) -- 1
T-21) Yoán Moncada, CWS: 1 (10th) -- 1
T-21) Charlie Morton, TB: 1 (10th) -- 1
T-21) Matt Olson, OAK: 1 (10th) -- 1
T-21) Jorge Soler, KC: 1 (10th) -- 1
出典:mlb.com

ほぼブレグマンとの一騎打ち。トラウトが1位票17、2位票13。ブレグマンが1位票13、2位票17だった。ブレグマンもrWARはトラウトより上のメジャー2位(8.4)、fWARはメジャー2位(8.5)でわずかに及ばなかっただけだったのに。

ここでブレグマンがMVPだったら、アストロズがルーキーオブザイヤー、サイヤング賞、MVPの三冠だったんだけどねー。ちょっとだけ残念。

ナリーグのMVP

2019年ナリーグMVPはドジャースの外野手コディ・ベリンジャーが選ばれた。

まさか棒立ちのバッターベリンジャーがMVPを受賞しちゃうとは!打率.305/出塁率.406/長打率.629でOPS1.035。47ホーマーで115打点。いずれもリーグトップクラスながらもトップではないハイレベルな戦い。しかし敬遠21はリーグトップでデビューたった3年目にしてMVPに登りつめた。

最も若いMVPは22歳のハーパー、23歳のトラウト、24歳のブライアントに続き24歳のベリンジャーだという。いずれもおそらく殿堂入り候補に挙がるだろう。ちなみにこの4人、すべて新人王を獲得しているのも素晴らしいね。

年間通してハイレベルだったトラウトに対し、ベリンジャーはロケットスタート。4月に14ホーマーでOPS1.397を記録した後は毎月のようにOPSを下げた。しかし最悪な月の9月でもOPS.891というハイレベルだったけどね。右肩下がりなのはちょっと残念。

さてファイナリストとも言うべき名が挙がってたベリンジャー、レンドーン、イエリッチ。その得票差はというと...

National League results
1) Cody Bellinger, LAD: 19 (1st place), 10 (2nd place), 1 (5th place) -- 362
2) Christian Yelich, MIL: 10 (1st), 18 (2nd), 1 (3rd), 1 (4th) -- 317
3) Anthony Rendon, WSH: 1 (1st), 1 (2nd), 24 (3rd), 3 (4th), 1 (5th) -- 242
4) Ketel Marte, ARI: 3 (3rd), 18 (4th), 4 (5th), 4 (6th), 1 (7th) -- 198
5) Ronald Acuña Jr., ATL: 1 (3rd), 5 (4th), 7 (5th), 9 (6th), 5 (7th), 2 (9th), 1 (10th) -- 155
6) Nolan Arenado, COL: 1 (3rd), 1 (4th), 6 (5th), 4 (6th), 9 (7th), 2 (8th), 3 (9th), 1 (10th) -- 120
7) Pete Alonso, NYM: 2 (5th), 5 (6th), 6 (7th), 11 (8th), 3 (9th), 2 (10th) -- 102
8) Freddie Freeman, ATL: 1 (2nd), 2 (4th), 5 (5th), 3 (6th), 3 (7th), 1 (8th), 3 (9th), 1 (10th) -- 90
9) Juan Soto, WSH: 1 (6th), 6 (8th), 9 (9th), 4 (10th) -- 45
10) Jacob deGrom, NYM: 4 (5th), 1 (6th), 1 (7th), 1 (8th), 3 (9th), 2 (10th) -- 44
11) Josh Donaldson, ATL: 1 (6th), 3 (7th), 1 (8th), 2 (9th), 3 (10th) -- 27
12) Trevor Story, COL: 2 (6th), 1 (7th), 2 (8th), 2 (9th), 2 (10th) -- 26
13) Jack Flaherty, STL: 1 (7th), 1 (8th), 2 (10th) -- 9
14) J.T. Realmuto, PHI: 2 (8th), 2 (10th) -- 8
T-15) Yasmani Grandal, MIL: 2 (9th) -- 4
T-15) Max Muncy, LAD: 1 (8th), 1 (10th) -- 4
T-15) Stephen Strasburg, WSH: 1 (8th), 1 (10th) -- 4
T-15) Eugenio Suárez, CIN: 4 (10th) -- 4
19) Hyun-Jin Ryu, LAD: 1 (8th) -- 3
T-20) Paul Goldschmidt, STL: 1 (9th) -- 2
T-20) Kolten Wong, STL: 2 (10th) -- 2
T-22) Kevin Pillar, SF: 1 (10th) -- 1
T-22) Max Scherzer, WSH: 1 (10th) -- 1
出典:mlb.com

ベリンジャーの圧勝!!やはりレンドーンはほぼ票が入らなかったか...

関係ないとはいえワールドシリーズを制覇した主力で打点王のレンドーンはたった1票とはね。毎年好成績なのに全然オールスターにも選ばれず無冠の帝王として君臨してたが、今年やっとオールスター選手になったのでもしや!って思ったが、やはりこの二人とは別格だったか。イエリッチも途中離脱しなかったら分からんかったけどね。

まとめ

2019年のMVPは...

  • アリーグ*エンジェルスの外野手マイク・トラウト
  • ナリーグ*ドジャースの外野手コディ・ベリンジャー

シーズン序盤からナリーグはベリンジャーかイエリッチかみたいな競争の中、イエリッチが離脱したのでほぼベリンジャーだろうなって思ったのがそのまんまって感じ。アリーグはトラウトだろうと頭にあったのに、ブレグマンがここまで追い上げて来てたとは知らなかった。

2020年の期待はイエリッチ。2年連続MVP級ってことは来年も期待出来るでしょう(ベリンジャーは無理な予感=テキトーだけど)そしてトラウト。おそらく10年まではMVP争いに加わるだろうけど、勝負は11年目だよ。イチローもプホルスも11年目で何らかの記録が途切れましたからね。

omio
omio
ホントに地味なところだが、エンジェルスとドジャース。どっちもロサンゼルスなんですよねー!!

ほな

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