2018-19年オークランド・アスレチックスのオフのFA・トレード総まとめ!またどーせ強いらしいです
2019/01/27
2018年のアスレチックスは97勝65敗アリーグ西地区2位(ALWS敗退)でフィニッシュし、その勝ち星はメジャー30球団中4位の結果に終わりました。
下馬評は決して高く無かったと記憶しているけれどもこんなに強かったとは。しかもそんなにメジャーな選手はいなかったように思える。マネーボールに続きまたもや勝利に繋がる何かを見つけたのかも知れません。
そんなアスレチックスの2018-19年のオフのFA・トレード動向をまとめつつ、結局のところ2019年は強いの?弱いの?ってところをまとめてみましたのでめじゃる。
2018年アスレチックス主力選手
2018年のアスレチックスの主力選手を再確認。
先発投手は先発数の多かった上位5名、救援投手は平均レバレッジから重要度の高い選手を3名の計8名を基本とする。
野手はそのポジションで一番出場の多かった選手を代表とし、各ポジション+指名打者で計9名を基本とする。
個人的に補強が必要な選手はマーキングしてこかなと考えてます※選手の書き方は左から ポジション:名前 (利き腕) WARです。
先発投手
SP:Sean Manaea (L) 2.8
SP:Daniel Mengden (R) 0.9
SP:Trevor Cahill (R) 1.3
SP:Brett Anderson (L) 0.5
SP:Edwin Jackson (R) 1.6
先発投手はWAR2.0ほどあれば御の字。97勝もしたとは思えない先発陣。個人的には16年目の34歳ジャクソンが6勝3敗と大した数字じゃなかったたけど貢献してたといいたい。開幕投手のグレイブマン-0.9はダメダメだったけどね。

救援投手
ST7:Ryan Buchter (L) 0.4/Yusmeiro Petit (R) 1.7
ST8:Lou Trivino (R) 1.6
CL9:Blake Treinen (R) 4.3
救援投手はWAR0.3ほどあれば御の字。7回ペティット、8回トリビーノからの9回トライネンが強力過ぎる。特にトライネンは防御率0.78とずば抜けて凄い。そして後半戦はさらにここに追加されていたのが...
ST7:Fernando Rodney (R) 0.2
ST8:Jeurys Familia (R) 0.3
元マリナーズのクローザーで48セーブを記録したロドニーを7回に、そして元メッツのクローザーで51セーブを記録したファミリアを8回に据え置く贅沢なリリーフ。これで後半も盤石になってたようだ。

捕手
C:Jonathan Lucroy (R) -0.7
捕手もWAR2.0ほどあれば御の字。ルクロイは一時はオールスターにも選ばれたスーパー捕手だったが、今では本塁打も5本に届かない始末。OPS.617と貧打の中の貧打。32歳ながら劣化が激しいかも。

内野手
1B:Matt Olson (L) 4.3
2B:Jed Lowrie (B) 4.8
3B:Matt Chapman (R) 8.2
SS:Marcus Semien (R) 4.3
内野手もWAR2.0ほどあれば御の字。げげ!このメンバー無名ながらもヤンキース、インディアンス、さらにはアストロズよりも上の内野陣。全員が140試合出場とシーズン通して出場していたのがさらに凄い事。

外野手/指名打者
LF:Chad Pinder (R) 2.2
CF:Mark Canha (R) 1.6
RF:Stephen Piscotty (R) 2.8
DH:Khris Davis (R) 2.9
外野手/指名打者もWAR2.0ほどあれば御の字。左翼ピンダーは64試合をレフトで出場してはいるけれども、捕手以外どこでも守れるUTユーティリティ扱い。じゃあ4番目の外野手は?というと...
CF:Dustin Fowler (L) -0.9
LF:Matthew Joyce (L) 0.1
LF:Nick Martini (L) 1.3
CF:Ramon Laureano (R) 2.1
ファウラー以外ならばスタメンとしても良いレベル。むしろヤンキースじゃないけど外野が溢れているレベル。誰かをトレードの駒にする作戦もありかも知れん。

2018-19年アスレチックスFA/DFA離脱選手 -8.2DOWN↓
公式サイトからロースターのFA/DFA離脱動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末にはFA選手らがごっそり放出されていたのでそのタイミングから確認して行こうかと。ついでにDFA選手も※マイナーリーガーはひとまず無視しておこうか。
主力と見なした選手らはマーキングを続行します。
C:Jonathan Lucroy (R) -0.7
LF:Matthew Joyce (L) 0.1
RP:Shawn Kelley (R) 0.5
SP:Edwin Jackson (R) 1.6
ST8:Jeurys Familia (R) 0.3
SP:Brett Anderson (L) 0.5
2B:Jed Lowrie (B) 4.8
SP:Trevor Cahill (R) 1.3
SP:Kendall Graveman (R) -0.9
SP:Mike Fiers (R) 0.8
RP:Cory Gearrin (R) -0.1
C:Chris Herrmann (L) 0.5
FA/DFA選手らの合計WARは8.2。FA/DFAの結果より、先発、捕手、二塁らが最優先の補強ポイントになりそうだ。ほんまに先発とか5人もFAになってるからね(主力先発は3人もFA)これはさすがに着手しないと。

2018-19年アスレチックスウェイバー離脱/獲得選手 ±0.0
公式サイトからロースターのウェイバー公示で離脱/獲得した動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末以降でウェイバー公示され離脱/獲得した選手を確認して行こうかと※マイナーリーガーはひとまず無視はもはや常識。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしましょうか。
/////主要なウェイバーなし/////

2018-19年アスレチックストレード/FA獲得選手 +7.1UP↑
公式サイトからロースターのトレード/FA獲得動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末からトレードで獲得した選手らを確認して行こうかと。同時にFA選手の獲得も見逃せない※マイナーリーガーはひとまず無視しておくから。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしますからね。
レンジャーズの遊撃プロファーがアスレチックス、レイズのマイナーリーガーとトレード! +1.7UP↑
TEXレンジャーズ→OAKアスレチックス
SS:Jurickson Profar (B) 2.0
OAKアスレチックス→TEXレンジャーズ
2B:Eli White (R) Minor
Future Considerations
OAKアスレチックス→TBレイズ
RP:Emilio Pagan (R) 0.3
Future Considerations
TBレイズ→TEXレンジャーズ
RP:Kyle Bird (L) Minor
SP:Brock Burke (L) Minor
RP:Yoel Espinal (R) Minor
TEXレンジャーズ→TBレイズ
SP:Rollie Lacy (R) Minor
12/21 レンジャーズの遊撃(内野のUTユーティリティのがしっくりくるけど)プロファーがメインのアスレチックスとレイズを巻き込んだマイナーリーガーのトレード。放出したWARの合計は0.3。獲得したWARの合計は+2.0となった。

.@Athletics acquire INF Jurickson Profar; #Rays acquire RHPs Emilio Pagán, Rollie Lacy and 2019 competitive balance draft pick; @Rangers acquire LHPs Kyle Bird, Brock Burke, RHP Yoel Espinal, INF Eli White and international slot compensation in 3-team trade. pic.twitter.com/vNAWoU7ZkO
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年12月21日
FAの救援右腕ソリアをアスレチックスがゲット! +0.9UP↑
FA→OAKアスレチックス
RP:Joakim Soria (R) 0.9
12/6 ホワイトソックスからブルワーズに移籍しFAとなっていた救援投手(8回セットアッパーレベル)ソリアがアスレチックスと契約。獲得したWARの合計は0.9となった。

Busy day for the #Athletics.
Jurickson Profar is their new second baseman:https://t.co/SQD7dNm6ZS
Joakim Soria officially signed:https://t.co/oBY9bLKvUI pic.twitter.com/biAVImLW2Z
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2018年12月21日
FAの先発右腕ファイアーズをアスレチックスがゲット! +3.7UP↑
FA→OAKアスレチックス
SP:Mike Fiers (R) 3.7
12/24 タイガースからアスレチックスに移籍しFAとなっていた先発ファイアーズがアスレチックスと契約。獲得したWARの合計は3.7となった。

This holiday, we're keeping warm by the Fiers.
The green and gold have signed Mike Fiers to a two-year contract.#RootedInOakland pic.twitter.com/u17zyhXMd1
— Oakland Athletics 🌳🐘⚾️ (@Athletics) 2018年12月24日
FAの先発右腕エストラーダをアスレチックスがゲット! +0.6UP↑
FA→OAKアスレチックス
SP:Marco Estrada (R) 0.6
1/25 ブルージェイズからFAとなっていた先発エストラーダがアスレチックスと契約。獲得したWARの合計は0.6となった。

A’s sign 2016 All-Star Marco Estrada to a one-year deal #oaklandathletics https://t.co/I74DsAD2jv pic.twitter.com/t5V5O8XOT8
— Athletics Report (@athletics_fanly) 2019年1月25日
その他アスレチックスのトレード/FA情報 +0.2UP↑
11/20 PIT RP:Tanner Anderson (R) -0.3 ⇔ OAK To Be Named Later※12/1 SP:Wilkin Ramos (R) Minor
12/11 FA C:Chris Herrmann (L) 0.5
その他アスレチックスのトレード/FAで放出したWARの合計は0.0。獲得したWARの合計は0.2となった。

2019年アスレチックスのスタメン予想!強くなった?それとも弱い?
以上の結果を考慮しつつ、2019年のアスレチックスのスタメンでも予想しましょうか。
投手は先発投手(ローテーション)の5名、救援投手(セットアッパー/クローザー)は
3名。野手(捕手/内野手/外野手/指名打者)は9名の計17名を予想。新たに他チームから加わった新メンバーはマーキングしますので。
SP:Sean Manaea (L) 2.8
SP:Mike Fiers (R) 3.7 (+2.4UP)
SP:Marco Estrada (R) 0.6 (+0.1UP)
SP:Daniel Mengden (R) 0.9
SP:1.6
ST7:Fernando Rodney (R) 1.0 (-0.7DOWN)
ST8:Joakim Soria (R) 0.9 (-0.7DOWN)
CL9:Blake Treinen (R) 4.3
C:-0.7
1B:Matt Olson (L) 4.3
2B:Jurickson Profar (B) 2.0 (-2.8DOWN)
3B:Matt Chapman (R) 8.2
SS:Marcus Semien (R) 4.3
LF:Chad Pinder (R) 2.2
CF:Mark Canha (R) 1.6
RF:Stephen Piscotty (R) 2.8
DH:Khris Davis (R) 2.9
19年1月26日最終更新
2018年のアスレチックスのWARは49.2でメジャーリーグ30球団中6位だった※野手32.3(2位)、投手16.9(10位)本来WAR0.0のチームは47.6勝の計算らしいので、アスレチックス本来の実力は96.8勝だった計算になる。
今回の動向から2019年のアスレチックスは2018年よりもWAR-1.1低くなることが予想され、そこから2019年のアスレチックスの勝敗を試算すると...
2019年アスレチックス予想 95勝67敗!
アスレチックスは先発陣がFAでごっそりいかれたが現時点でポストシーズンは確定する力はありそうだ。二塁ロウリーのところもプロファーの補強で傷口を最小限で留める事に成功したっぽいしね。
※捕手は第二捕手のフェグリーでも構わないが、先発ローテを後1枚ぐらいは整えたいところ(マネイアはちょっとケガ中らしいので駒が足りない)

他の球団を見る→2018-19年MLBメジャーリーグ30球団のオフのFA・トレード総まとめ!リンク集。オフの動向はここから飛べる!
ほな