王者ドジャース解体?プイーグ、ケンプ、ウッドらをレッズへ放出。あ、まさかハーパーが...
2018/12/23
2018年ナリーグ王者の強豪ロサンゼルス・ドジャースが、ナリーグ中地区最弱のシンシナティ・レッズに主力を3人も放出したとの情報。おいおいおい、え?ドジャースって解体するんだっけ?と不安がよぎる。その3人とは...
- 外野手ヤシエル・プイーグ LAD→CIN
- 外野手マット・ケンプ LAD→CIN
- 先発左腕アレックス・ウッド LAD→CIN
げげげ、この3人って2018年放出するほど悪かったっけ?名前だけは全員なかなかの知名度だ。ちょっと彼らの2018年でも振り返ろうと思いめじゃる。
23本塁打15盗塁で強肩の右翼手プイーグ
2016年WAR1.3
2017年WAR3.7
2018年WAR2.7
噂によるとまーまーの問題児だがチームへの貢献度は高いヤシエル・プイーグ。
オールスターは1度だけ、2013年の新人時代にはMVP投票15位、新人王2位の活躍。6年連続二桁本塁打を記録し、最高28本塁打も記録したことのある選手。2018年の打撃成績は打率.267、出塁率.327、長打率.494でOPS.820(OPS+は120)さらに15盗塁を記録している。
右翼守備はかなり上手く、GG級とは行かないまでも平均以上の守備力を持ち、強肩はメジャー屈指のレベルだ。それでいて走力も高く完全に強肩強打のアスリートタイプ。
もともと$42M/7年で契約し2018年が契約終了予定だが、最短FAが2020年なのかな?来季の年俸は不明。しかしこの活躍ではかなりの額が期待出来るだろう。
このクラスの選手が弱小チームへトレードされるとは意外過ぎる。ってかかなり好きだった選手なのにレッズとか...ヤバいね。
レッズに行ったら、7番右翼プイーグが濃厚か。
Miss you @YasielPuig pic.twitter.com/zNCb85DnfZ
— Oscar González (@TheOscGonzalez) 2018年12月21日
2018年度のオールスター選手21本塁打の外野手ケンプ
2016年WAR0.0
2017年WAR-1.3
2018年WAR1.1
2009年の24歳の時に打率.297、26本塁打、101打点でGG賞、SS賞のW受賞しMVP投票10位にランクインした過去の実績を持つケンプ。その2年後の2011年はさらにヤバく115得点(得点王)、39本塁打(ホームラン王)、126打点(打点王)でさらにオールスター、MVP2位、GG賞、SS賞のW受賞と一躍有名選手の仲間入り果たし、その当時のWARは8.0を記録。相当ヤバい選手だった。
しかしその後は鳴かず飛ばずで2015年にパドレスに移籍してからは凡人になりつつあったが、2018年V字復活を成し遂げた。
すでに外野守備平均以下に成り下がり(ってかDRSではほぼマイナスでGG賞獲得はいかがなものかレベル)俊足だった足も使えず強肩だった肩も最低レベルまで落ちてしまっている。
タチの悪いのはその年俸。$160M/8年の大型契約終了FAまで残り1年(2020年FA)。おそらく2019年は使えないだろう(2018年はマグレだろう)と思われているのに$21.7Mの年俸。てことはプイーグやるからケンプ引き取れよって感じなのかも。
レッズに行ったら、6番左翼ケンプが濃厚か。
Goodbye again Matt Kemp. We Will always have this. pic.twitter.com/gyDikAC4cB
— Goodbye Matt Kemp (@GetMeBryceRFN) 2018年12月21日
ケンプもまた問題児だったかな?この闘志を表に出すタイプは見ていて面白いけれどもチーム内にいるのはどうなのか...。
元勝率.842の負けない男、先発左腕のウッド
2016年WAR0.4
2017年WAR3.4
2018年WAR1.3
ブレーブスで先発をしていて防御率が3点台前後で良かったが3年目にブレーブスを放出されドジャースに移籍してきた左腕。デビューから3年連続勝率.500ぴったり(3勝3敗、11勝11敗、12勝12敗)と勝ち運が無かった選手だったが、オールスターに出場した2017年には16勝3敗で防御率2.72、勝率はリーグトップとなる.842を記録した。
投球スタイルは速球を投げない、いわゆるシンカーボーラー。2017年まではシンカー、カーブ、チェンジアップで戦っていて実績を収めたのにも関わらず、2018年にはチェンジアップを封印しスライダーを獲得。9勝7敗で防御率3.68で成功なのか失敗なのか不明。
2017年は$6M/1年で契約し来季はさらに年棒は上がるだろう。最短FAが2020年なのである意味レッズには1年契約かも知れない。
レッズに行ったら、もしかしたら開幕投手、先発1番手ウッドかも知れない。
I’m gonna miss Alex Wood. This is my favorite highlight of the World Series when he came in and got the job done. 😣😣😔😔 pic.twitter.com/xRL9s1EIQV
— 🅱🅱🅱 🐲 (@NotJocPederson) 2018年12月21日
まとめ
今回ドジャースを放出された3人の選手の2018年のWARはプイーグ2.7、ケンプ1.1、ウッド1.3。この3人でドジャースに5勝をもたらした計算になります。この5勝が無かったらポストシーズンにはイケてなかった主力たちでした。
しかしながら彼らの最短FAは全員2020年でしたので(要はもう2019年しか働かない)レッズへのレンタルといった感じでしょうか。
このおかげでドジャースの先発はマエケンが5番手になりそうだが、外野手が左翼ピーダーソン、中堅テイラー、右翼ベルドゥーゴ(ドジャースのプロスペクト) ?となった。え?まだ早いやろ!ってことは?
右翼ハーパー、ドジャースへ...ありそうかも!
ほな
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