4月に11本塁打を打ったブルワーズのテムズの今!やはり春の珍事?
2017/05/26
4月に11本塁打を打ち月間本塁打王となったエリック・テムズ。最近名前を聞かなくなった気がするのは気のせい?もう攻略されて落ちぶれたのか、今でもそれなりの活躍をしてるのか?調査しましたのでめじゃります。
月度別スラッシュラインの状況
実際、17年度通算のテムズのOPSは1.094ですげーって思うんだけど4月の貯金が多いかも知れない。そこで月度毎のスラッシュラインを確認したんだけど...
Eric Thames | AVG | OBP | SLG | OPS |
Apr | 0.345 | 0.466 | 0.810 | 1.276 |
May | 0.240 | 0.367 | 0.420 | 0.787 |
軒並みダウン!
月間11本も打った4月とは違い5月も20日間を超えたがまだ2本。明らかに4月の好調は鳴りを潜めてる。さすがにこれでは話題にもならないか。けどレギュラークラスの打撃は維持してます。
月度別BB%とK%の状況
成績が落ちたのは分かった。ほな、どこが変わったのかを知りたくなるのが私の悪いところって事でBB%とk%(四球率と三振率)を月度別に調査したところ...
Eric Thames | BB% | K% |
Apr | 17.5 | 22.3 |
May | 13.3 | 21.7 |
BB%は15%以上で最高評価(Aクラス)、12.5%以上で素晴らしい評価(Bクラス)なのだが、4月も5月も少し落ちたものの問題無し。K%はむしろ若干の改善傾向だが、22%以下は平均以下レベル。けど長距離打者にしてはまだマシでしょ。
んー、えーやん!
打撃方向の変化
テムズの打撃方向の変化を調べてみた。もともとプルヒッターなのかスプレーヒッターなのか知らなかったんだけど...
Eric Thames | Pull% | Cent% | Oppo% |
Apr | 59.0 | 14.8 | 26.2 |
May | 37.8 | 32.4 | 29.7 |
お!明らかに変化がある。4月は明らかにプルヒッターだったのが、5月にはセンター返しを意識しているのか全方向に満遍なく打球を飛ばし、シフトに左右されずアベレージが残せそうな感じになっている。
何故これで成績の悪化に?
禁断の意味不指標を分析
頭が良い人が考えたんだろうけど、いまいち信用していないBABIP、及びHR/FBをしょうがないから見て行こうと思う。
Eric Thames | BABIP | GB/FB | HR/FB |
Apr | 0.360 | 1.04 | 45.8 |
May | 0.286 | 0.81 | 12.5 |
ちなBABIPとは(私はバビップと言うてる)簡単に言うと、本塁打以外のグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合だそうだ。だいたい3割ほどが平均で、大幅に超えると運/不運が左右していると言われてる。テムズのBABIPは通算.313て事を考慮すると、4月は超幸運だったが5月は不運になったとも言える。
ほんまかい!
HR/FBはフライがホームランになった確率。これも選手の傾向が現れるとの事で通算を調べた結果16.0%だった。これを見ると4月はフライになった約半分がホームランとなっており何かがおかしい。5月はむしろ通算と同様のレベルまで戻ってる。
やぱ4月がおかしいだけ!
ちな、GB/FBのゴロとフライの比率はそんな変わらず。むしろフライをよく上げている感じ。
まとめ
ちょこちょこ確認した結果、テムズが5月に入り不調になった訳では無く、4月が少し幸運に恵まれた結果であったと思う。今のこの感じをみて想像すると、最終的には...
打率.280、25本80打点ぐらい行くのかなぁってとこか。
もともと5月ぐらいの選手だったのが謎の幸運で知名度を上げたってとこが実際かな。ただ5月だけど成績でも十分クリーンナップを張れる実力だけどね。おかげさまでブルワーズはカブスのおる激戦区のナ中地区で首位になってる!
ほな