ホントの三振王はインディアンスの次期エースビーバーだった?ビーバーの成績が凄過ぎた件
2019年の奪三振王と言えば誰が浮かぶだろうか?
普通に考えたら300奪三振を超えたコール(326奪三振)、もしくはバーランダー(300)、ナ・リーグ最多奪三振のデグロム(255)ぐらいが浮かぶだろう。もしくは奪三振率の高いコール(13.82)、シャーザー(12.69)、レイ(12.13)、バーランダー(12.11)かなと。
しかしホントに凄いのはインディアンスのシェーン・ビーバーなんですって!
んー、名前は聞いたことあるけど誰だっけ?ってのが今の私のイメージ。なので今回、ちょっとビーバーについて調べてみましたのでめじゃる。
空振りを奪ったのはビーバーが最多
2019年奪三振が多かったのはアストロズのゲリット・コール(326奪三振)、そして奪三振率が高かったのもまたコール(奪三振率13.82)でした。
しかし空振りを奪った数だけでいえば、インディアンスの次期エース(いや、もうエース)のシェーン・ビーバーだったとの事。その数はなんと364個。今メジャーで一番バットにボールが当たらないピッチャーはビーバーだと言えるということです!
2019年はクルーバー、バウアーに次ぐ3番手としてローテが始まったビーバーだったが、エースのクルーバー放出後はエースに成長し、まだ2年目の24歳がチーム最多の15勝を記録した。
一応オールスターにも選ばれた選手だったので名前ぐらいは知っていたが、こんなに凄いとは知らんカッターですよね。
No one fooled hitters with breaking pitches more than @ShaneBieber19. https://t.co/fevdAVmF1I pic.twitter.com/LD0n18vrwo
— MLB Stats (@MLBStats) March 20, 2020
ビーバーは4球種!特にスライダーが絶品
ビーバーの球種で全部で4球種。その比率は、速球4シームを45%程度で投げ込みつつ、スライダー26%、カーブ20%、そしてチェンジアップ7%ぐらい。この中でも特に評価が高いのは85マイルぐらいのスライダーだ。
スライダーは全部で855球も投げたようだが被打率.208、被長打率は.330だった。
しかもこっそりビーバーの凄いところは四球率1.68でリーグトップの精密機械。四球率1.9でグレイト(素晴らしい)と言われるランクを上回る数字。
規定投球回に達した投手の中ではリュ1.18、リーク1.23、グレインキー1.29、マイコラス1.57、ヘンドリクス1.63に次ぐメジャー全体6位にランクインしている。
ビーバーってマジで凄いヤツだった。
Enjoy the show. pic.twitter.com/s9feiAdPdB
— MLB Stats (@MLBStats) March 20, 2020
完封も出来るのはビーバーぐらい
いつの間にやら投手も分業化され、9回を投げ切るのはかなりレアになっている現代野球。規定投球回を投げた投手で9回まで投げた事があるのは21人、そのうち無失点に抑えたのは16人だけだった(そのうちのひとりにマー君が入っているのはさすが)
そんな激レアの投手のトップに君臨するのがビーバー。3試合の完投のうち2試合を無失点に抑えたのだ。同レベルはホワイトソックスのジオリトぐらいしかいない。
5月19日オリオールズ戦で9回を被安打5、失点0の15奪三振。7月24日ブルージェイズ戦でを被安打1、失点0の10奪三振。8月4日のエンジェルス戦でを被安打5、失点2の8奪三振という離れ業※全部弱小相手だけどね。特にオリオールズ戦は圧倒的だった。
ま、9月はなかなか打ち込まれて6回持たずに被安打二桁の試合が2試合もあった。
それでも2020年の投手王国インディアンスのエース。3年目となる今年はサイヤング賞もあり得るのではないだろうか?
Shane Bieber -@ShaneBieber19- was simply masterful today:
- 1st career CGSO 🔥
- Career high 15 K's🔥🔥
- 47.6% CSW rate: highest of '19 🔥🔥🔥That's the 3rd best CSW rate in last 10 seasons pic.twitter.com/ahKjhGZrP4
— Alex Fast (@AlexFast8) May 19, 2019

ほな