ダイヤモンドバックスがエースと主砲を放出しても地区2位だったのはマーティ、ウォーカー、ザックの活躍だった!
2020/03/11
ここ数年ってかずーっとドジャースが強すぎて他のチームのヤル気がなくなりそうなナ・リーグ西地区。そんなチームのひとつがダイヤモンドバックスです。
後にチームの顔となったポール・ゴールドシュミットが開花し始めた2012年以降も3位、2位、5位、3位、4位と中間レベル。2017年グレインキーを獲得して2位(ポストシーズン出場)になるも、2018年は3位と微妙な成績。
そしてついにエースのグレインキー、15勝のゴッドリー、そして主砲のゴールドシュミットまで放出してしまった。それでも尚、ポストシーズン出場までは行かなかったが地区2位にしがみ付いているダイヤモンドバックスの注目選手を紹介しようかと。
本日は雨が降ってますので「ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷらんらんらん♪」のミュージックに乗せて「マーティマーティ、ウォーカー、ザックザックザック」というテーマでめじゃる。
二塁マーティと中堅マーティ
冒頭の「マーティマーティ♪」はケテル・マーティ。
前年12三塁打を放ちリーグトップとなった二遊間の選手が、今季中堅を守り本塁打を倍増させ14本から32本に。さらにスイッチヒッター。選手の貢献度を表すWARではfWAR7.1(6位)、bWAR6.9(6位)のメジャートップクラスとなった。
2020年よりパイレーツの20本塁打20盗塁のGG賞男スターリング・マーティを獲得し、マーティマーティで1番2番を形成する予定。マーティの入団によりマーティが二塁になるようだ。
マーティマーティとややこしいけどいい意味でチームの目玉になりそうだ。
Ketel Marte and @escobarmaracay become the 1st pair of NL switch-hitting teammates to each hit 30 HR in a season. pic.twitter.com/6IHUQiRjFD
— MLB Stats (@MLBStats) September 5, 2019
主砲の代わりは遅咲きのウォーカー
ダイヤモンドバックスの顔だった6年連続オールスターのゴールドシュミットは、2019年カーディナルスの一塁手として活躍。年俸$14.5Mを貰ってるだけあって成績も優秀で34本塁打、97打点、OPS.821を記録し、守備DRS±0でWAR2.9。凄いよね。
こんな選手を放出したのに地区2位になれたのは、その後釜の一塁手クリスチャン・ウォーカーの働きが大きい。
まだFA前で2025年まで保有出来る安月給にも関わらず、29本塁打、73打点、OPS.825とわずかにゴールドシュミットを上回る。守備DRS+11でゴールドグラブ賞ファイナリスト。WAR2.2というゴールドシュミットの穴を簡単に埋めてしまった。安いのに。
どんだけ凄い選手だとしても、簡単に穴埋めは出来るという訳だ。
Christian Walker continues his breakout season with #DbacksJack number 27. pic.twitter.com/snNvSUblRa
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) September 24, 2019
主力のザックザックと放出しても、やっぱりザックが有力
2018年シーズン終了後、ダイヤモンドバックスの顔ゴールドシュミットを放出した。これによりダイヤモンドバックスはもう解体モードに入る。
2019年シーズン途中もその動きは明白で、2018年15勝したザック・グレインキー、同じく2018年15勝したザック・ゴッドリーというふたりのザックを放出したのだ。
しかしまたしてもダイヤモンドバックスにザックが降臨。それがまだ新人のマーリンズから獲得したザック・ギャレンだった。
今期デビューしたギャレンは、結局15先発して3勝6敗と終わったが、防御率2.81という異常な成績を残す。80イニング以上投げた先発投手で防御率2点台で負け越したのはギャレンだけ。グレインキーは防御率2.93で18勝5敗だった。
結果、たかが新人が年俸$34.5Mというバカげた給料をもらってる投手の穴を簡単に埋めれそうなのだった。
Zac Gallen said, "The Whiffy City. 😌"
We didn't wanna be the ones to correct him. pic.twitter.com/ULHjAGX9Jo
— Miami Marlins (@Marlins) July 25, 2019
ダイヤモンドバックスはいい感じで生まれ変わったようだ。やはり年俸が高い選手はそんなに必要ないという結論に達しそうな新陳代謝となった。

ほな