世界一チームに見放されたFAプチ浪人の元サイヤング投手カイケルがホワイトソックスと3年$55.5Mで契約するってよ
2020年に向けてホワイトソックスは少しはヤル気が見え隠れします。
ホワイトソックスの2019年は、首位ツインズに28.5ゲーム差という屈辱的に突き放されたシーズンとなりつつも、何故か地区3位という2強3弱のアリーグ中地区に所属※72勝89敗と負け越したが、ロイヤルズ、タイガースが100敗を超えた。
しかし収穫が無かった年ではなく、野手では4年目のモンカダ24歳、同じく4年目のアンダーソン26歳、そして同じく4年目のジオリト24歳がついに揃いも揃って覚醒した。
来季は勝ちに行ってるのかこのオフちょこちょこと動いていたが、個人的にはビッグニュース!のFAで強力な投手を獲得したという情報。
そりゃ気になるだろーって事で、ホワイトソックスが獲得した強力な投手って誰なんだ?てとこをちょっと調べましたのでめじゃる。
カイケル、ホワイトソックスと3年$55.5Mで契約
気になる強力投手ってのは2019年ブレーブスに所属しFAとなっていた先発投手ダラス・カイケルだった。
気になるお値段は3年$55.5M!!ざっくり年平均で$18.5M!!
これがどのレベルかと言いますと、まず今年のクオリファイングオファーの金額が1年$17.8Mでこれよりは上=なかなかの高額。あのインディアンスのエースだったクルーバーが2020年は$17.5Mなので、カイケルは相当貰ってるという事になる。
2020年先発投手の似たような価格帯は...
19位:トレバー・バウアー$18.6M
20位:コール・ハメルズ$18.0M
21位:ジェイク・オッドリッジ$17.8M
22位:コリー・クルーバー$17.5M
バウアーは最高17勝した5年連続二桁勝利だし、ハメルズは確かカブスのエースだったし、オッドリッジはピンと来ないが、クルーバーはサイヤング賞2度(サイヤング賞3位以内を含めると4度)のスーパーエースだし。
カイケルのレベルの高さが分かる。こりゃ、ホワイトソックスの救世主になるぞー!!
BREAKING: Dallas Keuchel has agreed to terms with @whitesox.
(via @Ken_Rosenthal & @JeffPassan) pic.twitter.com/8cerfvqzy4
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 22, 2019
ホワイトソックスはオフで強くなる!!
さて左投げの先発投手ダラス・カイケルを獲得したホワイトソックスだったが、このオフにそこそこ動いているんですよ。
10月末からの動きで主だった動きをまとめてみたら...
・一塁ホゼ・アブレイユがFA
・左腕ヘクター・サンティアゴがFA
・右腕イバン・ノバがFA
・中堅ジョン・ジェイがFA
・二塁ヨルマー・サンチェスがFA
主力だった一塁アブレイユWAR2.4、二塁サンチェス2.1がFAとなり、50試合弱出場した中堅ジェイ-0.8もFA。リリーフのサンティアゴ-0.2はいいとして、先発ノバ2.1も。手痛いのは一塁、二塁、そして先発だ。
そこですかさずホワイトソックスも動きを見せたのがこちら...
・FAの一塁ホゼ・アブレイユと再契約
・FAの捕手ヤスマニ・グランダルと契約
・トレードで右翼ノマー・マザーラと契約
・FAの先発ジオ・ゴンザレスと契約
・FAの先発ダラス・カイケルと契約
アブレイユとソッコー再契約し、捕手にはグランダル。そして外野にマザーラを補強し、先発投手にはゴンザレス、そしてカイケルを補強。今年はあんまりだったが9年連続二桁勝利で元21勝投手のゴンザレス
FA最強捕手グランダルは4年連続20ホーマーを超える強打者でWAR2.5、外野のマザーラも20本、20本、20本、19本の破壊力がある選手でWAR0.7、ゴンザレスは9年連続二桁勝利で元21勝投手だが今季不調だった選手だがWAR1.9、そしてカイケルだ。
こりゃ期待出来そうな輩をいっぱい獲得しているな!!
Dallas Keuchel, nasty 79mph Changeup (movement) pic.twitter.com/fXEJZRpeCf
— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 19, 2017
カイケルはホワイトソックスでは何番手?
さて元サイヤング賞だったのはもう5年も前の話になってしまったダラス・カイケルだが、それでも尚エースになれるのか?気になります。
ゆーても2015年はサイヤング賞、2017年にはアストロズを世界一に導いた、3年連続あのアストロズで開幕投手を務めた最強選手。まだまだエース級の働きは可能かも。
そこでカイケルがホワイトソックスに行った際、現時点でどんなローテーションになるのか想像してみました。
SP1:ルーカス・ジオリト
SP2:ダラス・カイケル
SP3:レイナルド・ロペス
SP4:ジオ・ゴンザレス
SP5:ディラン・シーズ
はいはいはい、さすがにホワイトソックス産の若きエースジオリトには敵いませんよ(正確にはナショナルズ産ですけど、デビュー時に6試合しか投げてませんので)29先発で弱いホワイトソックスで14勝9敗の貯金5、そりゃ彼をエースにしてきましょ。
残念ながらカイケルは2番手予想でエースにはなれないかも知れませんが、Wエースとして右のジオリト、左のカイケルってなるかも知れませんので。
ちなみにジオリトは95マイル程度の浮き上がって見えるような速球が魅力。平均96.5マイル(155.3キロ)とも言われるジオリトの速球、平均89.5マイル(144.0キロ)のカイケルの遅球。いいコンビになりそうでしょ?
2019 Statistics for Lucas Giolito:
14-9 (29 games started)
176.2 IP
3.41 ERA
228 strikeouts
11.6 K/9
4.00 SO/W
1.064 WHIP
5.9 WAR
3 complete games
2 shutouts
First-time All-StarOne hell of a season for OUR ACE. pic.twitter.com/wqqHxwwfKj
— Keuchel On 35th (@SoxOn35th) September 17, 2019

ほな