ヤンキースの主砲ジャッジが非力ゴードンより打撃力が下!?引っ張った時のジャッジが非力過ぎる
主砲アーロン・ジャッジ。言わずと知れたアリーグ東地区首位のヤンキースの2番打者だ。
2番打者として侮ること無かれ。最近のメジャーリーグは2番最強説もあるぐらい2番打者が重要視されている。最強ヤンキースの2番打者=メジャーリーガー最強の打者といっても過言ではないかも知れない。
そのジャッジとは対照的な、切込み隊長!?ディー・ゴードン。言わずと知れた!?アリーグ西地区最下位のマリナーズの...9番打者だ(7月22日を最後に戦列を離れているが)。
9番打者というと残念ながら今も昔も一番打てない打者が座る打順。ま、ときどき8番に投手も入るので、足が速い非力な打者って位置付けもあるかも。最弱マリナーズの9番打者=メジャーリーガー最低の打者といっても過言ではないかも知れない←いや、言い過ぎたか。
その強豪チームの主砲ジャッジが、最下位チームのラストバッターより下だという。そんな訳ないと思いまして、さっそく調べてみましたのでめじゃる。
あのジャッジがゴードンより下!?
朝早く目が覚めたのでボケーっとしながらツイートを確認してましたら、下記ツイートで目が覚めました!
特に気になる文だったのが「he has a lower SLG this year than Dee Gordon」ざっくり訳すと「今年のSLG(長打率)はゴードンより低い」。
ジャッジもゴードンも田中のヤンキース、イチローのマーリンズのチームメイトだったのでよく知る人物だった。
ジャッジはホームランをめっちゃ打つ選手、ゴードンはめっちゃ非力だが足が速い選手というぐらいは覚えていた。そしてSLGは長打率=長打が打てる率=パワーってイメージだったのも覚えている。
それを総合すると...このツイートあり得ない!
Going oppo, Aaron Judge remains a top power threat.
Pulling the ball, he has a lower SLG this year than Dee Gordon.
Diving into a strange year for the Yankees' slumping slugger: https://t.co/CTO4O4sZN7 pic.twitter.com/6MZSuJCpMh
— Andrew Simon (@AndrewSimonMLB) August 10, 2019
て事でちょっと調べてみましたよ。
ゴードンの打撃力はやっぱり非力だったが
まさか今年のゴードンって打ってるの?そんな可能性も考慮して、今のゴードンの記録を確認してみました。
77試合に出場し、ホームラン3本...orz。打率.280、出塁率.306、長打率.367でOPS.673。分かりやすく言いますと...貧打!!
今回注目するのがSLG長打率ってことですが、今のゴードンの長打率はメジャーリーグ全体でもワースト10に入る非力。
Two years ago today Dee Gordon wore Jose Fernández helmet to bat and hits his only home run of the season. Simply amazing. pic.twitter.com/O4ur1NMpAz
— Kent (@RealKentMurphy) September 27, 2018
ホームランを打てるパターンとしたらおもっきり引っ張るぐらい。
しかしこのゴードンの打球方向別の記録がおもしろい。今年の3ホーマーはすべて引っ張り方向の打球だった。データよりおもしろいとこだけ抜粋すると...
Location | HR | AVG | SLG | ISO |
Pull | 3 | 0.261 | 0.464 | 0.203 |
Center | 0 | 0.357 | 0.417 | 0.060 |
Opposite | 0 | 0.371 | 0.429 | 0.057 |
ゴードンは引っ張ったときのみそれなりのパワーを発揮しており、ISO.200を超えるパワーBランクに匹敵する凄さを誇る。
ゴードンの引っ張り方向のSLG長打率.464。
落ちぶれたジャッジ!引っ張れない男
逆に今年のジャッジってそんな調子悪いの?確かに噂は以前ほど聞かなくなったから、その可能性も考慮して、今のジャッジの記録を確認してみました。
61試合に出場し、ホームラン12本。打率.271、出塁率.398、長打率.475でOPS.873。分かりやすく言いますと...主砲クラス!!今までのジャッジからすると物足りないけれども十分主砲としての力はある。
SLG長打率も規定打席には到達していないけれども、今のジャッジの長打率はメジャーリーグ全体で...中の中。言うほどパワーも無いみたいだ。
Aaron Judge shows off his opposite field power 💪 pic.twitter.com/2wCEW6QBBD
— ESPN (@espn) August 5, 2019
キャリア通算の本塁打方向は、左34本塁打:中24本塁打:右37本塁打と広角に打てるのが特徴的でもあったジャッジ。
しかし2019年のジャッジの打球方向別の記録がおもしろい。今年の引っ張り方向のホームランは0。引っ張り方向のISO.043←非力過ぎる!そしてデータよりおもしろいとこだけ抜粋すると...
Location | HR | AVG | SLG | ISO |
Pull | 0 | 0.370 | 0.413 | 0.043 |
Center | 3 | 0.462 | 0.731 | 0.269 |
Opposite | 9 | 0.463 | 1.171 | 0.707 |
ジャッジは引っ張ったときは打率こそ高いものの(ていうか前に飛んだら4割ぐらいの確率でヒットになるのか)...ISOが極端に低く長打が打てていない。むしろ逆方向が異常なほど打ててる結果に。
ジャッジの引っ張り方向のSLG長打率.413。
ジャッジは引っ張ったらゴードンより非力
結局のところ、2019年のジャッジは打球を引っ張ってしまうと...
ジャッジ 0本塁打/SLG.413/ISO.043
ゴードン 3本塁打/SLG.464/ISO.203
明らかにゴードンのが強打者に見える。ってことでこのツイートはホンモノと思っても大丈夫でしょう。
ほな