3年連続40本塁打を記録したアスレチックスのクリス・デービスが4番クビ!元本塁打王に何が!?
アスレチックスの主砲として有名な指名打者クリス・デービス。彼が4番をクビになったと情報があった。
数年前まではクリス・デービスと言えば、オリオールズの一塁手クリス・デービスのほうが有名で、オリオールズの彼は2013年に53本138打点で二冠王、2015年にも47本塁打で本塁打王、その一方で208三振で三振王という経歴を持つブンブン丸タイプ。
オリオールズのクリス・デービスは英語ではChris Davis。アスレチックスのクリス・デービスはKhris Davis。オリオールズはC、アスレチックスはKと覚えましょう。
どちらも主砲なのでややこしいが、今回はアスレチックスKのほうのクリス・デービスの話。 何故デービスが4番をクビになったのかをめじゃる。
デービス4番から6番に降格!これは事件
7月17日のVSマリナーズ戦。スタメンが発表された時、主砲のクリス・デービスは6番に名を記した。4番クビ...そんなんアスレチックスは打順変動型であるあるでしょ?って思っていたがどうもそうでもないっぽい。
Khris Davis drops to 6th in the lineup. Mark Canha batting cleanup.
A's were 12 games back of the Astros exactly one month ago. Things have changed. pic.twitter.com/u4w5BvVKIA
— Athletics “Rooted in Oakland” (@OaktownO) 2019年7月17日
2019年、77試合にスタメン出場したデービス。そのうち指名打者で73試合、左翼で4試合という守備位置での出場。そんなデービスの打順と言えば...
4番:77試合(全試合)!!
まさかの4番固定だって。こうなってくると過去の打順も気になってしまうのが私の悪いところ。アスレチックスに来た2016年、いきなり42本塁打を記録したところから確認してみました。
2016年146試合
4番:87試合
5番:40試合
7番:10試合
※他は省略
うむ。アスレチックス来たてなので5番もそれなりに経験。
2017年152試合
4番:143試合
3番:9試合
アスレチックス2年目にしてほぼ4番固定。結果も出してるしね。
2018年149試合
4番:146試合
3番:4試合
アスレチックス3年目には4番以外はほぼ考えられないレベル。
2019年77試合(シーズン途中)
4番:77試合
アスレチックス4年目はアスレチックスの4番=デービスとなっていた。
そりゃ6番降格ってヤバい事。ニュースになるのも頷けるほどの重大事件だった。
デービスの凄さは安定感?いや、機械的な記録
アスレチックスで3年ほど4番固定されてたクリス・デービスの凄さを語る上で覚えて欲しいことがあります。
有名なところでいうと2018年のアリーグ本塁打王(48本)を記録した事でしょう。これだけでも十分凄いのは分かっていただけるかと。それに加えて3年連続40本塁打!これはさらに凄い安定感。
さらに2016年~のトータル本塁打数はと言いますと
1位、149本,クリス・デービス
2位、140本,エドウィン・エンカーナシオン
3位、137本,ノーラン・アレナド
4位、136本,ネルソン・クルーズ
5位、131本,マイク・トラウト
1位なんですよね!!強豪選手らをぶっちぎってのホームラン王!!ホームランだけでいえば、ここ数年間で一番スゲーヤツ。ね?彼が6番降格はニュースレベルでしょ。
Is Khris Davis the most consistent hitter ever? pic.twitter.com/Umf9jWPzPn
— BSBGRIND (@TheBirdsZone) 2019年7月16日
もっと凄いのは2015年から4年連続打率.247なんですよね。これはもうただの機械レベル。こんな安定感あり得ないでしょ!
何故デービスは4番をクビになったのか?
ここまで頑なにアスレチックスは4番にクリス・デービスを使用していましたが、ここへ来て何で4番降格させたのか?が気になるところ。そしてその代替えとしてマーク・カンハは4番レベルなのか?
開幕当初デービスは3,4月で10本ものホームランを放っていた。
Khris Davis' 10 HR in the @Athletics' first 18 games is a new club record! pic.twitter.com/yQUPkJPX0t
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年4月13日
しかしその後はというと...
4月:31試合で10本塁打OPS.772
5月:12試合で2本塁打OPS.945
6月:24試合で4本塁打OPS.707
7月:10試合で0本塁打OPS.349←マジで!?
実はデービスはちょっとケガ気味で、5月23日に10日間の故障者リストに入っていた(右鼠経部)5月31日には復帰したが、5月24日にあた10日間故障者リスト、そして6月1日に復帰という経歴。
5月はケガで12試合にしか出場していない。その後ケガの影響かホームランも出なくなり、7月にはOPS.349という最悪な状態まで落ちてしまった。
ホームランは1カ月間でていない...。
で、外野や一塁/指名打者で使用出来るカンハはというと、2019年のOPS.909と絶好調で7月は9試合で2本塁打OPS.986と絶好調を維持している。
アストロズまでもう少しの地区2位のアスレチックス。そりゃデービスにこだわって負けたら元も子もないもんね。

ほな