あなたの知らない最高の外野手。ハリソン・ベイダーってどんな選手だっけ?
2018/08/16
最高の外野手って言えば誰を浮かべるでしょう?
2017年SS賞(シルバースラッガー賞)を受賞したジャッジ、アップトン、スプリンガー?それかスタントン、オスーナ、ブラックモン?
2017年GG賞(ゴールデングラブ賞)を受賞した左翼ゴードン、中堅バクストン、右翼ベッツ?それとも左翼オスーナ、中堅インシアーテ、右翼ヘイワード?
2017年AS(オールスター)のジャッジ、トラウト、スプリンガー?ハーパー、ブラックモン、オスーナか?
誰が最高か?とは即答できないかも知れないが、少なくともこの中から選ぶ事は間違いないだろう。しかし今回「あなたの知らない」って枕詞がついています。この中からでは無いという事だろう。
では一体わたしの知らない最高の外野手とは誰なのか?それを調査したのでめじゃる。
最高の外野手はハリソン・ベイダー
公式サイトがあなたの知らない最高の外野手として紹介したのがカーディナルスの外野手ハリソン・ベイダーだった。確かにわたしは初耳、ファーストイヤーだ。
スラッガーの選手名鑑ではギリ野手15人の中には入っているが、そこまで覚えきれるほど頭は賢く無い。所詮2年目のルーキーだろ?ぐらいの認識だった。
今季95試合に出場してはいるけれども、試合開始から終了まで出てたのは53試合で約半分程度。カーディナルスのレギュラー!とは言い難い出場機会だ。外野の全てのポジションを守れて、右翼38試合、中堅31試合、左翼6試合だった。
気になる5ツールを査定してみよう。
打率.275(ミートC)
打率.275は平均よりやや上ぐらいか。2017年にメジャーデビューした時はたった92打席だったが打率.235だったことから、多少の成長は伺える。
しかし最高の外野手とは言い難い...。
ISO.150(パワーD)
今の本塁打数は8本でギリギリ二桁本塁打するかしないかという瀬戸際だろう。ISO.150はランクD相当の平均やや下クラス。2017年もISO.141だったことからフライボールレボリューションに乗り遅れたぽいな。
ISOからも最高の外野手とは言い難い...。
¡Qué velocidad!
@aybaybader para llegar al plato y empatar el partido a 2-2 en la 4ta entrada. #STLCardenales pic.twitter.com/XG8vpT4R2L— Cardenales (@cardenales) 2018年8月14日
スプリントスピード30.0(走力S)
わたしの勝手な査定によると、スプリントスピード30.0を超えるものは走力Sクラスと判定している。2018年30.1以上を記録している選手はバクストン、ハミルトンの2名だけ。トントンと来てベイダー。走力は桁違いだな。
なるほど走力は最高クラス。でもバクストンやハミルトンがいるではないか...。
アームストレングス38(肩力F)
この査定は2017年のものとなってしまっているけれども、毎年大幅な変化はなさそうな指標なのでおそらく今季も30~50ぐらいに納まると予想出来る。要は、肩は弱め弱肩ということだ。
これ見るとなかなかのレーザービームだったけどな。ま、最高クラスとは言えないか...。
@aybaybader wasn't going to miss throwing out this runner! pic.twitter.com/2qWCDeTrAt
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2018年8月12日
DRS+20(守備力S)
現時点でのベイダーのDRS+20はメジャー全体で2位。それを超えるのはアスレチックスの三塁手チャップマンの+25のみで外野ではナンバーワンだった。しかも最低イニング数(約660イニング)にも達しておらず、中堅で+12、右翼で+8を記録しているので検索にも引っかかりにくい。
DRSは+15以上でGGクラス級と言われている指標であることから、ベイダーのバケモノ染みた守備力はお察しできるだろう。外野手の守備力=走力と比例していくのは否めないので「守備力」というのは語弊があるかも知れないが、確かに最高クラスだ。
なるほど守備力は間違いなく最高クラス。いや、外野手でベストプレイヤーだ。
@aybaybader's diving catch in the bottom of the 8th inning last night was his 8th five-star catch of the season, tied for the @MLB lead. (via @statcast) pic.twitter.com/ZjYSJNi3Bn
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2018年8月8日
まとめ
カーディナルスの中堅/右翼ハリソン・ベイダーは確かに最高の外野手だ。
パワプロで言っちゃうと、3CDFSFという数値となってしまい最高とは思えないポテンシャルだが走力、守備力に関してはバケモノ。肩の必要としない中堅ではバクストンやハミルトンと並ぶ最高の外野手だ※肩も必要だとは思うが...
なるほど、それで最高の外野手っていったのね。最高の打者とは誰もいってないもんね。打力はあんましでも外野手としては最高だという事だったのです。
言葉って難しい...。
ほな
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