MLB2018年5月ピッチャーオブザマンスはアストロズの防御率0点台エースとナショナルズの2ヵ月連続受賞エース!
2018/06/04
さてさて、開幕から2ヵ月目なのですが今月は完封多くなかったですか?すっごいそんな気がしました。5月度のfWARの投手トップ3はアストロズのジャスティン・バーランダー2.0、マリナーズのジェームス・パクストン1.6、ナショナルズのマックス・シャーザーの1.6、ヤンキースのルイス・セベリーノ1.6となっています。その後フィリーズのノラ、ドジャースのストリッピングなどが続きます。
ピッチャーオブザマンスの予想としては...やぱりアリーグはバーランダー(1位)、ナリーグはシャーザー(2位)になるのかなと...それではピッチャーオブザマンスの結果をめじゃる。
アリーグのピッチャーオブザマンス
アリーグの5月のピッチャーオブザマンスはアストロズの開幕投手でローテーション1番手投手ジャスティン・バーランダーが選ばれた。
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | SO | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
1 | Justin Verlander | Astros | 3 | 2 | 6 | 6 | 41.2 | 50 | 10.80 | 1.51 | 0.22 | 0.86 | 1.69 | 3.43 | 2.0 |
この1ヵ月の勝ち星3勝は10位、出場試合数は6試合(先発6試合)で1位、投げたイニング数41.2は2位(これは意外。みんな意外に投げないんだな)、奪三振50は4位だった(セールは59奪三振、パクストンは51奪三振)。
4勝0敗のセベリーノとかのが良さそうじゃん!とかこの時は思っていました。パクストンも3勝0敗だし。
奪三振率10.80は14位、四球率1.51は10位で三振も取れてコントロールも良好、本塁打率0.22は3位で本塁打を打たれていない重いボール並みだった(重いかどうかはさておき)。そして防御率0.86は1位、FIP1.69も2位、xFIP3.43は22位でfWAR2.0は1位となった。
各項目においてトップクラス。しかも防御率は0点台でFIPは2位。勝ち星が付いてこなかったのは不運であるが(これなら6勝0敗でも良さそうだが)バーランダーがナンバーワンと言ってもいい月だったのではないでしょうか。
Add another to the mantle.
Congratulations to @JustinVerlander! pic.twitter.com/lsIyhFnvul
— Houston Astros (@astros) 2018年6月2日
5月1日に8.0イニング投げて被安打3、14奪三振で無失点に抑えたのにチームは負け。続いて6回2失点、6回1失点とクオリティスタートしても負ける(負け運発動し過ぎ)そして全部投げない自分が悪いとばかりに16日は9回で被安打5、無失点で7奪三振で今月初勝利。その後もQS連発で勝ち数を増やした。
やっぱりシャットアウト完封勝利と8回14奪三振がピッチャーオブザマンスに効いてそう。ちなみに8回14奪三振は投手トップゲームの7位にランクイン。アストロズは良いピーがいっぱいだな。
ナリーグのピッチャーオブザマンス
ナリーグの5月のピッチャーオブザマンスはナショナルズの先発1番手投手マックス・シャーザーが選ばれた(2ヶ月連続じゃねーか!)
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | SO | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
1 | Max Scherzer | Nationals | 4 | 0 | 6 | 6 | 40.2 | 63 | 13.94 | 2.21 | 0.89 | 2.21 | 2.19 | 2.42 | 1.6 |
この1ヵ月の勝ち星4勝は2位(ブレーブスのニューカムが5勝0敗してる)、出場試合数は6試合(先発6試合)で1位、投げたイニング数40.2は4位、奪三振63は断トツの1位だった。
奪三振63ってのが尋常じゃないです。単純に6ヶ月戦うって計算しますと...年間の奪三振数が350を超えるって事になっちゃう。もうピッチャーオブザマンスに選ばれたのはそこでしょう。
奪三振率13.94は1位(前年300奪三振セールの13.28を超える)、四球率2.21は29位、本塁打率0.89は圏外。奪三振率が異常過ぎます、やはりエース。防御率2.21は15位、FIP2.19は7位、xFIP2.42は5位でfWAR1.6は2位(これはリーグでトップとなる)となった。
リリーフでも奪三振率13.94なんてなかなか無いレベルですが、これを先発で記録しちゃうのがシャーザーのバケモノなところです。他に候補がなかったからといって2ヶ月連続受賞されちゃうとは...ナリーグの他の投手陣も頑張れって感じですね。
Your back-to-back NL Cy Young Award winner is now back-to-back NL Pitcher of the Month. pic.twitter.com/vPy8Gfwfjz
— Washington Nationals (@Nationals) 2018年6月2日
怖いのが5月6日の6.1イニングを投げて15奪三振。30日の8回被安打2、無失点で13奪三振てところ。6先発して二桁奪三振が4回、全て6回以上投げてQS5回。こんなエースがいるってのは心強いが...チームがね。
まとめ
5月のピッチャーオブザマンスは...
- アリーグ*アストロズの先発1番手投手ジャスティン・バーランダー。
- ナリーグ*ナショナルズの先発1番手投手マックス・シャーザー。
May was their month. pic.twitter.com/qPusMcwTQT
— MLB (@MLB) 2018年6月2日
この月のfWARトップ3はアリーグはバーランダー2.0、パクストン1.6、セベリーノ1.6。ナリーグはシャーザー1.6、ノラ1.5、ストリッピング1.5だった。今回はどちらも月間fWARリーグトップの選手が選ばれており、fWARがそれなりの有用性があると感じた1ヶ月間だった。
アストロズはバーランダーだけではなく、コールやマッカラーズ、モートンなど勝てる投手が山ほどいるから地区首位を突っ走るけれども、ナショナルズはシャーザーが9勝1敗で断トツだが他は防御率の割には勝ち星が少ない。もう少しでブレーブスに追い付きそうだが...ナリーグ東地区のポストシーズンはどうなるのだろう。
5月はコール、パクストン(ノーノー)、メンデン、マイコラス、グーズマン、セベリーノなどが9回無失点を記録しており、シャットアウトブームとなりました。あんまり出過ぎると価値が低くなりますので、6月は1~2回程度で十分ではないかと思う今日この頃です。
ほな
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