2017年ヒューストン・アストロズの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】
2018/02/04
2017年のアストロズの野手陣は最強でした。特に攻撃力はずば抜けていましたので投手はもしかしたらすんごく弱いのかも知れません。それでもこの攻撃力があれば地区優勝強してるでしょうが。そこでアストロズの投手ってどんな人がいたのかをめじゃる。
25人枠(25人ロースター)
2017年のヒューストン・アストロズのロースターはご存知でしょうか?
アストロズの投手陣の奪三振率K/9は9.91で全体2位。え!?アストロズ投手も凄いんやん!そして四球率BB/9は3.25で15位。コントロールは並み程度だが三振が取れる投手陣みたいだ。ゴロ率GB%は47.3%で4位。ゴロ率が高いって事は長打になりにくいので...投手優秀じゃん。
アストロズの投手WARは20.8でメジャー全体6位。強力打線のチームにメジャー屈指の投手陣って事になりますか。それはそれは地区優勝はおろか世界一になってもおかしく無いところだ。
スターターのWARは15.2で6位、リリーバーのWARも5.6で8位。どちらにおいても弱点無く強力投手陣っぽいです。そんなアストロズの25人枠を40イニング以上投球した選手を下記にまとめました。
投手のオールスターはカイケル、マッカラーズ、デベンスキーとなっておりますが、カイケルはエースかな?多分そうだと思いますが、マッカラーズにデベンスキーはクローザーでも無さそうですし...。20試合強の先発しかしていないのでどんなポジションなのだか不明。
デベンスキーはセーブが4ありますのでおそらくセットアッパーぐらいかなと。
移籍組はいるのですが40イニング以上は投げておらずここではご紹介出来ません。ここから読み取れるのはピーコックとマスグローブが先発/リリーフをこなしていたんだろうなってところ。こういう選手は重要ですね。
先発ローテーション
2017年のヒューストン・アストロズの先発陣は上記ロースターである程度は把握出来ました。しかしマニアになればなるほどローテ順が気になります。今季のアストロズのローテ順を並べ替えたのが下記表となっております(オールスターは☆彡で表示)それでは確認を。
- 1番手*左:カイケル
- 2番手*右:マッカラーズ
- 3番手*右:モートン
- 4番手*右:マスグローブ
- 5番手*右:ファイアーズ
開幕当初はこんな感じで始まりました。しかし9勝0敗で前半戦防御率1.67だったカイケル、6勝3敗で防御率3.82だったモートンがが同時に抜けた事でちょっと暗雲が立ち込めたが、防御率2.63のピーコック、防御率6.52のパウリーノを投入。
そんな彼らは頑張った。ピーコックは前半戦だけで7勝1敗と見事カイケルの穴を埋めたのだった。パウリーノも防御率は悪いが2勝0敗で役に立ったのかも。
後半に入ってカイケルが戻って来るも防御率4.25だったが7勝4敗となるマッカラーズが抜け、さらに防御率4.77のマスグローブも抜けた。そこで登場したのが防御率3.55のマクヒュー。このマクヒューも5勝2敗。次から次へと勝てる投手が出て来る。
そして最後にバーランダーが5勝0敗、防御率1.06で幕を閉じた。やはり優勝争いが出来るチームにいるとモチベーションが上がるのだろうか。
投手能力
2017年のヒューストン・アストロズのWARを基準に、パワプロで言う球速vFA(ここでは平均球速をマイル表示で)、※奪三振率K/9、コントロールBB/9、スタミナIP、そして総変化量はxFIPが一番ぽいのかなと思いましたのでランクに基づき総変化量はこんなもんでしょって数値を記載。
追加で変化球の比率を記載しましたのでこんな感じの投手なのかってのが分かるかと。
スターター
エースはカイケルなのだろうが、カイケルはシンカーボーラーっぽくて奪三振能力が低い。その為パッと見の印象はそこまで凄さは感じられないか。
その代わり、マッカラーズ、モートン、ピーコックらはヤバいね。先発投手でK/9が10を超える能力。さらにxFIPも凄いので優秀ですわ。エース意外に3人も凄い選手がいたらそりゃ強いね。先発3本柱がシンカーボーラーってのも特殊なのかも知れません。
偶然かも知れないが、ファストボールの比率が高い選手はもはや通用しないのかな?球速も無いのが原因かも知れないがマクヒューもファイアーズもぼっこぼこでした。
リリーバー
見..見てこれ!冗談じゃないんですよこれ。このリリーフ陣の奪三振率がひとりを除き全員Aクラス以上!もはや反則でしょ。特にフェリスは95マイルを超える速球にスライダーというシンプルな投球で奪三振率13.13をマーク。まだ24歳だが将来のクローザー候補かも。
ホイトも奪三振率12.04でxFIPはチーム最高クラス。スライダーを半分ぐらい投げるリリーフ。これはミラーっぽいのでセットアッパー候補か?30歳だけど2年目の苦労人が花を咲かせたのだった。
勝利の方程式メンバー意外にも凄いのがいっぱいいるので、相手は点が取れず逆転を許してしまうのだろう。ヤバいねこのブルペン。
ストーブリーグとFA
2017年11月
11/2、リリーフのグレガーソン、助っ人のクリッパード、リリアーノがFA。助っ人たちも名前が売れてる選手です。グレガーソンはちょっともったいない。。
2017年12月
12/1、先発5番手のファイアーズをFA。その代わりではないだろうが13日にインディアンスのリリーフ投手スミスをFAで獲得。防御率3.33で奪三振率11.83の使える選手。
15日はカブスのリリーフのロンドンもFAで獲得。彼も奪三振率10.83と優秀。防御率は4.24だけどさ。
2018年1月
1/13にはパイレーツのコールをトレードでゲット。しかし、その代わりマスグローブとフェリスを生け贄に(これはほんとに良かったトレードなのか?)
まとめ
えーっと、全体的にみた感覚なのですがスターター、リリーバーともに安定した選手を多数整えているといった印象を受けました。確かに野手が凄かったのもあるのでしょうが、投手だけで言っても十分世界一の名に恥じないレベルだった。
特にリリーバー何あれ?正直2017年だけの成績で言えばクローザー候補がわんさかおります。本物のクローザージャイルズの他に、デベンスキーにハリス、グレガーソンにフェリスにホイト。この辺は全然使えますね(フェリスの防御率はまだまだですが)
しかし1月に27歳$6.7Mのコールを獲得しましたがそこまで凄い選手には見えません。しかも2018年にはFAなので1年レンタル。その生け贄に24歳マスグローブ、24歳フェリスはちょっともったいない。しかし彼らを放出してもコールを獲得したということは狙ってるでしょうね、世界一連覇を。
私は打倒アストロズ派ですのでエンジェルスに潰してもらいましょう。
→2017年ヒューストン・アストロズの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】
ほな
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