ブルワーズがリリーフのアルバースを獲得!彼が行くとこは優勝とは無縁?8球団目の挑戦
2018/02/01
2018年オフかなり注目を集めているブルワーズ。外野手のイエリッチ、ケインを獲得してさらに右投手マット・アルバースを獲得したとの情報。これまた凄い選手なのか?ちょっと調べたのでめじゃる。
マット・アルバースとは?
アルバースは右投げ左打ちのリリーフ投手で2018年には35歳。23歳でデビューと意外に早くすでに12年目のベテラン。主要なアワード(オールスター含む)及びリーグトップの数字も無くいまいち無名な選手だろう。
しかしその経歴が凄まじい。
- 06~07年*アストロズ
- 08~10年*オリオールズ
- 11~12年途中*レッドソックス
- 12途中~終了*ダイヤモンドバックス
- 13年*インディアンス
- 14年*アストロズ
- 15~16年*ホワイトソックス
- 17年*ナショナルズ
これまでで7チームだって←必要とされてるー!そして今回8チーム目のブルワーズへの引き取りとなっている。って事は優勝請負人かも?その間のチーム成績はどーなってるんだ?ってとこを見てみたのですが...
- 06*アストロズ地区2位
- 07年*アストロズ地区4位
- 08*オリオールズ地区5位
- 09年*オリオールズ地区5位
- 10年*オリオールズ地区5位
- 11年*レッドソックス地区3位
- 12年*レッドソックス地区5位
- 12年*ダイヤモンドバックス地区3位
- 13年*インディアンス地区2位(WC敗退)
- 14年*アストロズ地区4位
- 15年*ホワイトソックス地区4位
- 16年*ホワイトソックス地区4位
- 17年*ナショナルズ地区1位(DS敗退)
思ってた感じと違いました。基本的にポストシーズンとは縁が無くむしろ勝率5割を超えないチームに在籍している模様。そして2017年でのナショナルズの扱いとしては7回ビハインド時が多かった=勝ち試合の主要メンバーでは無かった。
しかしこのアルバースの2017年は63試合を投げて防御率1.62。ジャンセン、キンブレル、ミラーといった圧倒的クローザーには劣るもののリリーフ全体(クローザー含む)で6位の好成績。急激に奪三振率が上がり、四球率が下がっている。
しかもこのホームランの多い時代にゴロ率51.0%を誇り、これはリリーバーの中では33位。もはやクローザー、セットアッパークラスと言っても過言では無いでしょう。
そしてインセンティブ等あるみたいですが、基本$5M/2年契約ですので$2.5M/年ってとこ。クローザー、セットアッパーレベルと考えたら格安です(チャップマンなら$20M、デービスで$16M、キンブレルで$13Mとってきますからね)しかし今のところクローザーでもセットアッパーでも無さそうです。
The #Brewers have officially signed RHP Matt Albers to a 2-year contract. To make room on the 40-man roster, C Andrew Susac was designated for assignment. pic.twitter.com/jNsxhMCbpY
— Milwaukee Brewers (@Brewers) 2018年1月30日
アルバース獲得するにあたって、ブルワーズは捕手のアンドリュー・スーサックをDFAにしたようです。DFA=40人枠から外す=来季に要らないって事か。そんなスーサックって?どういうやつだ?
アンドリュー・スーサックとは?
アンドリュー・スーサックとは2009年のドラフト全体497位で16巡目と低い評価からのスタート(それでも凄いのだが)
メジャーデビューは2014年の24歳でジャイアンツ。ポジションは捕手でジャイアンツにはすでに最高の捕手ポージーがいた事から出番は少ない。それでも第3捕手としてOPS.792をマーク。翌2015年には第二捕手として君臨するもOPS.666と微妙な成績。
2016年にはルクロイ率いるブルワーズに入ったが4番手捕手でOPS.786、2017年にはルクロイがいなくなったもののたった2試合の出場に終わりOPS.167で終了。この2年でたった17試合。
なるほど、もう上がり目無しって事か。
まとめ
実はブルワーズはケインを獲得するためにメジャー通算18.2イニングで防御率11.09のワン・ウェイチャンというサウスポーをリリースしてる。そして今回はアルバースを獲得するためにスーサックをDFAに。
誰かを獲得するには40人枠に空きを設けなければならないので、誰かをクビにするって事。今回獲得したアルバースはスーサックのためにもブルワーズの優勝に貢献して欲しいですね。
やはりベテランのジャーニーマンは期待出来ると思いますよ。
ほな
※また読みたいと思ったら下記メジャーリーグのボタンをぽちっとお願い致します。