2017年カンザスシティ・ロイヤルズの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】
2017年のロイヤルズの野手陣は意外に平均以下クラスのチームでしたね。残念ながらFAで笑えるぐらいごっそり抜けてったので今後の動きは気になります。しかし野手がダメな時こそ投手で支えればいいだけの話。そこでロイヤルズの投手陣の成績をめじゃる。
25人枠(25人ロースター)
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズのロースターはご存知でしょうか?
ロイヤルズの投手陣の奪三振率K/9は7.61で全体25位。四球率BB/9は3.25で16位。被本塁打率HR/9は1.23で17位。簡単にいうと三振の取れない平均並みの投手陣というところでしょうか。そしてゴロ率GB%は43.7%で19位。特徴がないのが特徴ですね。
ロイヤルズの投手WARは12.3でメジャー16位。ほんっとにこのちょうど中間ぐらいが一番気にならないチーム。めっちゃいいかめっちゃ悪いか。それが無いと覚えにくいのです。ロイヤルズはそんな投手陣みたいだ。
スターターのWARは20位、リリーバーのWARは15位。何とか特徴を絞り出そうとしているにも関わらず「フツー」の投手陣。そんなロイヤルズの25人枠を40イニング以上投球した選手を下記にまとめました。
オールスターは先発のバルガス(誰だっけ?)実はこの人2017年シーズンにこの弱っちいロイヤルズにいながら18勝を記録しリーグ最多勝を獲得している。しかも34歳で12年メジャーリーガーをしているが初のオールスター選出。スゲーなおい。能力が楽しみだ。
そしてサウスポーのウッドがパドレスに途中移籍していた。ロイヤルズ時代は防御率6.91のヤバい成績だったが、パドレスに行ってからも6.71と不調をキープ!ある意味安定している。前年カブスでいい成績だったのだがね。
クローザにはヘレーラが着任。以前のような圧倒的な面影は無く、26セーブに終わる。
正直先発ローテ陣の名前を見てもピンとしない選手ばっかしだ。
先発ローテーション
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズの先発陣は上記ロースターである程度は把握出来ました。しかしマニアになればなるほどローテ順が気になります。今季のロイヤルズのローテ順を並べ替えたのが下記表となっております(オールスターは☆彡で表示)それでは確認を。
- 1番手*左:ダフィー
- 2番手*右:カーンズ
- 3番手*右:ケネディ
- 4番手*右:ハメル
- 5番手*左:バルガス
開幕がダフィーでしたのでダフィーを頭にローテを並べたのですが、成績的には最多勝のバルガスのが上なんですかね?ここちょっと迷いましたが初志貫徹で。左投手で右投手を挟むという画期的なスタイル。左、右右右、左みたいな。
カーンズがソッコーいなくなった感じですが、代わりに24歳ジュニスが頑張ってた感じです。
唯一の二桁勝利+最多勝のバルガスが目立ちますが、一応5番手投手。2018年のローテには名を連ねていませんでした(え?どこいったのだろう)結局2017年の立ち位置は1番手なのか5番手なのか分からずじまいになりそうです。
投手能力
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズのWARを基準に、パワプロで言う球速vFA(ここでは平均球速をマイル表示で)、※奪三振率K/9、コントロールBB/9、スタミナIP、そして総変化量はxFIPが一番ぽいのかなと思いましたのでランクに基づき総変化量はこんなもんでしょって数値を記載。
追加で変化球の比率を記載しましたのでこんな感じの投手なのかってのが分かるかと。
スターター
危なかった!18勝で最多勝という成績に騙されるとこでした。バルガスの成績はそんなに良く無いですね。防御率も4.16でダフィーのが上です(ダフィーは3.81)
改めてこう見てみるとやっぱりローテの1番手はダフィーが相応しい。次いでカーンズ。カーンズが年間通して登板していればエース級だったみたいですけどね。残り投手はどっちもどっち。バルガスがシンカーボーラーでちょっとアクセントになるレベル。
エース級のカーンズがどうしたのか調べた結果、2017年の1月にマリナーズとのトレードで移籍したが5月24日に10日間の故障者リストへ。そのまま6月26日に60日間の故障者へ入りシーズン終了。ち、ガラスのエースタイプか。
リリーバー
こちらも騙されるとこだった。クローザーヘレーラはすでに使い物にならないレベルまで落ちてた。クローザーとしてはちょっと頼りない成績。
その代わりセットアッパーに位置するソリアとマイナーがヤバい。ソリアはコントロールは無いものの奪三振率とxFIPが優秀でクローザーに持って来い。そしてマイナーは万能でスタミナが高くイニング数を投げてくれた。その他シンカーボーラーのアレクサンダーも素敵なところ。
先発陣に比べるとリリーフ陣は使える選手が多いように思える。
ストーブリーグとFA
2017年11月
11/2、18勝で最多勝を獲得したバルガス、リリーバーのモイラン、そしてリリーバーで一番ランクの高いマイナーがFAとなった。マイナーを失うのは惜しいが代わりはいくらでもいるだろう。彼に高額オファーは出す必要無し。
2017年12月
12/5、ブルワーズで防御率7.85を叩き出し19試合8先発で5勝4敗を記録したペラルタと契約。ま、バルガスと同レベルじゃね?(それは最多勝に失礼だな)
→2017-18年FA!アリーグ中地区ロイヤルズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
まとめ
2017年のロイヤルズはなんちゃってが多かったですね。今までなら騙されてました。
先発のバルガスは18勝でリーグ最多勝。普通なら最多勝はエースなのかな?って思いますよね。それがそれがせいぜい3番手4番手クラス。そしてFAとなりましたが、まだ移籍先は決まっておりません(1月中旬現在)ぶっちゃけ色んな指標を見たところ、18勝したのはキセキだと分かります(勝ち運でもついてんじゃね?)
そして26セーブのクローザーヘレーラ。本来ならチームで一番優秀なリリーバーがクローザーという認識でしたが、いやいやいや確実にソリアのが上でしょ!
昔なら勝ち星の多さやセーブ数の多さで騙されるとこでしたが、バルガスもヘレーラも2017年に関しては凄く無い!こういう事が分かりました。
カーンズが復帰したら本格的にエースっぽいですが、防御率もあんま良く無いし、過去の成績もまーまー微妙だし、もう29歳だし、開花しないのかも知れません。
2018年の見どころと言えば、この投手陣でどうやりくりしてくのかってどこぐらいでしょうか?騙されないようにしっかり見て行きましょう。
2017年カンザスシティ・ロイヤルズの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】
ほな
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