2017-18年FA!アリーグ西地区エンジェルスはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/12/02
個人的にはまさかだった。アリーグ西地区の2017年はアストロズの優勝&世界一で幕を下ろした。エンジェルスはシモンズが大爆発したがトラウトがケガしてしまって勝率は5割を切った残念な成績に。そんなエンジェルスからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年エンジェルスのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- B・パウンダーズ(ランク外
- R・ノラスコ(f0.7*r0.8)
- J・チャベス(f0.3*r-0.1)
チーム唯一の規定投球回に立ったノラスコ。防御率は5点弱で6勝15敗で勝率.286。181.0回投げたところを評価したいが...クラブオプションを破棄されている。チャベスは防御率5.35で7勝11敗。うむ、彼も契約は見直そうか。パウンダーズはマイナーFAで戦力外でしょう。
リリーフ救援投手
- H・ストリート(ランク外
- F・サラス(ランク外
- Y・ペティート(f2.2*r1.6)
- B・ノリス(f0.6*r0.4)
- J・ガーカ(ランク外
- D・ゲラ(ランク外
- A・ベイリー(ランク外
7人もFAとなるが主力としてはペティート、ノリスの二人。特にペティートはエンジェルスの先発を含めた投手全体でトップのfWAR2.2の貴重な戦力。奪三振率こそ9.95でそれほどでもないが、四球率1.77と精密機械。防御率も2点台。そして19セーブをあげたクローザーのノリスまでFA。勝ちに行くならリリーフ陣の整備は必須だ。
捕手
- FA選手無し
一塁手/DH
- FA選手無し
二塁手
- B・フィリップス(ランク外
- C・ペニントン(f0.4*r0.3)
プホルスの次にチーム最年長の36歳フィリップスはエンジェルスへ来てからはOPS.652と微妙。そして両打ちのペニントンはOPS.635の33歳。二塁の前任にはエンジェルス→マリナーズ→レイズと飛ばされたOPS.523のエスピノーサ。ここは補強したいとこだな。最強の遊撃手を手に入れても二塁がこれではダメ。何とかしましょう。
三塁手
- Y・エスコバー(f0.8*r0.4)
87試合しか出ていないがエンジェルスでもっとも三塁を守った選手。本塁打はたった7本、打率は.274でOPS.730と三塁手としては物足りない感が否めない。守備はDRS-9とワーストクラス。こりゃダメだ。新天地で頑張って下さい。
遊撃手
- N・フランクリン(ランク外
ブルワーズから途中移籍してきた救世主?通算打率は.214で今季のOPS.552と最低。唯一の長所は内外野守れるユーティリティってとこだけ。しかも主に二塁手だしね。
外野手
- E・ヤングJr(ランク外
- J・アップトン(ランク外★
- S・ロビンソン(ランク外
- B・リビア(f-1.0*r0.2)
チームトップ3の21盗塁を記録したリビア。貴重な俊足選手だが通算OPSは.661と本当に足だけの選手。最高49盗塁も記録した選手なのだが真剣に考えたら要らないかも。守備も基本的にはDRSマイナスする選手。タイガースから来た最強レベルの外野手35本塁打のアップトンはすでに延長済。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | DH | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
1 | HOU | 101 | 61 | 0.0 | 0.0 | -0.8 | 0.0 | 0.0 | -0.8 | →±0 | ||||
4 | SEA | 78 | 84 | 0.0 | ||||||||||
5 | TEX | 78 | 84 | 0.0 | ||||||||||
2 | LAA | 80 | 82 | 0.8 | 2.3 | 0.3 | 0.6 | -0.4 | 3.6 | ↓-4 | ||||
3 | OAK | 75 | 87 | 0.0 |
一番の戦力低下はブルペンのふたり。セットアッパーとクローザーが出て行っているのでここを何とかしないとチーム崩壊するだろうな。このまま行けば4勝ダウンで地区4位に成り下がる予感。
昔にたった6年しかエンジェルスに在籍していなかったが、最多敬遠を4回記録した悪球打ちで有名なリアル岩鬼ことブラディミール・ゲレーロ。彼みたいな選手がいつか現れたら、そこから王朝を築き上げたいけど...無理か。
There was nothing @VladGuerrero27 couldn’t hit. #TBT pic.twitter.com/OpXMpPTKtA
— MLB (@MLB) 2017年12月1日
まとめ
エンジェルスはブルペン陣がFAで抜けて危機的状態。
ってか唯一規定投球回を投げた先発もいなくなる。正直投手を山ほど獲得したいレベル。以前から野手はいいのに投手が悪くて勝ち上がっていない印象のチーム。そして二塁、三塁といまいちな選手がちょうどFAとなった事からここも整備したいポイント。
ちなみにトラウトの契約は2020年まで...
残り3年で世界一目指せるチームが作れるのか?さすがにトラウトをさらに囲うだけの意気込みがあるのかどうか...今年の動き次第ではトラウト放出あるかも知れない。
ほな
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