2017-18年FA!アリーグ中地区タイガースはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/11/28
やはりアリーグ中地区の2017年はインディアンスの優勝で幕を下ろした。タイガースは元三冠王のカブレラがいたが、CY投手の先発バーランダーやドラフト全体一位のアップトンを放出して最下位と最悪なシーズンに。タイガースからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年タイガースのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- A・サンチェス(f0.5*rー0.8)
- M・ジェイ(ランク外
サンチェスは17先発105.1回を投げたものの3勝17敗で防御率6.41でぼっこぼこ。クラブオプションを破棄されFAに。イコールタイガースにとって必要な戦力ではない。ジェイはマイナーFAのため省略。
リリーフ救援投手
- K・ライアン(ランク外
- J・フェレル(ランク外
二人ともマイナーFA。チームとしては問題無し。
捕手
- B・ホリディ(ランク外
このホリディもマイナーFAだ。
一塁手/DH
- E・ナバロ(ランク外
これまたマイナーFAで問題無し。
二塁手
- FA選手無し
三塁手
- FA選手無し
遊撃手
- A・ロマイン(f-0.4*r-1.2)
スーパーユーティリティのロマインはウェイバーでマリナーズに。今季は全ポジを守るスーパーユーティリティぶりを発揮した。
- 投手:2試合
- 捕手:1試合
- 一塁:22試合
- 二塁:27試合
- 三塁:23試合
- 遊撃:10試合
- 左翼:18試合
- 中堅:24試合
- 右翼:11試合
- DH:7試合
- 代打:10試合
- 代走:12試合
汎用性は評価されるもののOPS.625と打撃はやっぱり使えない。WARはマイナスとあっては放出されるのも無理ないか。今季1試合で全ポジを守ったという離れ業が最大の見せ場にならないように新天地で頑張って欲しい...→タイガースのスーパーユーティリティロマインが投手、捕手含めた9ポジションを守れる便利屋を披露
外野手
- A・プレスリー(f0.5*r-0.2)
- T・コリンズ(f-0.2*r0.0)
- J・アドゥチ(ランク外
プレスリーはパワーは無いものの打率.314、出塁率.354と優秀。rWARはマイナスしているが放出するにはちょっともったいない存在。コリンズは打率1割台で攻撃力は皆無。全員マイナーFAとなっており、チームとしては問題無いかな。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | DH | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
1 | CLE | 102 | 60 | 1.6 | 1.1 | 3.2 | 2.3 | 8.2 | ↓-9 | |||||
2 | MIN | 85 | 77 | 0.0 | ||||||||||
3 | KCR | 80 | 82 | 0.0 | ||||||||||
4 | CHW | 67 | 95 | -1.1 | -1.1 | ↑+1 | ||||||||
5 | DET | 64 | 98 | -0.1 | -0.8 | 0.0 | -0.9 | →±0 |
ほとんどの選手がマイナーFAでそこまで主力はいない。ほぼ戦力は変わらないところをみると、このままでは来季も地区最下位が濃厚。
主力としては唯一スーパーユーティリティのロマインが抜けたが、汎用性はあるもののWAR的にはマイナス。チームとしては要らない存在という事になるようだ。
元三冠王のカブレラが打率.249、16本塁打60打点でOPS.728では終了みたいなもんだ。この子の復活がタイガースの復活になりそうだが...年齢的に劣化が始まってるかも。
In 2017, @MiguelCabrera became the 40th player in MLB history to reach 1,000 extra-base hits, the 6th youngest player to get there. pic.twitter.com/ICUKeOE28w
— Detroit Tigers (@tigers) 2017年11月17日
まとめ
タイガースはほとんどがマイナーFAであり、主力はシーズン中に売り飛ばした事でFAといっても大した影響は無さそうだ。せっかくなので放出した選手たちのシーズンWARを確認してみよう。
- バーランダー(f4.1*r6.4)
- ウィルソン(f0.4*r1.5)
- ロドリゲス(f-0.7*r-0.9)
- クエイバス(f0.0*r-0.2)
- アップトン(f5.0*r5.6)
- アビーラ(f2.5*r2.7)
- キャンデラリオ(f0.4*r0.1)
なるほど。この選手らだけで+10勝以上してた計算となるようです。ま、だからどうしたって感じなんですけど。やはりタイガースは終わったなー。復活までは5年ぐらいかかるかなー。残念だなー。
FA選手がいない=シーズン中に売り飛ばした=再建突入って事になっていそうです。売り飛ばした選手たちはしっかり活躍しており、バーランダーは念願の世界一を達成。選手としてそれでいいのか?はさておきタイガースにいたら生涯世界一は無かったのかもね。
タイガースは再建期。16年の新人王の先発フルマーも売り飛ばしたったらいいのに...とこころから願う今日この頃でした。
ほな
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