２０１７－１８年ＦＡ！アリーグ東地区オリオールズはＦＡ直後に戦力はどう変わるのか？

激戦地区と呼ばれるアリーグ東地区は２０１７年はレッドソックスの優勝で幕を下ろした。オリオールズは悲しくも最下位という儚い順位。この最下位からどのような動きをかけるのか？オリオールズからＦＡで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。

２０１７－１８年オリオールズのＦＡ状況

野手は１５０打席以上（計３９１人なので各チーム１３人ほど）、投手は４０．０投球回以上（計４１０人なので各チーム１３人ほど）のいわゆる２５人ロースターに入る主力選手のチームの２０１７－１８年のＦＡ状況を確認する。選手名の後にｆＷＡＲ（以下ｆ）ｒＷＡＲ（以下ｒ）の数値も確認。

先発ローテーション投手

• Ｔ・ウィルソン（ランク外
• Ｃ・ティルマン（ｆ－１．０＊－２．２）
• Ｗ・マイリー（ｆ０．８＊ｒ－０．３）
• Ｕ・ヒメネス（ｆ０．１＊ｒ－１．３）
• Ｊ・ヘリクソン（ｆ－０．２＊ｒ－０．９）

３２先発のマイリー（クラブオプション破棄）、２５先発のウィルソン、１９先発のティルマン、１０先発のヘリクソン。先発登板数上位６先発のうち４人がＦＡに（ウィルソンはマイナーリーガー）

しかし、ｆＷＡＲトータルー０．３＊ｒＷＡＲトータルー４．７で出てってくれた方がプラスになるという恐ろしいローテで戦ってたオリオールズ。来季は先発投手陣の整備が必須。

リリーフ救援投手

• Ｒ・ロドリゲス（ランク外
• Ｊ・アキーノ（ランク外

ロドリゲス、アキーノ共にマイナーリーガーのため、特に影響なし。

捕手

• Ｗ・カスティーヨ（ｆ２．７＊ｒ２．１）

８８試合に出場しているオリオールズの正捕手。選手オプションを破棄してＦＡに。ＯＰＳ．８１３で２０本塁打を打てる攻撃的な捕手。正直このレベルの捕手が出て行くとなかなかの痛手。オリオールズはさらなる契約で引き止めるのか？それとも７９試合に出場している第二捕手Ｃ・ジョセフがｆＷＡＲ０．４＊ｒＷＡＲ１．６なので正捕手に任命するのか？迷いどころだ。

一塁手

• Ｄ・ワシントン（ランク外
• Ｐ・アルバレス（ランク外

ワシントン、アルバレス共に今季出場はほぼ無く、影響なし。

二塁手

• Ｒ・フラハティ（ランク外

正二塁手スコープが１５９試合に出場していたため、今季計２０試合ちょいの出場。二塁１２試合、三塁５試合、遊撃５試合、外野２試合とユーティリティ要員だが、出場少ないためＦＡでも問題なしだろう。

三塁手

• ＦＡ選手なし

遊撃手

• Ｊ・ハーディ（ｆ－０．６＊ｒ－０．５）

遊撃手で最多の７１試合に出場したがＷＡＲはマイナスでいなくていいレベル。４９試合のベッカム、３６試合のテハダの２７歳コンビがいれば問題なしだろう。

外野手

• Ｓ・スミス（ｆ０．５＊ｒ０．３）
• Ｃ・ジェントリー（ランク外

スミスは９１試合（右翼８０試合、左翼１２試合）と出場している正右翼手だった。ＷＡＲはかろうじてプラスだったが３４歳の年齢もあり再契約の必要性は無さそう。外野の４番手のリカードがいれば十分か？

ジェントリーはランク外だが外野６８試合（右翼３１、左翼３０、中堅９）の外野全て守れる選手。失うには惜しいが３３歳だし無理して契約することもない。

２０１７－１８年ＦＡの結果

各ポジ毎に（ｆＷＡＲ＋ｒＷＡＲ）÷２を実施しトータルＷＡＲの収支を計算し、このまま行けば２０１８年はどうなるかを確認したのが下記表となります。

捕手や外野手のＦＡは痛いところだが、先発、遊撃手のお荷物も減るので結果的にプラマイ０となりそう。捕手や遊撃手はジョセフ、ベッカムなどの代わりがいますので結果的にはプラスか。

絶対に補強したいのは４人も抜ける先発ローテーション投手陣ですが、２０１７－１８年のウィンターミーティングはどう動くのか気になりますね。

Visit https://t.co/9VM32DiTlU to see the full schedule and to listen live on Thursdays. #OsHotStoveShow

— Baltimore Orioles (@Orioles) 2017年11月16日

まとめ

大きな戦力ダウンは捕手のカスティーヨぐらい。他はむしろヤバい選手が抜けてってくれてラッキーレベル。少なくとも２０１７年のシーズンだけで見ればそのような感じ。

チームも最下位だった事もあり、このＦＡで大掃除が出来たと思えばいいのかなと。

先発投手の補強次第で来季の戦い方が見えてくる。補強しなければ来季は捨てって感じで思っておけばいいだろう。さてどう動く？オリオールズファンはそこに注目ですね。

ほな

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