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MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

タイガース

タイガースのスーパーユーティリティロマインが投手、捕手含めた9ポジションを守れる便利屋を披露

2017/10/02

タイガースのアンドリュー・ロマインをご存じだろうか?彼こそがユーティリティの名に相応しく、これまでも内外野どこでも守れるユーティリティだった。そのロマインがそれ以上に進化を遂げてしまったのでめじゃる。

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超便利屋アンドリュー・ロマイン

どんな人か知りませんよね?そりゃそうですよ、打席数は今までで一番多くても273打席。要はレギュラーではないんです。メジャーリーグは30球団ありますので、スタメンを9人としても270人の選手を覚えなければならないんです。規定打席に到達しないやつ覚えるほど脳ミソ優れていません。

しかし、ロマインだけは覚えていって下さい。

もともとエンジェルスに所属しており、ショート、サード、セカンドを守る内野の便利屋って感じでやってましたが、4年前にタイガースに移籍。移籍一年目こそショート、セカンドだったのですが、その翌年から5634/7Dの内外野、さらに去年は58364/D971と捕手以外を守れるユーティリティぶりを発揮しました(/以降は10試合弱しか出ていないって事です。数字はポジションを表しており、3=ファースト、8=センターって感じです)

しかも両打ち。もう完全にパワプロのサクセスで一回は作成するやつですね。

そんなロマインがヤバい事を...

ロマイン一試合で9ポジ守る超便利屋となった

9ポジって何だ?って一瞬ピンと来ませんでした。

9ポジってのは、内野(一塁、二塁、三塁、遊撃)+外野(左翼+中堅+右翼)、これで7ポジ。それでも凄いのに、さらに捕手までやって、投手までやっちゃうっていうふざけた事をやり遂げました。では9月30日のその試合をちょっくら見て行きましょう。消化試合のツインズ戦、7番レフトで先発出場したロマインだったが、

2回裏、ツインズはカストロの打順で、右翼プレスリーが左翼へ。左翼ロマインが中堅へ。中堅ジョーンズが右翼へ(何をやってるんや、この子らは)

3回裏、左翼→中堅ロマインが今度は右翼へ。中堅→右翼ジョーンズがまた中堅へ戻る(ほんま何をしているの?遊んでるの?)

4回裏、三塁カステラノスが右翼へ。そして左翼→中堅→右翼のロマインが三塁を守る(これは完全に遊びだしたな)

5回裏、左翼→中堅→右翼→三塁まで来たロマインが遊撃へ。そしてカンデラリオ?が三塁として試合に出場(これをロマイン遊びと言わず何と言う?)

6回裏、二塁マチャドが遊撃へ。左翼→中堅→右翼→三塁→遊撃のロマインは二塁へ(はいはいはい、次は一塁でしょ?)

7回裏、捕手ホラディが二塁、左翼→中堅→右翼→三塁→遊撃→二塁のロマインが、何と捕手へ!(やべ、この子捕手も出来たんだ。いや、過去にメジャーで捕手やってないぞ)

8回裏、パワーヒッターのサノを迎えたところで何と!左翼→中堅→右翼→三塁→遊撃→二塁→捕手と7ポジを守って来たロマインがついに難関の投手へ。1球2球とストライクが入らず、3球目にストライク。そして4球目はボールで3ボール1ストライク。結局5球目にファーストゴロに討ち取って終了。次は一塁へ行ったのだった。

9回裏、そのままずっと一塁を守って、めでたく1試合で9ポジ守る偉業を成し遂げたのだった。

まさに、アンドリュー・ロ9(ロナイン)

パワプロで絶対作る選手のひとりですよね?スーパーユーティリティって。それが現実に、しかもメジャーリーグというトップクラスの選手の中に存在するのです。最高ですよね。

ユーティリティプレイヤーになる理由

どこでも守れるスーパー選手、これだけで凄い!ってなりますよ。しかしね、ユーティリティって言わば補欠です。自分のポジションが無いんです。その理由とは...

打率.236、出塁率.292、長打率.341なのです。要はOPS.633ってことなので、簡単に言いますとクソほど打てないって選手なんです。しかも内野はそこまで得意って感じでも無さそうです(なんとか守れるってぐらい)

セカンド、ショートをやらすには守備力が足りず、ファースト、サードや外野をやらすには打撃力が乏しい。しかし足は平均以上で常時出場すれば二桁本塁打行くかな?って感じの意外性もあるので使い勝手は良いのかなと。

チームに1人はユーティリティがいるイメージなのですが、その究極系ですよね。捕手まで出来れば捕手3人要らない訳ですから。たった25人しかいないレギュラー陣ですので、ロマインみたいな選手が1人はいるだけで夢が広がるかと思いますね。

ほな

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