fWARは信頼出来るのか?’17年fWARと勝率との関係性とは
2017/09/25
fWARとかrWARをご存知だろうか?簡単に言うとその選手にどのぐらいの価値があるかというもので、今メジャーで評価の対象の一つとなっている。ほんまに勝率と関係性があるのか?と疑問を持ったのでめじゃる。
WARとは?ワーワーワー
簡単に説明致しますけど、代替選手(ベンチメンバーやマイナーリーガークラス)と比べてどれだけ勝利数を上積みしたかという指標です。+になればマイナーリーガーより上、-になればマイナーリーガーのがマシと考えます。
例えば今ヤンキース85勝68敗なのですが、ヤンキースの怪物新人ジャッジのfWARは7.0です。もしジャッジがいなければ勝ち数が7減るので、78勝75敗でツインズの80勝74敗に負けます(合ってますよね?)結果、ポストシーズン危うくなるという事です(イケるんですがギリギリ5位となる)
おもしろい考え方です。逆に言えばジャッジでもたった7勝の価値しかないってのが凄い話です。
って事は極論こういう事?
もしWARという指標が正しいのであれば、WARが多いほど勝ち数が多いって事になります。正しいのであればね。
ほんとに?
そんな凄い計算が出来てるのでしょうか?本当にWARって正しいのでしょうか?これはちょっと確認したくなって参りましたよね。WARが低くても勝率高いチームとかいるんじゃないのか?
WARと勝率の関係を表にしてみた
野手fWAR、投手fWAR、野手+投手のfWARと勝率で表を作りました。予定では野手+投手のfWARが高い=勝率が高いって事になるはずです。fWAR、勝率の横にはランキング(順位)を付けました。
緑→黄色→赤の順で順位が下がってるのを色付けしてあります。今回は勝率順で並んでいます。それでは確認して行きましょうか。
野手から見て行きますと、ロッキーズの野手はあんまり大したことないみたいですね。それでもポストシーズン進出圏内に入って来てます。悲しいのがマーリンズ、メッツ、レッズの3チーム。この3チームは野手は良いんですよ!強豪ですよ。
メッツはパッと浮かびませんが、マーリンズはスタントン、オスーナ、イエリッチの外野トリオ。レッズはボット、ハミルトン、シモンズの内外野トリオが強力。確かにこれで負けるのは理不尽だと思ってた。
投手WARを見ますと、割と投手力がいいと勝率高い感じが見受けられます。そこまで変な感じのチームは無さそうです。ブルージェイズは野手力が悪くて今季いまいちなのが分かりますね。
トータルで見ますと、ロッキーズに違和感が発覚。強運の持ち主でもいるんでしょうか?WAR的には15位ですが、見事勝率9位に食い込んでます。残念なのがレイズ。野手投手ともにバランスの取れた良いチームなのですが、人気の無さなのか設定以上勝ちキレてないのが確認出来ます。本来ならポストシーズン進出してもおかしく無いでしょう。
なるほど、こんな感じなのですね。
まとめると
意外にもfWARと勝率はかなり密接な関係ですね。もうちょっと違和感のあるチームが出て来そうなもんだったのですが、いやいやなかなかの的中率です。
雰囲気的にfWAR40を超えるかどうかがポストシーズンの別れ道みたいです。
fWAR40って事は...先発セール8.2、クルーバー6.9、シャーザー5.6の三本柱に、二塁アルトゥーベ7.2、右翼ジャッジ7.0、三塁レンドーン6.7+他マイナーリーガー。これで41.6です。
ほんとに?ほんとにこれでポストシーズンイケますか?
うーん、確かによく考えたらイケるかも知れないが、これがレッドソックス40.9やカブス40.0より強いチームとは思えないんですけど。
ま、極論ですけどfWARって結構信じても良さそうですね。
ほな
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