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史上最強の新人!ヤンキースのジャッジ49本塁打、50本塁打で新人歴代トップに

新人本塁打記録を狙うヤンキースのジャッジが、9月25日のロイヤルズとの1戦でやらかした。3回裏に新人史上最多タイとなる49本塁打を。そして7回裏に新人史上最多本塁打となる50本に到達したのでめじゃる。

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ジャッジのここまでの月間成績

まず、ジャッジの月間成績について確認してみよう。

Monthly PA HR AVG OBP SLG OPS ISO
Mar/Apr 90 10 0.303 0.411 0.750 1.161 0.447
May 111 7 0.347 0.441 0.642 1.084 0.295
Jun 133 10 0.324 0.481 0.686 1.167 0.363
Jul 107 7 0.230 0.364 0.483 0.847 0.253
Aug 116 3 0.185 0.353 0.326 0.680 0.141
Sept/Oct 94 11 0.296 0.436 0.831 1.267 0.535

前半戦の4月5月6月、鬼のように本塁打を量産し、月間二桁本塁打は2回(月間二桁って事は60本ペースって事ですからかなり凄い事)打率も3割以上キープし、OPSは1を超える最強打者だった。

またパワーを表す指標として私が考えているISOがほぼ.300を超えているのでパワーはSクラスの怪物でした。ほんとバケモノクラスです。

しかし、オールスター後の7月から急激に衰え始め、出塁率は3割5分を超えるものの、打率は7月は2割前半、8月に至ってはついに1割台へ。パワーも7月はAクラス(それでも凄いのだが)そして8月にはついに平均並みのDクラスまで落ちて行った。

もう攻略されたんか...

と大半の人が思っていたと思うが、9月に復調!打率は3割に届きそうな勢いで、OPSは1を超え、結局月間本塁打は今季最多の11、ISO.535と信じられない成績まで上げて来た!やぱり最強の新人だったんだな

ジャッジ49本塁打、50本塁打

ロイヤルズの先発はジェイコブ・ジュニス。別にお試し新人でも何でもなく、今季86イニング投げて8勝2敗、防御率4.05と超一流とまではいかないが、そんなに悪く無い選手ですよ。

そんな相手にジャッジ。今日も2番で登場(これ完全にいっぱい打席回して記録狙わそうとしてますよね)初回はボール、ボールと2球続けてストライクが入らず、3球目のストライクゾーン高めに来た球をセンターフライに。完全に打ち気をそらされてそうです。

そして3回、また1球目、2球目をボールにされホームラン打ちたいのにーって思いを増やさせといて討ち取る作戦なのか、またもノーストライクツーボール。しかし今度はしっかりボールを見極めフルカウントにしたところで...


はい、新人記録タイの49本目。マグワイアに並ぶ。

そして7回、投手代わってケイヒル。

これまた1球目ボール、2球目低めをスイングしてストライク。3球目高めでボール。ちゃんと打たしてくれない...とか思ってたのでしょうか?そんな不利な状況を物ともせず...

はい、新人最多記録更新。50本目。ジャッジ最強。

それでもジャッジは最高ではない

新人最多本塁打を放ったジャッジは果たして最高の新人なのだろうか?守備、走塁も含めた指標である新人fWARを調査しました。

# Season Name Team BsR Off Def WAR
1 2012 Mike Trout Angels 14.1 64.2 13 10.3
2 1914 Benny Kauff Hoosiers 12.4 65.3 2.7 9.9
3 1911 Joe Jackson Naps 2.2 70.4 -1.1 9.3
4 1964 Dick Allen Phillies -0.7 48.7 1.9 8.2
5 1899 Jimmy Williams Pirates -0.7 51.1 5.7 7.5
6 1993 Mike Piazza Dodgers -0.9 36.3 16.5 7.4
7 2016 Corey Seager Dodgers 2.6 33.3 17.5 7.4
8 2017 Aaron Judge Yankees -1.1 52.5 -1.5 7.3
9 2001 Albert Pujols Cardinals -1.1 50.7 0.9 7.2
10 1975 Fred Lynn Red Sox 0.2 41.4 6.3 7.1

この順位は今日の成績はまだ反映されていないのですが、それでも新人歴代8位にランクイン(え?これでも8位なの?)守備、走塁が平均並みだったとしたら歴代トップ5には入れてました。

今のジャッジより上の2016年のコーリー・シーガー。そして歴代トップに君臨しているもはや抜かれる事はないんじゃないかと思われるマイク・トラウト。この二人ヤバすぎます。

ま、プホルス抜いてる時点で殿堂入り候補のスタートを切ったと思って間違いないと思いますけどね。今日の成績でトップ5に入れるのだろうか?そこまで行けばキャリア的に最高のスタートだと考えます。

ほな

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