ビッグチームに必要とされる男ヌニェス。何故彼はレッドソックスから必要とされたのか？

2017/07/27

トレードデッドラインももうすぐそこの２６日、三塁手エドゥアルド・ヌニェス３０歳がジャイアンツからレッドソックスに移籍した。元はヤンキースにもいた彼、色んなビッグチームたちに好まれる彼の実態をめじゃる。

エドゥアルド・ヌニェスってどんな選手？

ヌニェス知ってる人はそない多く無いんじゃね？←だって知らんだし。調べたら２３歳からメジャーデビューしている選手で今年で８年目の中堅選手。知らない人が多い一番の理由は、ほぼ試合出てねーもん！って事が判明。一応去年のオールスター選手ではある。

レギュラーかどうかが分かる基準の規定打席数ってほぼ５００なんだけど、それをクリアしたのは昨年だけ。残りは多くても３５０打席なのでどんな理由かは分からないが、レギュラーでは無いって事になる。

規定打席には到達してないけど、攻撃力を測る指標はどんなもんかを確認したら...

通算打率．２７９、出塁率．３１７、長打率．４０５。なんのこっちゃ分からないので、一番分かりやすいＯＰＳ＋で見たら、１００超えた（平均超えた）のはここ２年だけ。今年も平均以下でじゃっかん微妙って言えば微妙。打撃は平均かそれ以下ぐらいみたいだ。

なら守備はどうだろ？今回はＤｅｆで通算を調べた結果、８年でー３７．７（平均なら±０）だった！上手くは無い！ってか下手なのかも。てか下手と言っていいでしょう。

ほな走力は？走力ＢｓＲは通算＋１４．４（平均なら±０）で２０１６年には４０盗塁もした俊足選手。スカウティングレポートでは走力Ｃ６６ぐらいで一応足は速いレベルとの格付け。

まとめると、ヌニェスは打撃△、守備×、走力○ぐらいの選手みたいだったな。

レッドソックスは現在アリーグ東地区で２位のヤンキースと１ゲーム差でトップを走っている。

後６０試合ぐらい残っているもののまだまだ安泰ではないとこ。特にヤンキースやレイズとは僅差なので気を抜くとすぐ巻き返されるのだ。そこでチームの弱点を補強したくヌニェスに白羽の矢がたったのだ。

#RedSoxNation, you know what to do! Help us welcome @EduardoNunez15 to Boston! pic.twitter.com/wYPsVnS3tz

— Red Sox (@RedSox) 2017年7月26日

うぇるかむヌニェスー！赤い靴下にようこそー！

とっても簡単に野手のＯＰＳ＋、投手のＥＲＡ＋でレギュラー陣を確認すると

一番の補強ポイントは火を見るよりも明らか。当然３Ｂ（三塁手）のところだった。

捕手はバスケス２６歳、リオン２８歳と若手の併用していおり、いまいち打力はパッとしていないが、もしかしたら守備が凄いのかも知れない←今回確認しないけど。おそらくこれから彼らを中心にやっていこーって事で補強はしないだろう。

一塁のモアランドのところもそれほど酷くないのでそのままキープ←ただ打力のいるポジションなだけにもったいないけど、ま１年契約だから我慢しよう。

三塁が不良債権のサンドバルを放出してホッとしてたかと思えば、その次のマレロも全然だめちゃんで打率２割前半、出塁率２割５分の三塁手では、さすがにワールドシリーズ狙うには無理があるだろう。て事で最低限の打力があれば十分補強になるって事でヌニェスが欲しかったのだろう。

おそらくレッドソックスは三塁手の補強としてヌニェスを獲得したのだとは思うが、実はこのヌニェス、本職はショートも守れて、サードも守れる。プラスアルファで外野（レフトとライト）も守れてさらにはセカンドも守れるユーティリティプレイヤーだったのだ！

それぞれの通算ＤＲＳは

なるほど。決して上手くはないもののショート以外は無難に守れる守備力を持っているので、後半戦の主力を休ませる時にも使えそうな予感がプンプンする。しかも嬉しい事に今季終了後の２０１８年にＦＡとくればレンタル選手には持って来いだ。

せっかくなので、ワールドシリーズ優勝の立役者になって欲しいと願う。

ヌニェスというあまりに聞き慣れない選手をワールドシリーズを狙うレッドソックスが獲った理由は何となく分かった気がする。

今季全く機能していなかった三塁手の補強＋あわよくば主力を休ませた時の穴埋め、さらにゆーと短期決戦では必要となる元４０盗塁の足を兼ね備えたレッドソックスに足りないものを全て補った選手だったんだな（ちなみにレッドソックスの機動力は並みクラス＝全体１２位）

ま、個人的にはヤンキースにポストシーズン行ってほしいと願ってますけどね。

ほな

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