これが2019年メジャーリーガーの平均並みの選手?元チームの顔や元エースなのに平均レベルとかどんだけー!!
強打者の目安として3割、30本塁打、100打点。素早い選手の目安としては30盗塁、そして好投手の条件としては10勝、200イニング、防御率3点台ってイメージが私のメジャーリーグの印象です。
ではそもそもそんな選手どんだけおるんだい?ってのを規定打席、規定投球回に到達した選手で確認したところ...
+++規定打席到達者135人+++
3割=19人
30本塁打=53人
100打点=22人
30盗塁=6人
+++規定投球回到達者61人+++
10勝以上=53人
200イニング=15人
防御率3点台以下=37人
ほーん。ま、こんな感じですか。3割はチームに一人いるかいないかで、30本塁打はチームに1~2人、100打点はチーム一の主砲(30盗塁はもはや希少種)チームに1~2人二桁勝利をあげるフロントスターターがいて、防御率3点台ってのはチームのエース級ってことですか。
ではでは、今のメジャーリーグの平均並みの選手ってどんだけなんだよ!ってところが気になりましたので、2019年のメジャーリーガーの平均についてちょっと調べましたのでめじゃる。
野手の平均は?元レイズの顔ロンゴリアだった!!
さてさて突然ですが、下記のような成績の選手をどう思いますか?
打率.252
出塁率.323
長打率.435(ISO.183)
OPS.758
ポジションにもよりますが、二遊間、中堅手ならまーまーってとこ。一三塁や外野の両翼にはちょっと物足りない。捕手なら優秀ってイメージでしょうか。
実はこれが2019年のメジャーリーグ全体の平均値なのです!!
チームの打撃力でいうところのダイヤモンドバックス、インディアンスぐらいがこのような数値になってます。うむ、どちらも打撃力のあるチームだった!!って印象は薄いですよね。かと言って貧打だった!!って感じもしない。
じゃあ、ジャイアンツの三塁手エバン・ロンゴリアならどうか。129試合に出場し508打席。20本塁打、69打点で、打順は3~5番を任せられてた印象。2008年の新人王でオールスター3回、元レイズの顔。こいつは凄い印象ですが...
+++2019年のロンゴリアの成績+++
打率.254
出塁率.325
長打率.437(ISO.183)
OPS.762
彼レベルでも今のメジャーリーグの平均値なんです。元チームの顔っていう有名選手でもメジャーでは並レベルって時代ですよ、今は。
.@SFGiants acquire 3B Evan Longoria and cash from #Rays for OF Denard Span, INF Christian Arroyo, RHP Stephen Woods, LHP Matt Krook. #HotStove pic.twitter.com/nfSU6yUFNH
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) December 20, 2017
投手の平均は?元レッズの開幕投手ベイリーだった!!
さてさて突然ですが、下記のような成績の選手をどう思いますか?
防御率4.54
奪三振率8.58
四球率2.96
余り奪三振率、四球率とかは見ないので復習しますと...
参考:fangraphs.comより
奪三振率8.58は平均より優秀、四球率2.96は平均並みといったところでしょう。そして防御率4.54か...三振は取れるが3番手、4番手ってところの選手かなと。
これもまた2019年のメジャーリーグ全体の平均値なのです!!
チームの投手力でいうと、しいて言うならフィリーズ、ジャイアンツがこのぐらいです。これまた投手王国だった!!って印象は無いですね。
これに近い数字を叩き出したのは、ロイヤルズからアスレチックスに移籍した先発投手ホマー・ベイリー。2チーム計31先発し163.1イニング。13勝9敗で貯金は4。2番手として活躍出来るレベルだった選手です。過去主要なアワードはないものの、すでにメジャーリーガーとして13年活動しているベテラン。
+++2019年のベイリーの成績+++
防御率4.57
奪三振率8.21
四球率2.92
無名だがこれだけ見れば優秀って感じ。それでも今のメジャーリーグの平均値なんです。実は2018年のレッズの開幕投手なんですよ?それが平均とかってヤバいですよね。
All business for Homer Bailey tonight. 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/1rL4ddCvss
— Cincinnati Reds (@Reds) September 16, 2017
メジャーの平均ってあまり気にしないかもしれませんが、実はこんな選手でもせいぜい平均なんですって。凄い時代ですよ。

ほな