ダイヤモンドバックスの先発グレインキーのカーブが遅過ぎる!!110キロそこそこで打者を抑えてしまうんですけど
メジャーリーグで主要な球種と言えば、スライダーにチェンジアップってとこでしょうか。ここ最近はカーブが取り上げられてる傾向にあるかと思います。
カーブの回転数がなんちゃらかんちゃらみたいな。
そこでふと疑問に思ったのですが、カーブとチェンジアップってっどっちが速いの?ってとこ。私は今までチェンジアップが一番遅いと決めてかかってましたがどうも勘違いらしい。
そんな最古の魔球とも言われるカーブの使い手、ダイヤモンドバックスの先発ザック・グレインキーがどうも凄いらしい。
なので今回、グレインキーのカーブについてめじゃる。
グレインキーってヤバいやつ!!
打撃力は野手以上!チームの主砲クラス
ダイヤモンドバックスのグレインキーと言えば、大谷クラスの二刀流というイメージが強いのが印象的。以前に取り上げたようにバッティング技術は野手に匹敵するレベル。
2019年5月末時点で32打席に立ち、OPS1.011でISO.370だ。同条件(30打席以上)で野手をひっくるめたランキングでもOPSは17位←ってことはチームの主砲クラス。そしてISOは9位。
OPS、ISOを同時に上回った野手は...イエリッチやサンチェス、ベルにベリンジャー、そしてディートリックなど今世間を騒がしてる人ばかり。
もう打てる投手ってレベルではない。大谷レベルのDHにしてもいい存在だ。
投手力はエース級!てか開幕投手だし
グレインキーは投手としても素晴らしい。ダイヤモンドバックスに来てからはいまいち目立ってない印象だったが3年連続13勝以上を記録。
2016年 13勝7敗、防御率4.37
2017年 17勝7敗、防御率3.20
2018年 15勝11敗、防御率3.21
2019年 6勝2敗、防御率2.78←スゲーじゃん!
2018年はコービンに開幕投手を譲ったが、4年で3回のダイヤモンドバックスの開幕投手となっていた。

グレインキーのカーブは一級品!!
ファングラフから抜粋するとグレインキーは七色の変化球を操る投手。グレインキーの変化球比率、平均速度を
速球 41.7%、89.6マイル
カッター 1.6%、86.0マイル
スプリッター 0.1%、78.0マイル
シンカー 7.1%、90.3マイル
チェンジアップ 21.2%、87.2マイル
スライダー 16.4%、82.8マイル
カーブ 7.1%、71.1マイル
スクリュー 4.7%、67.9マイル
げげ!チェンジアップ87.2マイル(140.3キロ)>カーブ71.1マイル(114.4キロ)!?チェンジアップって結構速いんだな。ずーっと遅いボールかと思ってた。
ま、どーもこのカーブがヤバいらしい。
Zack Greinke eephus curve fun:
Greinke's thrown 80 pitches under 70 mph this season -- most in MLB.
Hitters are 0-for-31 with 12 K's
in at-bats decided on those pitches.Here, sit back and watch him make 12 Major League hitters look silly 🌈 pic.twitter.com/AMVgzBxv74
— David Adler (@_dadler) 2019年5月31日
70マイル以下のカーブを投げて打者31に対し12奪三振でノーヒット。2019年に70マイル以下の投球は80個に到達しメジャーナンバーワン!
Most pitches thrown under 70 mph, 2019
1) Zack Greinke (ARI): 80
2) John Ryan Murphy (ARI): 63 (Position player)
3) Chris Bassitt (OAK): 45
4) Ryne Harper (MIN): 43
5) Patrick Corbin (WSH): 37
やっぱ投手は速くなくても通用するよねーって言えるデータだ。
このグレインキーのカーブの平均球速71.1マイルはメジャー屈指の遅さを誇り、ナショナルズのコービンに次ぐ遅さ。最も速いのはデグロムの84.4マイル(135.8キロ)。もはやちょっとした速球並だ。
グレインキーのカーブはイーファスカーブと言われてるので、いわゆるスローカーブに位置する変化球なのだろう。
このホームラン時代に通用するのはやはり最古の魔球カーブ、歴史は結局繰り返すってことか。

ほな