ナショナルズついに解体か?Mr.オクトーバーの二塁マーフィーをカブスへ、一塁アダムスをカーディナルスへトレード確定!
ちょっと油断してたでしょ?
トレードデッドラインってのはつい最近の7月31日。そこでいっぱい選手がトレードされていきました。実はトレードってそこで終了ではないようです。それからでもトレードは出来るのですがちょっと損しますよってだけ(どんな損かは説明出来るほど詳しくないが...)
そして第二回トレードデッドラインが8月31日なのです。
ポストシーズン出場資格は8月31日時点で40人枠(40人ロースター)に入っていなければならないようで、逆に言えばポストシーズンで勝つために必要な選手は8月31日までに獲得し40人枠に入れなきゃダメってこと。9月1日以降ではポストシーズンに出れないので補強の意味無しってこと。
そのラストチャンスの一発目の主役はなんと優勝候補だったナショナルズ。そのナショナルズがここへきて主力のふたり、一塁マット・アダムスと二塁ダニエル・マーフィーをトレードしたので、その詳細をめじゃる。
ナショナルズの二塁マーフィーがカブスへ
ナショナルズの二塁手ダニエル・マーフィーがカブスへ移籍した。
.@Cubs acquire INF Daniel Murphy from @Nationals for INF Andruw Monasterio and PTBN or cash. #MLBOnTheMove pic.twitter.com/Y5FXjotDJH
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年8月21日
マーフィーはここ最近開花した遅咲きの選手。メッツのシーズン中はいまいちパッとしなかったが、一躍有名になったのは2015年のポストシーズンNLCS(ナショナルリーグチャンピオンシップ)。カブスのマーフィーの呪いというオカルトが、同名のマーフィーが現実のものとした。
プレーオフ史上新記録となる6試合連続ホームランでカブスを撃沈させたのは記憶に新しい。その時のNLCSのMVPはもちろんマーフィーだ。
今季は開幕から出遅れ7月頭から二塁で復帰。二年連続最多二塁打を記録し、二年連続20本塁打以上は継続されそうにないが、打率は3割をキープ。少し長打力に陰りが見えるが打力は平均以上。2年連続オールスター、2年連続シルバースラッガーのマーフィーはやはり凄い。やろうと思えば一塁や三塁も守れる。
移籍先のカブスはブルワーズに3ゲーム差をつけての首位。カブスの二塁といえばバエズだが彼はオールスター選手なので彼の代わりではないだろう。一塁リゾも低迷はしているが補強がいるレベルの選手ではない。
三塁は新人ボート。今でこそOPS.839と当たっているが新人だけに不安は残る。また、遊撃のラッセルは相変わらずの貧打でOPS.685。という事は、バエズは二塁を中心に遊撃や三塁も守れる事から、バエズを三遊間に持って行きボートとラッセルを交互に休ませてからの二塁マーフィー投入って作戦なのかも知れない。
今年のポストシーズンでもマーフィーが大暴れするかに期待だ。
ナショナルズの一塁アダムスがカーディナルスへ
ナショナルズの一塁手マット・アダムスがカーディナルスへ移籍した。
.@Cardinals acquire 1B Matt Adams from @Nationals for cash. #MLBOnTheMove pic.twitter.com/3qlWRxs0dL
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年8月21日
アダムスはナショナルズで100%スタメン!とは言い難いが一塁/左翼を守りつつ代打や指名打者に勤しむ選手。ただしデータ的には代打OPS.498、指名打者OPS.538。一塁OPS.909、左翼OPS.816と守らせてた方が打力は高い。
しかもプラトーンのOPSで考えると対右.882/対左.608と明らかに左ピッチャーを苦手とする左バッター。移籍となったカーディナルスで使うとしたら対右ピッチャーの一塁もしくは左翼かと思われる。
そしてカーディナルスの最近の一塁はマット・カーペンター。現在ナリーグ暫定本塁打王の34本放ってる強打者だ。さすがにこの代わりではないだろう。左翼は2017年オフにわざわざマーリンズから獲得したオスーナ。OPS.720と少しいまいちだが獲得したばっかの選手の代わりってなるとお前使えねーよ感が出てしまう。
プラトーンを確認すると、カーペンターのOPSは対右.986/対左.923でオスーナのOPSは対右.679/対左.853だ(オスーナ対右弱すぎ)で、単純に考えると左翼のオスーナが右投手では使えねーからアダムスとプラトーンさせようかって感じだろうか。
これが吉と出るか凶と出るかはやって見ないと分かりまてん。
まとめ
今回ご紹介したトレード情報は...
- ダニエル・マーフィーがカブスへ。
- マット・アダムスがカーディナルスへ。
意外でしたね。これはもうナショナルズは今季諦めたのか?シャーザーやハーパー率いるナショナルズが白旗宣言ってことでいいのでしょうか。
一応まだナショナルズは12.2%の確率でプレイオフにイケるかも知れないとの予想ですが...ま、12.2%しかイケないから諦めたのかも知れません。
結局史上屈指のハーパーという新人を獲得しても世界一は無理だったという結果となったようです。次はハーパーと同クラスかも知れない新人ソトを中心にナショナルズは世界一を狙って行くのでしょう。
もうハーパーも放出したらいいのにーって思うこのトレードでした。
ほな
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