MLB2018年5月ルーキーオブザマンスはヤンキースの二塁トーレスとパイレーツの外野手メドウズ
2018/06/06
さてさて、確か月間の成績とルーキーの成績を一緒にソート出来ません事がこないだ発覚しております。ですので開幕から~現在(5月末)までのfWARを確認。野手トップはヤンキースのグレイバー・トーレス1.4、投手トップはブルワーズのジョシュ・ヘイダー1.8となっておりました。さすがにメジャーのトップクラスと比べると全然ですけれども、新人でこれだけ勝利に貢献していると考えると凄い話です。
月間は分かりませんがここまでで規定に乗った野手fWAR1.0以上は6名でトーレス、ウェンドル、スタッシ、ビラヌエバ、ベイダー、大谷。投手fWAR1.0以上は4名。ヘイダー、バウラー、スミス、大谷。おそらくこの中から5月度のルーキーオブザマンスがいる可能性が高いかと...ではルーキーオブザマンスの結果をめじゃる。
アリーグのルーキーオブザマンス
アリーグの5月のルーキーオブザマンスはヤンキースの二塁手グレイバー・トーレスが選ばれた。
# | Name | Team | G | PA | HR | R | RBI | SB | AVG | OBP | SLG | ISO | OPS | WAR |
1 | Gleyber Torres | Yankees | 24 | 92 | 9 | 13 | 24 | 0 | 0.317 | 0.374 | 0.659 | 0.341 | 1.1 |
トーレスは4月22日にデビューした21歳。
この1ヵ月の出場試合数は24試合でチーム2位のほぼほぼフル出場。9本塁打はあのジャッジやスタントン、サンチェスがいるチームの中でチーム最多。13得点はチーム5位、24打点はチームナンバーワン。0盗塁はしゃーなし。打席数は92試合でチーム7位と調べてないけど下位打線なのかな?
さて90打席以上で確認すると全部で8名。打率.317はチーム1位、出塁率.374はチーム3位(ガードナー、ジャッジのが上)、長打率.659はこれまた1位でISO.341も1位。そしてOPS1.032はあのヤンキース打線の中でもトップの数字となっています。しかしfWAR1.1は1位でしたがジャッジと同列のため「惜しい」って感じです。
何が凄いって超強力打線のヤンキースの中で5月に一番凄かったのが今年デビューしたトーレスという事に驚きです。数年前にカノの抜けた二塁は完全に埋まりましたね
You called. He answered. pic.twitter.com/3Kr85KPFOi
— New York Yankees (@Yankees) 2018年6月2日
2安打は7試合もありますが3安打は無し。2ホーマーが1度だけあって最大4試合連続ホームランも打ちました。まだまだ打順は9番ですがそのうち7番6番あたりを打ち始めるかも知れません。
このまま行くと大谷のルーキーオブザイヤーが怪しくなりますので、6月は失速してくれる事を願ってます。
ナリーグのルーキーオブザマンス
ナリーグの5月のルーキーオブザマンスはパイレーツの外野手オースティン・メドウズが選ばれた。
# | Name | Team | G | PA | HR | R | RBI | SB | AVG | OBP | SLG | ISO | OPS | WAR |
1 | Austin Meadows | Pirates | 13 | 47 | 4 | 9 | 7 | 3 | 0.409 | 0.426 | 0.795 | 0.386 | 1.221 | 0.9 |
メドウズは5月18日にデビューしたばっかの23歳。
この1ヵ月の出場試合数はたった13試合。ですので打席数47はぜんぜん圏外だが、4本塁打はチーム最多、9得点はチーム7位、7打点はチーム8位、3盗塁はチームトップとなっている。チームメイトのベルやディッカーソンと比べると打席数は半分なのにこの成績。全出場となるとチームトップクラスでしょう。
さて40打席以上で確認すると、打率.409はチーム1位、出塁率.426もチーム1位、長打率.795も当然1位でISO.386も完全1位。OPS1.221は主力のマーティ、セベリらを抜き断トツのトップ。5月に限れば明らかにチーム最強打者です。そしてfWA0.9も当然1位ですが、もし規定に乗っていればトップ33位(チーム№1~2ぐらいの成績)凄い新人ですよ。
しかしパイレーツは新人がトップとはある意味情けない5月となりました。ちなみにメドウズはマーティの代わりに中堅で出場。他左右も守れ打順は7番から始まり最近は2番。一気に上位に食い込みました。優秀ですね。
Ladies and Gentlemen, your N.L. Rookie of the Month for May is @austin_meadows!
Congrats Austin! pic.twitter.com/bfuRwHSQiZ— Pirates (@Pirates) 2018年6月2日
たった13試合ですが、3安打が3回ありその3回全てでホームランを打っている調子が良い時はかなりヤバイ選手。2安打が4試合...要は13試合中の半分は2安打以上の固め打ち。
6月が楽しみだーって思ってましたが26日にマーティが故障から復帰し、ディッカーソン、マーティ、ポランコと外野陣が揃ってしまいましたので、出番が減ってしまいそう。思い切って誰かを放出しても面白いかもですけどね。
まとめ
5月のルーキーオブザマンスは...
- アリーグ*ヤンキースの二塁手グレイバー・トーレス。
- ナリーグ*のパイレーツの外野手オースティン・メドウズ。
May was their month. pic.twitter.com/qPusMcwTQT
— MLB (@MLB) 2018年6月2日
ヤンキースは現在地区2位、パイレーツは地区4位ながらも勝率5割を超えている強いチームです。そんなチームの中トーレス、メドウズは5月度は新人ながらチームナンバーワンとなっておりました。こういう生きのいい選手がいるとチームも活性化するでしょう。
こんな調子を続けられてはトーレスのプレイヤーオブザイヤーは確定してしまいそう。また、メドウズはまだまだ試合数少ないのにこのロケットスタート。ただ使い道が無さそうですので6月はそこまで機会が与えられるかどうか...。
大谷の二刀流がどういう評価に繋がるのか...そこがポイントですね。
ほな
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