2017-18年FA!ナリーグ東地区ナショナルズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/12/10
開幕前の予想通り!ナリーグ東地区の2017年はナショナルズの圧倒的強さで1強4弱となった。ナショナルズは圧倒的強さで地区優勝をしたもののポストシーズンではカブスに敗退。そんなナショナルズからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年ナショナルズのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- E・ジャクソン(f-0.1*r0.0)
ナショナルズで13先発したジャクソンは5勝6敗。防御率は5.07と同じ13先発のロス(防御率5.01)と同レベル。奪三振率7.4で悪く無いが、ナショナルズの先発陣では最下位。年齢も33歳なので放出だろう。
リリーフ救援投手
- N・ラミレス(ランク外
- O・ペレス(ランク外
- B・キンツラー(ランク外
- J・ブラントン(f-0.3*r-0.2)
- M・アルバレス(f0.8*r2.5)
アルバレスは主に7回を投げるリリーフ。61.0回を投げ防御率1.62の頼れる存在となっていた。WHIP0.852で超優秀レベルでチームとしては抜けて欲しく無いところ。しかしそれより勝ち試合で投げてたキンツラーが抜けるほうがチームとしては痛いか。
捕手
- M・ウィータース(f-0.2*r-0.6)
- J・ロバトン(f-0.6*r-1.0)
もともと20本塁打が期待出来る強打の捕手だったが最近は二桁イクかどうかレベル(出場数も少ないが)OPS.632と落ちぶれていたのでプレイヤーオプションで来季も契約。ロバトンもOPS.525と打てない捕手。彼は放出みたいだ。rWARではロバトンはチーム最下位、ウィータースはワースト3とお荷物コンビの捕手だった。
一塁手/DH
- A・リンド(f0.9*r0.8)
- C・ハフマン(ランク外
ジマーマンのサブとして一塁に39試合、左翼に25試合、代打で48試合に出場したリンド。打率3割で14本塁打にOPS.875でこんな能力の高いサブが$1Mとかお買い得だったのに...クラブオプションを破棄されている。何でだ?
二塁手
- FA選手無し
三塁手
- FA選手無し
遊撃手
- FA選手無し
外野手
- J・ワース(f-0.3*r-0.7)
- R・ラーバン(ランク外
- H・ケンドリック(f0.6*r0.1)
- A・デアザ(ランク外
元OPS.931で36本塁打99打点で3割を記録したこともあったワースだったが、ここ3年並み以下の数字。12人も費やした左翼で51試合出場。その次点でケンドリック、そして4番目のリンドと5番目のラーバン、7番目のデアザ。
左翼は全部放出したーって感じだな。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | DH | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
1 | WSN | 97 | 65 | -0.1 | 1.4 | -0.8 | 0.8 | -0.2 | 1.1 | ↓-2 | ||||
2 | MIA | 77 | 85 | -0.2 | 0.3 | -0.2 | -0.1 | →±0 | ||||||
3 | ATL | 72 | 90 | 1.8 | 0.1 | 1.9 | ↓-2 | |||||||
4 | NYM | 70 | 92 | 0.7 | 0.7 | ↓-1 | ||||||||
5 | PHI | 66 | 96 | 1.1 | 1.1 | ↓-2 |
先発、捕手、外野手と足手まといクラスがFAになった感じ。
アルバレスとリンドはもったいないかなーって思ったりもするが、アルバレスは7回のビハインド投手、リンドは一塁、左翼、代打の控えって考えるとそこまで気にしなくてもいいのかも。
そんな事よりも今考えるべきは2018-19年にFAとなる先発ゴンザレス、二塁マーフィー、そして怪童右翼ハーパーの主力たちの延長契約。ナショナルズはハーパーをいったいどうするつもりなのか?放出するなら2018年途中で売り飛ばすだろうな。
Join @Bharper3407 in helping to keep #VegasStrong! pic.twitter.com/f0XjwRYRWG
— Washington Nationals (@Nationals) 2017年12月5日
まとめ
ナショナルズはFAではWARマイナスらを排除するぐらいで順位に影響は無さそうだ。
ウィータースがプレイヤーオプションで残って来たが、捕手いなくなるぐらいなら良かったのかも。まとまって捕手と左翼が抜けてく感じになるオフだったがそんなに重要選手はいないと感じる。
来季も地区優勝候補は間違いなしだろうが、18年にはFAとなるハーパー最終年なので一気に世界一を狙いに行かなければならない。今季の戦力を維持するなら、リリーフ、捕手、左翼ぐらいの補強をしとくべきかな?
ほな
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