2017-18年FA!アリーグ東地区レッドソックスはFA直後に戦力はどう変わるのか?
2017/11/22
激戦地区と呼ばれるアリーグ東地区は2017年はレッドソックスの優勝で幕を下ろした。無事地区優勝したレッドソックスだがこのまま2018年も優勝出来る戦力はあるのか?王者レッドソックスからFAで出てってしまう選手をまとめたのでめじゃる。
2017-18年レッドソックスのFA状況
野手は150打席以上(計391人なので各チーム13人ほど)、投手は40.0投球回以上(計410人なので各チーム13人ほど)のいわゆる25人ロースターに入る主力選手のチームの2017-18年のFA状況を確認する。選手名の後にfWAR(以下f)rWAR(以下r)の数値も確認。
先発ローテーション投手
- C・セール(f7.7*r6.1)★
- D・フィスター(f1.4*r0.0)
すでにセールはクラブオプションで2018年も引き続きレッドソックスとの契約が完了している。そりゃCYサイヤング賞クラスの選手を逃がす手は無いでしょ。
フィスターは90.1回しか投げず5勝9敗防御率は4.88の33歳。15先発してくれたが代わりはいくらでもいる海千山千。元エース級のプライスが復帰すれば、レッドソックスは特にフィスターに接触しなさそうな予感。
リリーフ救援投手
- R・ロス(ランク外
- A・リード(ランク外
- C・キンブレル(f3.3*r3.6)★
- B・ボイヤー(f0.4*r0.2)
- F・アバッド(f0.3*r0.5)
クローザーのキンブレルも早々にクラブオプションで延長(当たり前ですけど)ボイヤー、アバッドはWARではプラスになっているけれどもセットアッパーの位置付けにはおらずどうするかは不明。
それよりもリードはメッツから途中移籍のためレッドソックスでは40イニング未満ながら、基本的に8回のセットアップで投げており、彼がいなくなるとキンブレルの前をどうするのか疑問。
捕手
- FA選手なし
一塁手
- M・モアランド(f0.9*r2.0)
ゴリゴリの正一塁手だが、左投げ左打ちで打率.246、22本塁打79打点OPS.769で一塁手としては微妙。攻撃力が問われる守備位置としては物足りない感がある。
二塁手
- E・ヌニェス(f1.2*r0.9)
ジャイアンツから途中移籍してきた内野のユーティリティのヌニェス。たった38試合ながらここまでのWARを稼ぐ選手が出てくとはちょっともったいない。二塁26試合、三塁4、遊撃5の汎用性も考慮すると、引き止めがベストか。
三塁手
- FA選手なし
遊撃手
- J・ラトリッジ(ランク外
遊撃手での登録だが一塁、二塁、三塁を守れる内野のユーティリティ。ま、ランク外ですので気にする必要はないかな。
外野手
- C・ヤング(fー0.2*r-0.4)
- R・デービス(ランク外
- R・カスティーヨ(ランク外
4番目の外野手の位置付けであるヤング。左翼39試合、右翼8試合で打撃重視の両翼を守る割にはOPS.709といまいち跳ねず。33歳という年齢を考えればもはや引き止めは無しだろう。
2017-18年FAの結果
各ポジ毎に(fWAR+rWAR)÷2を実施しトータルWARの収支を計算し、このまま行けば2018年はどうなるかを確認したのが下記表となります。
2017 | Tm | W | L | SP | RP | C | 1B | 2B | 3B | SS | OF | TOTAL | 2018 |
2 | NYY | 91 | 71 | ||||||||||
1 | BOS | 93 | 69 | 0.7 | 0.7 | 1.5 | 1.1 | -0.3 | 3.7 | ↓-4 | |||
3 | TBR | 80 | 82 | ||||||||||
4 | TOR | 76 | 86 | ||||||||||
5 | BAL | 75 | 87 | -2.5 | 2.4 | -0.6 | 0.4 | -0.3 | →±0 |
正一塁手のモアランド、たった数試合でかなりの活躍をした二塁ヌニェス。一塁は今のとこ誰になるのか不明。二塁はペドロイア+ホルトでカバー出来るがヌニェスほどのWARは稼げるのか?
DHにビッグパピが抜けた穴もラミレスでは塞ぎきれておらず、さらにモアランドまで抜けると厳しい状況になりそう。WARだけでは4勝ほど減る計算でヤンキースが2018年首位に立つのかも知れない。
Happy birthday to the ultimate DH, last player to wear #RedSox No.34, best-dressed, 3x World Series Champion, 7x Silver Slugger, 10x All-Star, 2013 World Series MVP, with 541 career home runs, and 20 seasons in the big leagues, Big Papi, David Ortiz! pic.twitter.com/qotBpi8R3w
— Red Sox (@RedSox) 2017年11月18日
まとめ
セール、キンブレルとエースとクローザーのクラブオプションはソッコー決まりました。ここで破棄する必要は無いですからね。他にはブルペン陣が大量にFAに出て行くことからここの補強はやっておきたい。
レッドソックスの一番のポイントはやはり一塁、DHの攻撃力。ここはモアランドの次に誰かを仕入れないと一気にガタガタになりそうです。
さすがに2017年地区優勝しているチームが来季諦める事はないだろうが、大きな補強はするのだろうか?最悪でも30本塁打レベルの一塁手ぐらいは補強しておきたい。いったい誰が選ばれるのか楽しみです。
ほな
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