2017年シカゴ・ホワイトソックスの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】
2017年のホワイトソックスは野手が打てない、守れないって感じでした。そして投手陣はどうだったのだろうか?ま、地区4位ってところから考えましても投手もダメだったのだろうと予想が付きますが...。そこも確認しましょうよってことで調査してみました。ホワイトソックスの主力投手は存したのだろうか?では投手詳細をめじゃる。
25人枠(25人ロースター)
2017年のシカゴ・ホワイトソックスのロースターはご存知でしょうか?
ホワイトソックスの投手陣の奪三振率K/9は7.55で全体で27位、四球率BB/9は4.00でなんと30位(ドベですよ、ドベ。ゴロ率GBは41.9%で26位。ここから想像出来るのは、三振も取れなくてコントロールも悪く、そして飛球をたくさんあげられるってとこで投手としては酷いチームってことが伺えます。
防御率は4.78で25位。妥当ですね。実力に見合った防御率でしょう。
ホワイトソックスの投手WARは4.4で29位(ヤベー!ブービーのワースト2位!。これはこれは、野手も悪かったが投手はもっと悪かったという結果だったのですね。むしろ最下位を免れただけでも良しって感じです。そんなホワイトソックスの25人枠を40イニング以上投球した選手を下記にまとめました。
エース左腕の元オールスターのキンターナがシーズン中にカブスへ移籍しております。2017年のホワイトソックスでは4勝8敗と大きく負け越したものの、カブスへ行ってからは7勝3敗。トータル11勝11敗となりました(やはり勝敗はチームに影響する)
さらに7勝10敗の右腕ゴンザレスもレンジャーズへ移籍してしまい、実質主力を二つ放出したこととなっております。
さらに放出は終わりではなく、防御率2.23だったブルペンのスーザックをブルワーズへ。防御率3.45の右腕ジェニングスはレイズへそれぞれポストシーズン争いのチームへ放出されました。
ファンとしてはなかなか悲しいシーズンになったことでしょう。さらに投手陣からのオールスター選出はなく、悲しいチームとなっておりました。
先発ローテーション
2017年のシカゴ・ホワイトソックスの先発陣は上記ロースターである程度は把握出来ました。しかしマニアになればなるほどローテ順が気になります。今季のブルージェイズのローテ順を並べ替えたのが下記表となっております(オールスターは☆彡で表示)それでは確認を。
- 1番手*左:キンターナ
- 2番手*右:シールズ
- 3番手*左:ホランド
- 4番手*右:ゴンザレス
- 5番手*右:コビー
上記ローテで始まったホワイトソックスでしたが早々に防御率5.23のシールズが離脱。その代わりのシックスマンとして投入した12年目の元15勝投手ペルフリーだったが、防御率5.93で3勝12敗とある意味シールズの代わりは務めた(シールズは昨年6勝19敗でしたから
そして5番手コビー防御率7.71の離脱には、若手左腕のホルムバーグが。むしろホルムバーグは防御率4.68とコビーよりもマシな数値を。お互い25歳だけにホルムバーグが一歩リードといったところだ。
そして後半頭角を現したジオリトは7戦先発してこの弱い野手陣を率いて3勝3敗。防御率2.38と次代のエースの片鱗を見せつけている。本格稼働が待ち遠しい。今のメンツで行けば2018年開幕投手としても良さそうなのだが...。
正直使える投手をさらに放出して、使えない投手がわんさかといった感じ。
投手能力
2017年のシカゴ・ホワイトソックスのWARを基準に、パワプロで言う球速vFA(ここでは平均球速をマイル表示で)、※奪三振率K/9、コントロールBB/9、スタミナIP、そして総変化量はxFIPが一番ぽいのかなと思いましたのでランクに基づき総変化量はこんなもんでしょって数値を記載。
追加で変化球の比率を記載しましたのでこんな感じの投手なのかってのが分かるかと。
スターター
やはりエース左腕だったキンターナがずば抜けてる。キンターナの数値はシーズンの数値だがホワイトソックスには規定投球回に到達したものはいなかった。正直ローテのどれもこれも能力は高くないようだ。
速球を投げないペルフリーがアクセントになって...ないか。ゴンザレスのWARが高い理由も良く分からないが、少しコントロールがいいぐらいかな。
しかし、後半から現れた24歳ロドンはコントロールは悪いものの奪三振能力に優れ、22歳ジオリトはコントロールが良く、23歳ロペスも使えそうな気配アリ。2年後、3年後は投手王国になりえるのかも知れない。
リリーバー
もともとのクローザーロバートソンという投手がいたのだが、ヤンキースに行っちゃった関係で投球回33.1イニングと少なかったので省きましたが、2017年シーズンはホワイトソックスで最多の13勝をマーク。
他にはケインリーという7ホールドを記録したセットアッパーもいましたが、彼もまたヤンキースへ。そして7回担当のスーザックは40イニング以上投げたリリーフ陣の中では最強だったのですが、彼もまたブルワーズへ。
結局残ったミナヤがクローザーに。奪三振能力はあるが全体的にまだまだか。
ストーブリーグとFA
2017年11月
11/2、シックスマンとしてローテの穴を埋めたペルフリーがFAに。
2017年12月
12/1にもペトリチカ、パットナム、アルバカーキなどがFAとなったが主力じゃないのでそない気にもしないでおこう。
→2017-18年FA!アリーグ中地区ホワイトソックスはFA直後に戦力はどう変わるのか?
まとめ
2017年のホワイトソックスは使える選手をすべて放出してた。
先発ローテのCランクのキンターナ、Eランクのゴンザレスがシーズン途中で移籍した事で、実質Gランクのローテだけとなっていたのだった。しかし、若手らが後半ローテに入りなかなかの成績を収めているのが喜ばしい。
リリーバーではこれと言った選手はおらず、ミナヤの成長に期待したい。
個人的には2012年のドラフト1巡目全体16位のジオリトが防御率2.38と好成績を残した2017年。能力的にはずば抜けてた様子は無かったが、これからさらに飛躍するのかが気になる。数年後、優勝候補になりそうな予感がひしひしと伝わってきますね。
2017年シカゴ・ホワイトソックスの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】
ほな
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