ドジャースに移籍した外野手ベッツ。私が思ってるよりもっと凄い選手だった!
2020/04/23
2019-20年のオフ、レッドソックスの外野手ムーキー・ベッツがドジャースに移籍しましたね。ベッツと言えば2018年のMVP選手で凄い選手だったのは私でも知ってマス。
そして確か3割30本100打点も記録したはずです。さらに別のシーズンでトリプルスリー(3割+30本+30盗塁)も達成したはず...。
そんなベッツですが、実はメジャー史上でもめちゃめちゃ凄い選手だったのは把握してますか?
調べたところ、ベッツは通算762本塁打のバリー・ボンズとほぼ同等、打撃の神様と呼ばれた最後の4割打者テッド・ウィリアムズよりもちょい上だった事が判明しました。
このベッツ、何がそんなに凄いのか?想像をはるかに超える成績を残してましたので主要なところをピックアップしてめじゃる。
レッドソックス史上ベッツは歴代14位
2014年21歳でムーキー・ベッツはメジャーデビューしました。そのシーズンは52試合に終わり、翌2015年からが本格開花となる。
そこで2015年~19年の通算fWARを確認したところ、2015年新人王で翌年MVPを獲得したブライアント、2018年MVPで翌年もMVP2位の活躍をしたイエリッチ、2015年MVPでその周辺5年連続MVP候補だったドナルドソンをも超えるのがベッツだった。
1.マイク・トラウト 44.2
2.ムーキー・ベッツ 35.4
3.クリス・ブライアント 27.8
3位のブライアントとの差が7.6。シーズンMVPクラスと同等の差をつけてベッツが2位。さすがにトラウトには負けたが、これはかなりの数字でしょう。
そして2016-18年に3年連続ア・リーグ東地区1位、2017年には世界一にもなったレッドソックスで、2015-19年のベッツが本格開花した5年間すべてでチームトッププレイヤーとなっていた。
そしてデビューから今までで積み上げたbWAR41.8はレッドソックス史上すでに14位に入っている(通算555本塁打を記録したあのマニー・ラミレスよりも上だ)
正直ベッツがここまで凄いって知らなかったんじゃないでしょうか?私はせいぜいMVPだなーぐらいにしか思ってませんでした。
Mookie Betts (139 HR, 301.avg, 470 RBI)
4x All-Star ⭐️
1x MVP 🥇
1x ALL MLB Second Team ⚠️
3x Silver Slugger Award 💥
4x Gold Glove Award 👏🏻
1x Wilson Overall Defensive Player 🏵
1x AL Batting Champion 😍
1x 30-30 club 🚨
1x Hit for the Cycle 🔥
World Series Champion 💍 pic.twitter.com/Zqmr4ANgm5— The Strike Out (@TheStrikeOutFr) April 17, 2020
26歳までの成績はメジャー史上30位だった
ベッツは2019年シーズン時は26歳。若いのに30-30やらなんやらで凄い成績を残してます。ではこのベッツ、歴代でどのぐらいのランクになるのか?26歳までの通算fWARをメジャーリーグが始まった1871年から調べてみました。
26.バリー・ボンズ 38.9
27.スタン・ミュージアル 38.6
28.カル・リプケン 38.2
29.ジョン・マグロー 37.9
30.ムーキー・ベッツ 37.2
31.セザー・セデノ 36.9
32.テッド・ウィリアムズ 36.4
26歳までという縛りでいくと、ベッツは通算762本塁打のバリー・ボンズよりはちょっと劣るが、打撃の神様と呼ばれた最後の4割打者テッド・ウィリアムズより上ってことでした。
普通に考えてこの成績、ムーキー・ベッツはもう殿堂入りに片足突っ込んでるってことで間違いないでしょう。
同世代ではどうしてもトラウトが抜きんでてますのでちょっとイメージ舐めてました。ベッツめっちゃ凄いですやん!
THANK YOU MOOKIE BETTS.
MVP
World Series Champion.
Gold glover.
Silver slugger.
Super star. pic.twitter.com/L7zg08n8f0
— Savage Boston Sports 🇺🇸🍀❄️☃️ (@SavageBoston) February 5, 2020
通算二塁打はメジャー史上15位
ベッツといえばリーグ最多得点を2回獲得しているチャンスメーカータイプですので、打点や本塁打などは抜きんでてはいないです※それでも5年間で134本塁打、452打点ですので平均25本、80打点はイッテル
通算打率も.301、通算出塁率も.374で、凄いけど抜きんでてはいない。そこで私が注目するのは4年連続40二塁打を記録している中距離タイプの成績。
11.イバン・ロドリゲス 232
11.マニー・マチャド 232
13.ハル・トロスキー 231
14.ルーベン・シエラ 230
15.ムーキー・ベッツ 229
16.フランク・ロビンソン 228
16.ザンダー・ボガーツ 228
ここまで通算229二塁打のベッツは、メジャー史上15位にランクインしていたのでした。スゲー!!
とはいえこの記録、現役では歴代2位にアルバート・プホルス260二塁打、7位にミゲル・カブレラ253二塁打、11位にマニー・マチャド232二塁打、そして同僚ザンダー・ボガーツが16位で228二塁打だった。
ちょっとベッツの凄さが霞むわー!
This double by Mookie Betts gave #RedSox their 9th walkoff win of the year, tied for the major league lead!pic.twitter.com/QKEWKGqSYp
— BoSox Injection (@BoSoxInjection) August 17, 2017
この26歳のムーキー・ベッツ、現役ではトラウトには劣るが、その他選手よりは断トツで上で、26歳時点ではメジャーリーグ史上でもトップ30に入るWAR、及び通算二塁打を残す選手だった。そんな選手がトレードなんて...ほんとレッドソックスはベーブ・ルース以来の大事故だわ!
おそらく、2020年ドジャースが世界一になるでしょう。試合があればのお話ですけどね。
ほな