めじゃるぶ

MLBメジャーリーグが好きな男のひとりごと

ブルージェイズ

ブルージェイズになくてはならない投手は絶対にサム・ガビグリオだという話

2020/04/21

今大注目のチームと言えばやっぱりブルージェイズですよね。

ニ世選手揃いで、特に1番遊撃ビシェット、2番二塁ビジオ、3番左翼グリエルJr、4番ゲレーロJrの22歳、25歳、26歳、21歳という若手が上位に並ぶ布陣。ジョジョに頭角を現し始めています。

そこに2019年オフに先発を大補強し、ローテーション3番手までをごっそり変えてリュ、アンダーソン、ロアークという実績ある選手で挑む今季、期待出来ないはずがない。

しかし、ブルージェイズに必要なのは本当はサム・ガビグリオ投手だと知っていますか?

先発ローテでもなく、クローザーやセットアッパーでもないただのリリーフですが、彼の働きはかなり貴重です。この無名な投手の何が凄いのか?ちょっと教えておきたいのでめじゃる。

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先発が投げてくれないブルージェイズ

唐突ですが、2019年各チームがどれだけ投げたかを調べてみました。レイズが最多で1474.1回、ホワイトソックスが最小で1412.2回でした。その差62.0回大きいと言えば大きい数字です※投手らは1412.2~1474.1回投げる。

そしてその中で先発が投げるイニングはというと、最多がメッツの941.1回、最小がエンジェルスの681.0回です。エンジェルスの先発投手が崩壊していたイメージはここから来てるのでしょう。大谷は打者よりも投手として働いた方がチームのためかも知れません。

で、ブルージェイズも負けず劣らず28位で先発は711.1回しか投げてくれませんでした。ローテーション投手の5人で割ると、142回程度...規定すら達せない。なので先発をやたら補強したのでしょう。

そこで必要だったのがサム・ガビグリオなんですよ!

リリーフの負担が大きいブルージェイズ

先発が投げなければその分リリーフが投げなければなりません。2019年のリリーフ陣でもっとも投げたチームと言えば...

2019年チームリリーフ投球回
1.レイズ 772.0回
2.エンジェルス 761.2回
3.ブルージェイズ 729.0回
4.マリナーズ 694.1回
5.ブルワーズ 670.2回

レイズ、エンジェルス、ブルージェイズの3チームが700回を超えています!これはどういうことかと言いますと、投手は確か最大13人制ですので先発が5人と考えると残り8人でリリーフを回さなければならない。ならば一人当たりの投球回は...

700回÷8人=87.5回!?

計算上ひとり87回ぐらいは投げなきゃいけない計算。ちなみに2019年87回以上を投げたリリーフ投手はたった二人しかいませんでした。

そのうちのひとりがサム・ガビグリオなんですよ!

サム・ガビグリオの凄いとこ

このリリーフでスゲー投球回を記録したブルージェイズのリリーフ投手サム・ガビグリオ、おそらく聞いたこともない選手だと思います。

もともと先発だったのですが成績が微妙だったので、2019年はリリーフ投手として1度も先発することなくシーズン終了致しました。その成績は52試合で4勝2敗、防御率4.61という数字。フツーだ。

しかしガビグリオの凄いとこはそんなフツーなとこではない!

・リリーフでの投球回が95.2回で断トツのメジャートップ!
・リリーフ登板で3アウトよりも多くアウトを取った数は35回でメジャートップ!
・ビハインドで投げさせられた数は35回で7位!
・リリーフ登板での平均アウト数は5.5でメジャー全体2位!

要は、不甲斐ない先発陣が試合早々に打たれまくったところに登板し、イニングをまたぎにまたいで後半に何とか繋げる敗戦投手みたいな役割ということ。

地味だけどチームに必要な選手だったということが伝わったかと思います。

2020年はおそらく7回のセットアッパーに山口俊、8回にはアンソニー・バス、9回のクローザーにはケン・ジャイルズとなる予定ですので、ガビグリオはまた地味な仕事になりそうだ。

ただ、彼の存在はかなりデカいんだぞということぐらいは記憶しておいた方がいいかと思いましてペンを取った次第ですわ。

omio
omio
敗戦処理と考えると、なかなかの数字を残していると思いません?防御率4.61だったら十分でしょう

ほな

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