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レッドソックス

7チームを渡り歩くピアースが引退!世界一&WSMVP経験者で一瞬はトラウトを超えてたかもという話

2020/04/17

レッドソックスの左翼/一塁/二塁を守っていたスティーブ・ピアースが引退を発表した。

2003年のドラフト45巡目、全体1341番目の雑草でありながらも、メジャーリーガーとして長年住みついたのは凄い。ちなみに2003年ドラフトは全体的にちょっと地味で、一番の出世頭が現ブレーブスのニック・マーケイキスぐらいか。

そんな無名でそこまで大した成績を残していないと思われるピアースだが、なかなか輝かしいメジャー人生だったようだ。

今回は私が思うスティーブ・ピアースの凄いところを3つお届けしようと思いめじゃる。

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規定打席未到達ながら13年間メジャーリーガー

スティーブ・ピアースの凄いところは、一度も規定打席に到達していないのに13年間も雇ってくれるところがあったというところ。

2019年36歳シーズンでのスラッシュラインが打率.180/出塁率.245/長打率.258でOPS.503。たった29試合、99打席にしか出場出来ず、一塁、左翼、指名打者という攻撃重視のポジションでこの成績。これはさすがに引退すべき成績&年齢だったのがわかる。

13年間でのシーズン最高出場試合は102試合、打席は383が最高。チームの主力とは言い難い数字。当然ながらアワード受賞などもっての外。よくもまあ13年間メジャーに在籍出来たものだ。

需要があるって事はある意味凄いよね。ども、お疲れ様でした。

2018年WSMVP受賞のピアース

スティーブ・ピアースのキャリア最大の見せ場が2018年35歳の時のワールドシリーズMVPでチームを世界一に導いたことだった。

4勝1敗で圧倒的に勝ったレッドソックスの中心はこのピアース。ゲーム1、ゲーム2、ゲーム3はさほど活躍しなかったものの、ゲーム4からは大爆発。

ゲーム4は、8回に同点となるソロホームランを放ち、9回には走者一掃の3打点を叩き出し見事逆転勝利に!!3番一塁で使わてたことからも期待度が高いのが分かる。ゲーム5では、1回にいきなり2ランホームランを放ち、8回にはダメ押しとなるソロホームラン!!

結局このシリーズは3ホーマー、8打点でOPS1.667。見事ワールドシリーズMVPを獲得したのだった。

キャリアの最後の最後で世界一になり、ワールドシリーズMVPにも選ばれたなんて、素晴らしいメジャー人生だったと思う。

7チームを渡り歩くトラウト超えた?ピアース

キャリア通算WARがたった10.0という記録を持つスティーブ・ピアース。やっぱり大したことないじゃんと思うのは早漏だ。実はこのピアース、最大瞬間風速はトラウトを超えてたかも知れないレベル。

キャリアハイとなるのは2014年のオリオールズ時代。この時ピアースはチームをリーグチャンピオンシップまで引率した※ロイヤルズ相手に全然打てなくてスイープされたけど。

この時のシーズンWARは5.8。

打撃成績は規定打席未到達ながらも打率.293/出塁率.373/長打率.556でOPS.930。これはもし規定に到達していたら6位にランクインする成績。上にはビクマル、アブレイユ、マカッチェン、スタントン、トラウトのみ。リゾ、エンカーナシオン、ミゲレラよりも上だった。

WARは5.8はメジャー全体14位だったが、もし150試合程度までこのレベルを維持出来てたとしたら...単純計算でWAR8.7程度だったかも知れない。ちなみにこの年の最高WARはトラウトの7.7※トラウト超えてる!!

そんな打撃のポテンシャルがあったからか、パイレーツに始まりオリオールズ、アストロズ、ヤンキースと来てオリオールズに戻り、レイズに行ってオリオールズに戻り、ブルージェイズを経てレッドソックスという7チームを渡り歩けたのだろう。

メジャーリーガー最大の目標である世界一、そしてWSMVPまで受賞したのだから、もう思い残すことはなかったのかも知れませんね。

omio
omio
私がメジャーリーガーなら、世界一になった時点で目標なくなってヤル気なくなってしまいそうだな。ピアースもそんな感じだったのかもね

ほな

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