パイレーツの代打が凄過ぎると話題に!代打で出ると平凡な打者がトラウトを超える?
2020/04/14
2020年ナ・リーグ中地区の中で唯一ポストシーズン出場確率が1%に満たないと予想されているパイレーツ。そんなチームに興味はないと思ってませんか?
1.カブス 13.9%
2.レッズ 13.0%
3.ブルワーズ 12.6%
4.カーディナルス 10.3%
5.パイレーツ 0.7%
確かにパイレーツがガンガン勝ち上がって、余裕で勝利する絵はさすがに見えません。しかしながら注目すべきところはあるんですよ。
実はパイレーツの代打攻勢が凄いとの噂があるんです!そんなメジャー屈指の代打陣、その中でも3人の代打の神様たちを紹介しようと思いめじゃる。
代打の成績が主砲クラスのパイレーツ
2019年メジャーリーグの平均OPSは.758。ま、こんなもんでしょってなもんです。そして代打での平均OPSは.710。わずかですが、代打の方が打てなくなるようだ。
基本的に代打の数はナ・リーグのが圧倒的に多い。投手交代の時に代打が出てくるタイミングがあるからだろう。
代打数を確認すると、ナ・リーグが242~359打席、ア・リーグが57~130打席となっている。約3倍は違うんだ!って思っていただけるとこれ幸い。
ということで、チーム代打OPSトップ5を確認すると...
1.レッドソックス OPS1.020(123打席)
2.パイレーツ .935(283打席)
3.ツインズ .830(82打席)
4.アスレチックス .824(116打席)
5.ヤンキース .786(57打席)
レッドソックススゲー!っていうと話がブレるが、打席数が少な過ぎる。ツインズもアスレチックスもヤンキースもそうだ。
しかしその中でひと際異彩を放つのがパイレーツのOPS.935。規定打席に到達した野手でいえば、ちょうどパイレーツの一塁手ベルと同等の成績。打率.277/出塁率.367/長打率.569、37本塁打で116打点、ISO.292のOPS.936のベルと同等なんです。
好きなタイミングでベルを投入出来ると思ってもいいパイレーツ。これってかなり凄いことでございますよ。
Josh Bell with a rocket. 🚀#LetsGoBucs pic.twitter.com/rMB1x1o5G4
— Pirates (@Pirates) March 4, 2020
パイレーツの3人の代打の神様たち
33本塁打と同等の力を得るカブレラ
まずはパイレーツで最多となる44打席に立ったメルキー・カブレラ。右翼手としてチーム最多の74試合に出場しているレギュラーでもある。
すでにメジャー15年目のベテランで、2019年の成績は397打席で打率.280/出塁率.313/長打率.399のOPS.713。本塁打はたったの7本に終わった平凡な数字。
しかし代打となるとなかなかの成績。打率は.270と変化はないが、出塁率.386/長打率.405でOPS.792。OPS.792というとエンジェルスのカルフーンと同じで、彼は33本塁打を放っている。
33本塁打を放つかも知れない代打カブレラ。怖すぎると思いませんか?
Pirates:
The Melk Man is still doing it at age 35. I completely forgot that Melky Cabrera got off to a scorching start with the Pirates last season and ended up hitting .280 in 133 games with PIT.
He has now played for 8 different teams in 15 years. pic.twitter.com/IwFdFGzB1s
— Connor Newcomb (@ConnorNewcomb_) April 7, 2020
メジャー最強打者を超えるオスーナ
次にご紹介するのがパイレーツで2番目の代打数30打席に立ったホセ・オスーナ。まだまだ定位置が決まってはいないが、一塁、三塁、左翼、右翼とオフェンシブポジションでの定着を狙っているユーティリティ選手。
まだメジャー3年目の若手で、2019年の成績は285打席で打率.264/出塁率.310/長打率.456でOPS.766。本塁打は10本で平均ぐらいの成績の選手。
しかし代打となればバケモノとなる。打率は.345という首位打者クラスまで上昇し、出塁率.345/長打率.966でOPS1.310。OPS1.310なんてイエリッチやトラウト、ベリンジャーをはるかに超える!この世にトラウトより怖い打者なんていないのだが...
メジャー最強打者たちをはるかに超える代打オスーナ。怖すぎるでしょ!しかも代打では四球を選んだことはない...クソほど怖いやないか!
¡José Osuna mostrando que hay poder! 💪💣 #LosPiratas#LetsGoBucs pic.twitter.com/FgXJkHmq6f
— Los Piratas (@piratasbeisbol) August 30, 2019
メジャー屈指の7本の指に入るレイエス
最後にご紹介するのがパイレーツで3番目、代打数25打席に立ったパブロ・レイエス。外野を中心に二三遊も守るユーティリティプレイヤー。
まだまだメジャー2年目で、2019年の成績は157打席で打率.203/出塁率.274/長打率.322でOPS.596。贔屓目に見ても、2019年の打撃成績は下の下だ。
しかし代打となれば一気に怖い打者となる。打率は.300まで上昇し出塁率.440/長打率.550でOPS.990。OPS.990というとダイヤモンドバックスのマルテよりも上。32本塁92打点のマルテよりも上って主砲クラスじゃん。
規定打席に到達した打者ではOPS.990は7本の指に入る。アレナドやソトよりも上とかって...代打レイエス、ヤバ過ぎるでしょ!
¡El 1er jonrón de Pablo Reyes en @LasMayores! 👏👏👏#MLBDominicana 🇩🇴 pic.twitter.com/sQgC0ZWTSF
— MLB Dominicana (@MLBDominicana) September 15, 2018
代打になると力を発揮するパイレーツ3人衆
改めて3人の代打の神様の成績を通常成績と代打の成績で比較しよう。
カブレラ 通常OPS.713 → 代打.792(+.069)
オスーナ 通常OPS.766 → 代打1.310(+.544)
レイエス 通常OPS.596 → 代打.990(+.394)
こう改めて見てみると、オスーナの覚醒感が異常ですね!レイエスも弱小打者が最強打者になっているので十分凄いですが、オスーナの前では霞む。
2020年、おそらくパイレーツは弱い。確実に弱いのでしょうが、彼らの代打の時ぐらいは楽しみに出来るのではないでしょうか?
ほな