プロスペクトランキング1位ってホントに凄いの?連続トップでも微妙なバクストンの覚醒に期待
2020/04/12
プロスペクトランキングで1位!っていうとさぞかし活躍が確約されているような気がします。2011年のランキング1位はすでに殿堂入りが確約されているでさろうマイク・トラウトでした。
2017年はレッドソックスの左翼アンドリュー・ベニンティンディ(17年新人王2位)、2018年はエンジェルスの大谷翔平(18年新人王1位)、2019年はブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr(19年新人王6位)、そして2020年はレイズのワンダー・フランコだそうです。
こう考えるとあながち外れでもないのかなと。
しかし、プロスペクトランキングでプレシーズン2年連続1位、ミドルシーズン3年連続1位を獲得しているツインズの外野手バイロン・バクストンが微妙なんですよ。
バクストンは残念なところもありますが、2020年はもしかしたら覚醒するかも知れないポテンシャルの持ち主なので、事前に予習しておこうと思いめじゃる。
ポテンシャルは球界屈指のバクストン
残念過ぎる外野手バイロン・バクストンは、実はかなりの有望株だった。
2012年ドラフト全体2位でツインズに入ったバクストン。その時点ですでに有能であることは間違いなかったが、その年のルーキーリーグではOPS.800弱。
翌2013年プロスペクトランキング1位なった時、マイナーリーグAではOPS.990、A+ではOPS.887と強打を見せつけ打率3割を優に超えた。また、Aで32盗塁、A+で23盗塁の計55盗塁と俊足さえも見せつける。
しかし2014年のほとんどをA+で過ごしOPS.718と平凡な成績に終わるが、2015年にはAAに昇格しOPS.840.840、AAAでOPS.986を記録し、満を持してメジャーデビューとなった。
同期には2015年新人王のアストロズのコレア(全体1位)、2016年新人王のドジャースのシーガー(全体18位)がいる。ポテンシャルだけならシーガーを超えるバクストン、これは負けられないところだ。
Byron Buxton with the second deck slam pic.twitter.com/yUdVoGOBBR
— Starting 9 (@Starting9) May 19, 2019
バクストン俊足過ぎてヤバす
2015年~19年の盗塁数は2、10、29、5、14とそれなりの俊足かな?って感じの記録だったが、実は球界トップクラスの俊足の持ち主バイロン・バクストン。
2019年のスプリントスピードは30.3で球界トップ3に入るSクラス。2018年には30.5でメジャーリーガー全体1位、2017年も30.5で2位にランクインしている。
2019年盗塁王に輝いたのはア・リーグはマリナーズのマレックス・スミスで46盗塁、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャJrで37盗塁だった。この二人のスプリントスピードはスミスは29.4、アクーニャJrも29.4だった。
盗塁王より速すぎる男バクストン。期待せずにはいられない。
This is a really fun one. @TheAthletic writers: As you might expect, significantly slower than Byron Buxton. https://t.co/6HUfkLrNza pic.twitter.com/MVFKCTOkY2
— Emma Span (@emmaspan) February 18, 2019
圧倒的なスピードを誇るバクストン。盗塁王ももう目の前か...
スーパーキャッチを連発する守備職人バクストン
2015年~19年のバクストンの守備指標DRSは5、2、23、2、10とGG級クラスの守備の持ち主だということが分かります。事実2017年ア・リーグのゴールドグラブ賞を受賞しているバイロン・バクストン。
DRSでも優秀なバクストンだが、レンジファクター/9イニングの数字が凄過ぎて、2016年2.85(リーグ1位)、2017年3.11(リーグ1位)、2019年2.89(リーグ1位)でした。1試合でアウトを取る数ですので守備範囲が広いってことでしょう。
それなのに何故ゴールデングラブ賞は1度だけなのでしょうか?
Having Byron Buxton in center isn’t fair. pic.twitter.com/imjI3nb8pM
— MLB (@MLB) April 14, 2019
このレベルは間違いなく球界屈指でしょう。
メジャーでまともに働いてないバクストン
バクストンがいまいち爆発しない理由のひとつに、シーズン通して働いたことがないというのがあります。2015年~19年、最大162試合のシーズンにおいてバクストンが出場したのは46、92、140、28、87試合。少ないですよね。
2015年左親指の捻挫、2017年左鼠径部の歪み、2018年左手首、足の親指の骨折、片頭痛。そして2019年右手首挫傷、左肩亜脱臼、脳震盪などなど。ケガのオンパレードやーてなもんです。
打撃は未だメジャーにフィットしているとは言い難いが、取り合えずバクストンに必要なのは試合に出る事。唯一140試合に出場した2017年はMVP候補にもなりGG賞にもなってます。
逆に言えば、まともに試合さえ出れるとしたら...それこそコレアを超える能力を発揮するかも知れません。ね、2020年バクストンhが覚醒するかも知れないと思ってきたのではないでしょうか?
ほな