ホントに要らない?2019-20年オフの時代を築いたFAベテラン選手たち5選
すでにオフはFA選手の獲得からトレードへブームが移行しているみたいで、マエケンを含んだMVP選手ベッツの三角トレードはなかなか見応えがありました。
今ではカブスのMVP選手ブライアントのトレード話も出ている状態です。
しかしFA選手でも決まってないいい選手がそこそこいるんですよ?無冠の守備職人ピラーとか、野生児プイーグとか、二塁なのに42ホーマーのドージャーとか。
今回はその中でもまだ所属先の決まっていない超ベテラン選手(38歳以上)をご紹介します。このまま引退させてはいけないレベルの選手が多数存在したので、忘れられる前に彼らの凄さをめじゃる。
炎上クローザー、ロドニー
弓をひくポーズでお馴染みの炎上クローザーのフェルナンド・ロドニー43歳。彼の最大の特徴はクローザーなのにノーコンってとこだ。
ここ5年のセーブ数ランキング(200イニング以上)ではロドニーは13位に入る107セーブを記録する球界屈指のクローザーであるにもかかわらず、WHIP(1イニングで四球や安打を与えてしまう率)では107人中100位の1.41。
こんなに塁上を賑わすクローザーなんて他にいないでしょ。
1.00 素晴らしい
1.10 非常に良い
1.25 平均以上
1.32 平均
1.40 平均以下
1.50 悪い
1.60 非常に悪い
Fernando Rodney goes 1-2-3 in the 8th!
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END 8 // #Nats 8, Cardinals 1 pic.twitter.com/gFAqOpvo0T
— Washington Nationals (@Nationals) October 15, 2019
ユーティリティを作った男、ゾブリスト
ユーティリティというポジションの時代作った男ベン・ゾブリスト39歳。彼の最大の特徴は守れるポジションの多さだ。
これまでのメジャーリーガーは、ポジションが安定しない=まだまだ一人前じゃない風潮だった。MVP候補に入るレベルの選手が今日は二塁、明日は右翼、昨日は遊撃などとポジションが入れ替わることなどなかったのではないか?
2009年オールスターに選ばれ、MVP8位に入ったゾブリストが守ったポジションは、バッテリーを除いたすべてのポジション。しかも両打とかもうゲームの世界です。
大谷が二刀流の道を作った選手ならば、ゾブリストは間違いなく現代のユーティリティというポジションを作った選手でしょう。
2019 PitchingNinja Award for Best K Strut by a Position Player. 🏆
Ben Zobrist. pic.twitter.com/ygYkkCiViY
— Rob Friedman (@PitchingNinja) December 1, 2019
まだまだ走れる男、デービス
ホームラン全盛期のこの時代に、まだまだ走れる男ラジャイ・デービス39歳。彼の最大の特徴は衰えない足の速さだ。
メジャー通算415盗塁、35歳のインディアンスの時には43盗塁でリーグ盗塁王に選ばれている。2019年の今でもその足は健在で、スプリントスピードは29.1のAクラス。全体でも50位以内に入る俊足だ。
メジャー歴14年間ですでに8チームを渡り歩いているジャーニーマン。そりゃスランプのない足がある選手はオファーがある訳だよ。
ま、結局はホームランのがいいんでしょうけどね。
The Cleveland Indians have officially signed Rajai Davis to a minor-league deal.
I think we all remember his last at-bat for this organization very well. pic.twitter.com/vfpO9URlTo
— Everything Buckeye Nation (@everythingbn) February 17, 2018
変則右腕、ネシェク
ブルペンは100マイル近く投げるのが普通になったこの時代に、変則投法で打者を牛耳る男パット・ネシェク39歳。彼の最大の特徴は球の遅さか。
ほとんどの投球をシンカーとスライダーが占め、その2球種の平均スピード90マイルに満たない。ブルペンでもかなり遅い部類だ。それでもメジャーに君臨しているのは精密機械のコントロールがあってこそだろう。
ここ5年の四球率はブルペン300人の中でもトップ6にランクインする1.57。これがこの球の遅さでセットアッパーをやれてる技術だろう。
100マイルの速球を持つクローザーと球の遅いセットアッパー。どっちが有名になるかは誰が見ても明らか。けどそれでも凄いヤツはいるんです。
1.5 素晴らしい
1.9 非常に良い
2.5 平均以上
2.9 平均
3.2 平均以下
3.5 悪い
4.0 非常に悪い
I love me some sidearm action... gracias Pat Neshek! pic.twitter.com/vvqwuDW7w5
— Marly Rivera (@MarlyRiveraESPN) March 20, 2019
ひたすら投げ続ける男、シールズ
分業制となったこの時代に、投げ続けることで評価を得ている男ジェームズ・シールズ38歳。彼の最大の特徴は取り合えず投げることだ。
ここ15年間で投げたイニングは2616.0イニング。2005年以降ではバーランダー、サバシア、ヘルナンデス、グレインキー、ハメルズに次ぐ6位。この6人の中で一番無名な選手なんではなかろうか。
オールスターはたったの1回、ただ現代には珍しく9年連続200イニングを達成した鉄腕。こんだけ投げてここまで無名なのも珍しい。それはレイズ、ロイヤルズ、パドレス、ホワイトソックスと比較的地味なチームに所属していたのも原因だろ。
個人的にはこの人スゲーって思ってたけどね。2010年なんて防御率5.18、13勝15敗で203.1イニング投げたし。他におらんだんかい!って感じですよ。
James Shields was terrific tonight, tossing his fifth consecutive quality start at Guaranteed Rate Field on his way to a win vs. Cleveland! pic.twitter.com/2kqEOi2cko
— Chicago White Sox (@whitesox) June 13, 2018
こんま名選手たちをこのまま引退させてもいいんですか?ってとこを問いたい。

ほな