50-30達成?40-40達成?2019年に30本塁打30盗塁を遥かに超える選手がいるらしい説、しかも同時にふたりも
野球は能力を表す言葉でよくこんな言葉を使います。
「走攻守」
打って走って守る。これは野球の三原則みたいなもんでしょうか?ただし、このイメージでは投手が入っていない感じがしますので後一文字「投」を入れてもいいのかも知れません。
この打って走って守るってのをすべて平均以上に出来る選手などは稀で、ほとんどの選手が打てるだけ、走れるだけ、守れるだけって感じでしょう。
しかしこの中の攻撃指標である走と攻。これを同時に達成する選手がレアですが存在する時があります。そしてその選手が残す成績ってのが30-30と呼ばれる30本塁打、30盗塁を同時に達成すること。
2019年、その30-30を達成し、よもや40-40、50-30を達成しそうな選手がいた...いや、いるかも知れないとのことでしたのでめじゃる。
過去40-40達者はいるのか?
30-30(30本塁打、30盗塁)というパワー&スピードを同時に兼ね備えるなんてなかなか難しい。パワーを上げるには体をデカくしなきゃならないし、スピードを上げるには体を絞らなきゃならない。
そんな選手はもはや神の領域。
今まで18515人が91276回挑戦して(1人が10年やれば、それは10回として計算しております)たった62人しかなし得ませんでした。その発生確率は0.06%...激レア。
その中でもさらに40-40(40本塁打、40盗塁)を達成したのは
1988年ホセ・カンセコ 42-40
1996年バリー・ボンズ 42-40
1998年アレックス・ロドリゲス 42-46
2006年アルフォンソ・ソリアーノ 46-41
たった4人。いずれも殿堂入りレベルの選手だ。ちなみに50-30(50本塁打、30盗塁)という
選手はまだ出てきていません。
そんな激レアな記録ですが、2019年にまた達成しそうな選手がいるとの事。しかも40-40、50-30が同時に二人も!!2019年、めっちゃ凄い年代だった。
惜しくもイエリッチ50-30ならず
50-30を目前に控えたのはブルワーズの主砲クリスチャン・イエリッチ。fWAR7.7でナリーグナンバーワンのスーパーMVP候補だ。
130試合に出場し44本塁打30盗塁。残り20試合弱で6本で50本塁打到達。ちょっと厳しい気もするが当たりだせばまだまだ達成の余地あり。
しかしまさかの!?
Christian Yelich injury. pic.twitter.com/VHzuJCsAwG
— taco money (@taco_money_) September 11, 2019
自爆ー!!
内角をエグるボールが身体に当たってデッドボール!?って思いきや、振りにいっての自打球。結局、イエリッチはこのままシーズンを去ることになりそうだ。
最終成績は打率.329/出塁率.429/長打率.671、44本塁打、100得点、97打点の30盗塁でOPS1.100。ただのバケモノか。
今後全休したとしてもMVPは可能性は高い。しかし魅惑の50本塁打、30盗塁はまたしてもお預けになった。
結局、ケガせずシーズン通して活躍するヤツが一番スゲーってことだ。
40-40が見えた2年目のアクーニャJr
40-40がもう目と鼻の先にいるのはブレーブスの2年目ロナルド・アクーニャJr。2018年の新人王で2年目となる2019年の成績がまた素晴らしい。
つい先日リーグトップとなる36盗塁を決め(盗塁失敗も9でリーグワーストだけど)これで39本塁打、36盗塁...39-36となった。
本塁打は残り1本程度なのでまず大丈夫だろう。そして盗塁が残り4。決して不可能な数字ではない、ただ積極的に走っていかないとこのまま終わりそうな気配。
39 homers, 36 steals. @ronaldacunajr24 40/40 watch is in full swing.
(MLB x @ATT) pic.twitter.com/XxZEDfHrM5
— MLB (@MLB) September 13, 2019
2019年のアクーニャJrは2年目のジンクスどころかかなりの成績。今現在147試合出場はリーグトップ、打席数678もトップ、594打数もトップ、119得点もトップ、36盗塁もトップ。そして悲しいかな盗塁失敗9、174三振もワースト!!
ただこいつはケガしなかった!!それがある意味天才。
今の主要な成績は、打率.281、39本塁打、95打点、36盗塁のOPS.883。イエリッチと比べるとじゃっかん格落ちだが、メジャーリーグ全体ではトップクラス。残り15試合弱...40-40イケるのか?微妙か?ていうギリギリのライン。
結局のところ50-30も40-40も無理かも知れないって理解した。
余談ではありますが、にアクーニャJrは「ベストバットフリップ」にもなりそうな気配(バットフリップ=バット投げね)です。
The best #BatFlip of the year belongs to _________.
(MLB x @BudweiserUSA)
— MLB (@MLB) September 13, 2019
絵になる。
ポストシーズンで逆転打を放った時にこのパフォーマンスしたら盛り上がるだろうね。ブレーブスはポストシーズンほぼ確定なので楽しみです。
ほな