最強の希少種ナックルボーラー登場!ブルージェイズのフェイアーラベンドという選手、しかも左腕サウスポー!
野球マンガには必ずといっていいほど出てくるナックルボーラー。
「パワプロ」では阿畑やすしが、「ドリームス」では神戸翼成の生田が、「Mr.フルスイング」では村中兄がナックルボールを投げてましたね。
しかし最近はめっきり聞かなくなりました。
そんな忘れ去られた秘密兵器、ナックルボーラーがブルージェイズに登場したようです。そその名もライアン・フェイアーラベンド。まったく聞いたことのない選手ですが貴重なナックルボーラー。
ナックルボーラーの希少性、そしてフェイアーラベンドってどんな選手なのか?そこんとこ気になっちゃいましたのでめじゃる。
フェイアーラベンドというナックルボーラー希少種
今まで一度も聞いたことないであろうライアン・フェイアーラベンド。彼はもう33歳だった。
2006年に20歳でメジャーデビューした。それだけで言えばスーパープロスペクトなの?と思いがちだが成績は凄くない。
2006年20歳、2先発で0勝1敗、防御率3.71
2007年21歳、9先発で1勝6敗、防御率8.03
2008年22歳、8先発で1勝4敗、防御率7.71
この成績を最後にしばらくメジャーで登板することは無かった。そして空白の6年を経てメジャーに復帰したが...
2014年28歳、6試合で勝敗付かず、防御率6.14
全然ダメダメな成績。結局またここから5年間の空白を経てメジャーに復帰したのが2019年の5月18日のホワイトソックス戦だ。
2014年のフェイアーラベンドの球種は基本的にオーソドックス。速球にスライダー、カーブにチェンジアップ。そしてたまにシンカー(ツーシームか?)を投げていた選手。
それが、まさかのナックルボーラーとして復活したのだった!
このホームラン全盛期=ブンブン振り回す時代にナックルボーラーとか...かなりの強敵になれるのじゃね?そう思って始まった初回。
ガルシアの2球目の、しかもナックルを...
Leury Garcia said see ya later to Feierabend's 2nd pitch of the game! pic.twitter.com/z2sne7Ggp4
— White Sox Talk (@NBCSWhiteSox) 2019年5月18日
ホームラン打たれるんかーい!
結局雨天コールドか何かで試合は5回表で終了した。1-4で負けたけど。結局ナックルボーラー通用しなかった。貴重なサウスポー、貴重なナックルボーラーだったのにね。
こんなに貴重なナックルボーラー!
ひさびさに登場したナックルボーラー。それがどんだけレアかを教えておきたいとこ。
2000年以降のフルタイムナックルボーラーと言われる選手がどれだけいるかを確認してみた(ほとんどの球種がナックルを投げるタイプの投手ね)
調べたところたった7人しかいなかった(投球の70%以上ナックルを投げた選手)
2000年以降のナックルボーラー(ナックル投球比率順)
Jared Fernandez 86.70%
Steven Wright 85.70%
Tim Wakefield 84.30%
Steve Sparks 79.90%
Charlie Haeger 78.70%
Eddie Gamboa 76.60%
R.A. Dickey 72.00%
まず右投げジャレッド・フェルナンデス。彼は通算108イニングしかメジャー登板していないので語る必要ないか。
そして右投げスティーブン・ライト。レッドソックスの現役ナックルボーラーだが2017年防御率8.25、2018年はぷち復帰して3勝1敗、防御率2.68。2019年はまだ登板なし...。
で右投げティム・ウェイクフィールド。彼もまたレッドソックスで、19年間メジャーに在籍し200勝を達成。通算防御率4.41で2011年まで現役。私が知ってるナックルボーラーといえばこの人。
それで右投げスティーブ・スパークス。59勝76敗、防御率4.88。2004年を最後にメジャーから退いている。
さらに右投げチャーリー・ヘーガー。彼も通算83イニングでメジャーから姿を消している。
右投げエディ・ガンボア。2016年に13.1イニングの登板し防御率1.35を記録しているが...どこいったのだろう?
最後に右投げRA・ディッキー。ナックルボーラーのくせに230奪三振で最多奪三振、20勝、サイヤング賞も受賞した。2001年26歳でデビューし、最終2017年42歳でメジャーを後にした。現役最後のナックルボーラーといえばこの人かもね。
A Feierabend knuckleball pic.twitter.com/M5A3iI4SNP
— Lucas A (@DBITLefty) 2019年5月18日
かなりの希少種なのは理解したが、そもそも現代では通用しないのかな。てか左腕ナックルボーラーは2000年代ひとりもいないじゃん!

ほな