2018-19年コロラド・ロッキーズのオフのFA・トレード総まとめ!勝率5割を切りそうだがコンバートで乗り切れるか?
2019/01/22
2018年のロッキーズは91勝72敗ナリーグ西地区2位(リーグディビジョンシリーズLDS敗退)でフィニッシュし、その勝ち星はメジャー30球団中8位タイの結果に終わりました。
ここ2年はポストシーズンには進出するも早々に負けてしまうのが悲しいとこ。3年連続チームトッププレイヤーの三塁アレナドを超える投手フリーランドも使えそうになったところで2020年にアレナドFAとは皮肉なもんです。
そんなロッキーズの2018-19年のオフのFA・トレード動向をまとめつつ、結局のところ2019年は強いの?弱いの?ってところをまとめてみましたのでめじゃる。
2018年ロッキーズ主力選手
2018年のロッキーズの主力選手を再確認。
先発投手は先発数の多かった上位5名、救援投手は平均レバレッジから重要度の高い選手を3名の計8名を基本とする。
野手はそのポジションで一番出場の多かった選手を代表とし、各ポジションで計8名を基本とする。
個人的に補強が必要な選手はマーキングしてこかなと考えてます※選手の書き方は左から ポジション:名前 (利き腕) WARです。
先発投手
SP:Jon Gray (R) 1.6
SP:Tyler Anderson (L) 3.0
SP:German Marquez (R) 5.3
SP:Chad Bettis (R) 0.9
SP:Kyle Freeland (L) 8.2
先発投手はWAR2.0ほどあれば御の字。開幕当初はこの並びでローテを組んでいたみたいだが先発5番手のフリーランドが最強という謎のローテ。さらに先発6番手も
SP/RP:Antonio Senzatela (R) 1.3
右腕センザテラ。彼もまた十分な戦力となっていた。ヒッターズパークなのに先発投手が頑張ってるとか素晴らしいね。

救援投手
ST7:Scott Oberg (R) 2.4
ST8:Adam Ottavino (R) 2.6/Seunghwan Oh (R) 0.8
CL9:Wade Davis (R) 1.1
救援投手はWAR0.3ほどあれば御の字。先発に続いてリリーフ陣も強力で7回オバーグ、8回オッタビーノ、9回デービスだけでも十分だったがシーズン中ブルージェイズから同等の高レベルなスンファンも補強していた。

捕手
C:Chris Iannetta (R) -0.4
捕手もWAR2.0ほどあれば御の字。捕手として99試合に出場したアイアネッタ。もし捕手がもう少しまともな選手だったら...ロッキーズ史上初の地区優勝してたかも知れなかった。

内野手
1B:Ian Desmond (R) -0.6
2B:DJ LeMahieu (R) 3.0
3B:Nolan Arenado (R) 5.6
SS:Trevor Story (R) 5.6
内野手もWAR2.0ほどあれば御の字。唯一一塁デズモンドが穴で22本ものホームランを放ってるが評価はいまいち。確実性の無さと守備の悪さから来るものだと考えられる。

外野手
LF:Gerardo Parra (L) 0.5
CF:Charlie Blackmon (L) 0.8
RF:Carlos Gonzalez (L) 0.4
外野手もWAR2.0ほどあれば御の字。元シルバースラッガーSS賞2年連続で受賞し119得点でリーグトップの得点を叩き出したブラックモン、元最多安打で首位打者のゴンザレスも思ったよりWARがよろしくないね。

2018-19年ロッキーズFA/DFA離脱選手 -6.7DOWN↓
公式サイトからロースターのFA/DFA離脱動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末にはFA選手らがごっそり放出されていたのでそのタイミングから確認して行こうかと。ついでにDFA選手も※マイナーリーガーはひとまず無視しておこうか。
主力と見なした選手らはマーキングを続行します。
LF:Matt Holliday (R) 0.1
RF:Carlos Gonzalez (L) 0.4
ST8:Adam Ottavino (R) 2.6
2B:DJ LeMahieu (R) 3.0
C:Drew Butera (R) 0.0
LF:Gerardo Parra (L) 0.5
RP:Sam Howard (L) 0.1
FA/DFA選手らの合計WARは6.7。FA/DFAの結果より、二塁と両翼(左翼と右翼)ぐらいは補強が必要そうだ。8回セットアッパーはスンファンでいいかなと。

2018-19年ロッキーズウェイバー離脱/獲得選手 ±0.0
公式サイトからロースターのウェイバー公示で離脱/獲得した動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末以降でウェイバー公示され離脱/獲得した選手を確認して行こうかと※マイナーリーガーはひとまず無視はもはや常識。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしましょうか。
/////主要なウェイバーなし/////

2018-19年ロッキーズトレード/FA獲得選手 -0.9DOWN↓
公式サイトからロースターのトレード/FA獲得動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末からトレードで獲得した選手らを確認して行こうかと。同時にFA選手の獲得も見逃せない※マイナーリーガーはひとまず無視しておくから。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしますからね。
FAの二塁マーフィーをロッキーズがゲット! -0.9DOWN↓
FA→COLロッキーズ
2B:Daniel Murphy (L) -0.9
12/21 ナショナルズからカブスに移籍しFAとなっていた二塁マーフィーがロッキーズと契約。獲得したWARの合計は-0.9となった。

.@Rockies sign INF Daniel Murphy to 2-year deal with option for 2021. pic.twitter.com/I0wcuc4y9t
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年12月21日
2019年ロッキーズのスタメン予想!強くなった?それとも弱い?
以上の結果を考慮しつつ、2019年のロッキーズのスタメンでも予想しましょうか。
投手は先発投手(ローテーション)の5名、救援投手(セットアッパー/クローザー)は
3名。野手(捕手/内野手/外野手)は8名の計16名を予想。新たに他チームから加わった新メンバーはマーキングしますので。
SP:German Marquez (R) 5.3
SP:Kyle Freeland (L) 8.2
SP:Jon Gray (R) 1.6
SP:Tyler Anderson (L) 3.0
SP:Antonio Senzatela (R) 1.3 (+0.4UP)
ST7:Scott Oberg (R) 2.4
ST8:Seunghwan Oh (R) 0.8 (-1.8DOWN)
CL9:Wade Davis (R) 1.1
C:Chris Iannetta (R) -0.4
1B:Daniel Murphy (L) -0.9 (-0.3DOWN)
2B:3.0
3B:Nolan Arenado (R) 5.6
SS:Trevor Story (R) 5.6
LF:Ian Desmond (R) -0.6 (-1.1DOWN)
CF:Charlie Blackmon (L) 0.8
RF:David Dahl (L) 0.6 (+0.2UP)
19年1月20日最終更新
2018年のロッキーズのWARは36.7でメジャーリーグ30球団中12位だった※野手12.1(26位)、投手24.6(5位)本来WAR0.0のチームは47.6勝の計算らしいので、ロッキーズ本来の実力は84.3勝だった計算になる。
今回の動向から2019年のロッキーズは2018年よりもWAR-7.6低くなることが予想され、そこから2019年のロッキーズの勝敗を試算すると...
2019年ロッキーズ予想 76勝86敗!
げげ!地区優勝どころかポストシーズンどころか勝率5割も果たせぬまま終了となる計算になってしまった。しかし打撃力があるけど守備に不安のある二塁マーフィーを一塁へ、同じくパワーがあるが守備に不安のある一塁デズモンドを左翼へコンバートすることで計算通りと行かないと考えられる。
※そうなると大事なのはやはり二塁の補強。ここを何とかしたら来季も十分戦える戦力はあるかも知れない。

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ほな