2018-19年ニューヨーク・ヤンキースのオフのFA・トレード総まとめ!ハーパー獲得はあり得ないチーム力
2019/01/19
2018年のヤンキースは100勝62敗アリーグ東地区2位でフィニッシュし、その勝ち星はメジャー30球団中3位の結果に終わりました。
開幕当初ヤンキースも確か優勝候補だったのに、同地区のレッドソックスが108勝して世界一になるというどんでん返しを食らったかなり悔しい結末だった。
そんなヤンキースの2018-19年のオフのFA・トレード動向をまとめつつ、結局のところ2019年は強いの?弱いの?ってところをまとめてみましたのでめじゃる。
2018年ヤンキース主力選手 ±0.0
2018年のヤンキースの主力選手を再確認。
先発投手は先発数の多かった上位5名、救援投手は平均レバレッジから重要度の高い選手を3名の計8名を基本とする。
野手はそのポジションで一番出場の多かった選手を代表とし、各ポジション+指名打者で計9名を基本とする。
個人的に補強が必要な選手はマーキングしてこかなと考えてます※選手の書き方は左から ポジション:名前 (利き腕) WARです。
先発投手
SP:Luis Severino (R) 4.7
SP:Masahiro Tanaka (R) 2.9
SP:CC Sabathia (L) 2.3
SP:Sonny Gray (R) 0.6
SP:Domingo German (R) 0.0
先発投手はWAR2.0ほどあれば御の字。唯一気になるのがヘルマンのとこかな。ヤンキースもそう思ったのかシーズン後半には下記の二人を補強したのだった。
SP:Lance Lynn (R) 0.5
SP:J.A. Happ (L) 2.1
6年連続二桁勝利の先発右腕のリン、2年前の20勝投手ハップを獲得。シーズン後半にはグレイ、ヘルマンに替わり、ローテーションをリン、ハップにしてブーストしていた。
救援投手
ST7:Chad Green (R) 2.3
ST8:David Robertson (R) 1.0/Dellin Betances (R) 1.7
CL9:Aroldis Chapman (L) 1.7
救援投手はWAR0.3ほどあれば御の字。7回グリーンから始まって9回チャップマンで終わるまで全然スキがない球界屈指のリリーフ陣だった。さらにそれに加えて
ST7:Zach Britton (L) 0.4
オリオールズから元47セーブでクローザーのブリットンをシーズン途中で獲得していた。これで左右のバランスもよくさらに最強に。
捕手
C:Gary Sanchez (R) 1.2
C:Austin Romine (R) 1.4
捕手もWAR2.0ほどあれば御の字。サンチェス、ロマインともに76試合に出場し両方が正捕手級の働きをしていた。
内野手
1B:Greg Bird (L) -0.6
2B:Gleyber Torres (R) 2.9
3B:Miguel Andujar (R) 2.2
SS:Didi Gregorius (L) 4.2
内野手もWAR2.0ほどあれば御の字。ヤンキース唯一の弱点とも言うべき一塁バード25歳。一塁ってベテランの強打者を持ってくる方が安定しそう。ちなみにバードの次に一塁を守ったのが
UT:Neil Walker (B) -0.1
内外野守れるユーティリティのウォーカー。ただ彼もまた十分過ぎる戦力ではなかったようだ。
外野手/指名打者
LF:Brett Gardner (L) 2.8
CF:Aaron Hicks (B) 4.7
RF:Aaron Judge (R) 5.5
DH:Giancarlo Stanton (R) 4.0
外野手/指名打者もWAR2.0ほどあれば御の字。全ポジションハイレベルで問題なし。スタントンは外野(左翼、右翼)も守れるしでスキはない。
2018-19年ヤンキースFA/DFA離脱選手 -6.6DOWN↓
公式サイトからロースターのFA/DFA離脱動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末にはFA選手らがごっそり放出されていたのでそのタイミングから確認して行こうかと。ついでにDFA選手も※マイナーリーガーはひとまず無視しておこうか。
主力と見なした選手らはマーキングを続行します。
SS:Adeiny Hechavarria (R) 0.0
SP:Lance Lynn (R) 0.5
SP:CC Sabathia (L) 2.3
UT:Neil Walker (B) -0.1
ST8:David Robertson (R) 1.0
SP:J.A. Happ (L) 2.1
ST7:Zach Britton (L) 0.4
RF:Andrew McCutchen (R) 0.8
2B:Ronald Torreyes (R) 0.3※DFA
SP:Parker Bridwell (R) -0.5※DFA
RP:A.J. Cole (R) -0.1※DFA
SS:Hanser Alberto (R) -0.3※DFA
OF:Tim Locastro (R) 0.2※DFA
FA/DFA選手らの合計WARは6.7。FA/DFAの結果より、最大の補強ポイントは投手、その中でも先発投手(出来れば左腕か)が必要である事が確認出来る。
2018-19年ヤンキースウェイバー離脱/獲得選手 -0.3DOWN↓
公式サイトからロースターのウェイバー公示で離脱/獲得した動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末以降でウェイバー公示され離脱/獲得した選手を確認して行こうかと※マイナーリーガーはひとまず無視はもはや常識。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしましょうか。
SS:Hanser Alberto (R) -0.3 TEX→NYY
SP:Parker Bridwell (R) -0.5 LAA→NYY
SP:Parker Bridwell (R) -0.5 NYY→LAA
ウェイバーで放出したWARの合計は0。獲得したWARの合計は-0.8となった。
2018-19年ヤンキーストレード/FA獲得選手 +13.9UP↑
公式サイトからロースターのトレード/FA獲得動向を調査。
調査内容としては、2018年のワールドシリーズが終わった10月末からトレードで獲得した選手らを確認して行こうかと。同時にFA選手の獲得も見逃せない※マイナーリーガーはひとまず無視しておくから。
主力と見なした選手らはやっぱりマーキングしますからね。
FAの先発左腕サバシアをヤンキースがゲット! +2.3UP↑
FA→NYYヤンキース
SP:CC Sabathia (L) 2.3
11/7 ヤンキースからFAとなっていた先発左腕サバシアが再びヤンキースと契約。獲得したWARの合計は2.3となった。
.@Yankees to resign LHP CC Sabathia to 1-year, $8M deal, source tells @Feinsand. https://t.co/3gIbMMqMbV #HotStove pic.twitter.com/XUC10KtZES
— MLB (@MLB) 2018年11月7日
マリナーズの先発2番手左腕パクストンをプロスペクトらを放出しトレード! +3.0UP↑
SEAマリナーズ→NYYヤンキース
SP:James Paxton (L) 2.9
NYYヤンキース→SEAマリナーズ
SP:Justus Sheffield (L) -0.1
SP:Erik Swanson (R) Minor
CF:Dom Thompson-Williams (L) Minor
11/19 マリナーズの先発パクストンとヤンキースの若手らスがメインのトレード。放出したWARの合計は-0.1。獲得したWARの合計は2.9となった。
After being acquired from the #Yankees in exchange for James Paxton, here's where Justus Sheffield, Erik Swanson and Dom Thompson-Williams enter the #Mariners Top 30 Prospects list: https://t.co/eocityUEuR pic.twitter.com/UNs4JIF1Ss
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) 2018年11月20日
FAの先発左腕ハップをヤンキースがゲット! +2.1UP↑
FA→NYYヤンキース
SP:J.A. Happ (L) 2.1
12/17 ヤンキースからFAとなっていた先発左腕ハップが再びヤンキースと契約。獲得したWARの合計は2.1となった。
.@Yankees sign LHP J.A. Happ to 2-year deal with a vesting option for 2021. pic.twitter.com/zWLf51eYet
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年12月17日
FAの遊撃トゥロウィッツキをヤンキースがゲット! ±0.0
FA→NYYヤンキース
SS:Troy Tulowizki (R) 不明
1/4 ブルージェイズからリリースされてた遊撃トゥロウィッツキがヤンキースと契約。獲得したWARの合計は0.0(2018年メジャー出場なし)となった。
.@Yankees sign SS Troy Tulowitzki to 1-year deal. pic.twitter.com/enSV3jJNo7
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2019年1月4日
FAの救援投手ブリットンをヤンキースがゲット! +0.7
FA→NYYヤンキース
ST7:Zach Britton (L) 0.7
1/11 オリオールズからヤンキースに移籍しFAとなっていた救援左腕(7回セットアッパー)ブリットンがヤンキースと再契約。獲得したWARの合計は+0.7となった。
.@Yankees sign LHP Zach Britton to 3-year deal with team option for 2022. pic.twitter.com/BvDfyjr8lv
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2019年1月11日
FAの二塁ラメイヒューをヤンキースがゲット! +3.0
FA→NYYヤンキース
2B:DJ LeMahieu (R) 3.0
1/14 ロッキーズからFAとなっていた二塁ラメイヒューがヤンキースと契約。獲得したWARの合計は+3.0となった。
.@Yankees, DJ LeMahieu close to 2-year deal, reports @Ken_Rosenthal. Club has not confirmed. https://t.co/mFnHKxThP4 pic.twitter.com/HnxFWwO3tt
— MLB (@MLB) 2019年1月11日
FAの救援投手オッタビーノをヤンキースがゲット! +2.6UP↑
FA→NYYヤンキース
RP:Adam Ottavino (R) 2.6
1/18(仮) ロッキーズからFAとなっていた8回セットアッパーの右腕オッタビーノがヤンキースと契約。獲得したWARの合計は+2.6となった。
Chapman, Betances, Britton and now … Ottavino. 😱
@Yankees, RHP Adam Ottavino agree to 3-year, $27M deal, source tells @Ken_Rosenthal: https://t.co/wzPZdlHf9n pic.twitter.com/VoPse0xCrm— MLB (@MLB) 2019年1月17日
その他ヤンキースのトレード/FA情報 +0.2UP↑
11/21 LAD OF:Tim Locastro (R) 0.2 ⇔ NYY RP:Drew Finley (R) Minor
その他ヤンキースのトレード/FAで放出したWARの合計は0.0。獲得したWARの合計は0.2となった。
2019年ヤンキースのスタメン予想!強くなった?それとも弱い?
以上の結果を考慮しつつ、2019年のヤンキースのスタメンでも予想しましょうか。
投手は先発投手(ローテーション)の5名、救援投手(セットアッパー/クローザー)は
3名。野手(捕手/内野手/外野手/指名打者)は9名の計17名を予想。新たに他チームから加わった新メンバーはマーキングしますので。
SP:Luis Severino (R) 4.7
SP:James Paxton (L) 2.9 (+2.3UP)
SP:Masahiro Tanaka (R) 2.9
SP:J.A. Happ (L) 2.1 (+2.1UP)
SP:CC Sabathia (L) 2.3 (±0.0)
※ST7:Adam Ottavino (R) 2.6
ST7:Zach Britton (L) 0.7 (-1.6DOWN)
ST8:Dellin Betances (R) 1.7
CL9:Aroldis Chapman (L) 1.7
C:Gary Sanchez (R) 1.2
1B:Luke Voit (R) 1.3 (+1.9UP)
2B:DJ LeMahieu (R) 3.0 (+0.1UP)
3B:Miguel Andujar (R) 2.2
SS:Gleyber Torres (R) 2.9 (-1.4DOWN)
LF:Brett Gardner (L) 2.8
CF:Aaron Hicks (B) 4.7
RF:Aaron Judge (R) 5.5
DH:Giancarlo Stanton (R) 4.0
19年1月18日最終更新
2018年のヤンキースのWARは51.3でメジャーリーグ30球団中3位だった※野手29.5(4位)、投手21.8(7位)本来WAR0.0のチームは47.6勝の計算らしいので、ヤンキース本来の実力は98.9勝だった計算になる。
今回の動向から2019年のヤンキースは2018年よりもWAR+7.0高くなることが予想され、そこから2019年のヤンキースの勝敗を試算すると...
2019年ヤンキース予想 105勝57敗!
来季のヤンキースはもうポストシーズン確定じゃんよ!ブルペン陣まで強力になりやがって!もうスキどころか戦力が溢れ出とる。5人ぐらい主力ケガしても優勝しそうだな。
※まったくスキが無いヤンキース。後は誰かが絶不調かケガでもしない限りは2019年もかなり強いに決まってるみたいです。ほぼ反則のチームだったな。
他の球団を見る→2018-19年MLBメジャーリーグ30球団のオフのFA・トレード総まとめ!リンク集。オフの動向はここから飛べる!
ほな