ヤンキースがトレードで元MVPの外野手マカッチェンを獲得!てか右翼手余り過ぎだろ!
ラスト1日だというのに思ったより動きが無いトレード市場。ま、現有戦力で十分だということなんだろうが、もうひと波あっても良かったのかなと思ってしまう。
まだ多少時間がありますのでどうなるかは不明だが...。
そんな静かな8月最終日。大型トレードが成立した!
ジャイアンツの外野手アンドリュー・マカッチェンがヤンキースへ移動した。ヤンキースと言えば同地区に反則クラスのレッドソックスがいて8.5ゲーム差を付けられての2位止まりだが、ポストシーズンはほぼ確定。そんなヤンキースのマカッチェンの使い道について確認しましたのでめじゃる。
ジャイアンツのマカッチェンがヤンキースへ
ジャイアンツの右翼手アンドリュー・マカッチェンがヤンキースへ移籍した。
.@Yankees acquire OF Andrew McCutchen, cash from @SFGiants for INF Abiatal Avelino, RHP Juan De Paula. #MLBOnTheMove pic.twitter.com/4EJLOUYWFZ
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年8月31日
マカッチェンとは、知る人ぞ知るスーパースターでメジャー10年目の31歳。22歳にデビューし打率.286、12本塁打、22盗塁で新人王4位に入る活躍。その後5年連続オールスター、4年連続SS賞(シルバースラッガー賞)、1回だけGG賞(ゴールデングラブ賞)に2013年にはシーズンMVPを受賞している。
パイレーツの顔として君臨し、最多安打に最高出塁率、最高OPSを獲得したこともあり出塁率.350以上に20本20盗塁が期待出来る選手だった(昔は)。最近当時に比べると落ち目だが、OPS+は常に100を上回る打力に優れた選手。
GG賞を記録したので守備も秀逸かと思いきや、ここ4年は最低クラス。そのため中堅から右翼にコンバートしており、さすがに右翼では平均ぐらいの守備を魅せる。
今季も打率.255ながら出塁率.357。15本塁打に13盗塁と切り込み隊長には持って来いの右バッター。さて彼のヤンキースでの役割は如何に?
ヤンキースの外野陣は実は最高クラス!
マカッチェンの役割が不明なためヤンキースの外野陣の成績を確認。
Pos | Name | Age | G | HR | RBI | SB | BA | OBP | SLG | OPS | OPS+ |
LF | Brett Gardner* | 34 | 119 | 11 | 38 | 13 | 0.237 | 0.328 | 0.368 | 0.696 | 88 |
CF | Aaron Hicks# | 28 | 113 | 22 | 63 | 10 | 0.251 | 0.365 | 0.466 | 0.832 | 122 |
RF | Aaron Judge | 26 | 99 | 26 | 61 | 6 | 0.285 | 0.398 | 0.548 | 0.947 | 152 |
DH | Giancarlo Stanton | 28 | 133 | 33 | 84 | 5 | 0.277 | 0.351 | 0.525 | 0.876 | 132 |
RF | Andrew McCutchen | 31 | 130 | 15 | 55 | 13 | 0.255 | 0.357 | 0.415 | 0.772 | 110 |
左翼手ブレット・ガードナー ヤンキースの1番バッター切り込み隊長を任せられるガードナー。左翼の他中堅も守れてその守備はGG賞クラス。肩はいまいちだが、それを補って余りある俊足の持ち主。15本塁打15盗塁を狙えるチーム5位のfWARで中心選手のひとり。
中堅手アーロン・ヒックス ヤンキースのWアーロンのひとり。とうとう3番バッターまで昇格した主砲。20本塁打以上のホームランを放ち、二桁盗塁を決めるスピードもある。中堅を主として守り、右翼、左翼と外野はどこでもフォロー可能で平均並みの守備力。肩の強さは球界トップクラスで、さらに俊足。オールスター出場はないもののチーム2位のfWARでヤンキースの要のひとり。
右翼手アーロン・ジャッジ ヤンキースの最強の2番バッターで新人で52本塁打を記録した史上屈指のバケモノクラス。当たり前のように新人王を獲得し、SS賞も受賞。守備はほぼ右翼限定。守備力もGG賞クラスで強肩。俊足ではないが平均以上の足を持ち、もはや欠点無し。今季も30本塁打を超えそうな勢いだがケガ離脱中。チーム1位のfWARでヤンキースの顔になりつつある選手。
指名打者ジャンカルロ・スタントン ヤンキースの4番バッターで史上屈指のスピードで300本塁打を達成したバケモノ。その凄さはAロッドクラス。昨年59本塁打を放ち「ケガさえしなきゃホームラン王」を実際に知らしめた。昨年はSS賞にMVPも獲得したヤバい選手。今季はDHに居座ってるが基本右翼を守り、その守備力は平均以上。肩は強肩レベルで足は並み。今季すでに33本塁打を記録しているチーム3位のfWARで彼もまたチームの要。
てか、ジャッジにスタントンと右翼が余っててDHにまわしてるのに、さらに右翼守ってるマカッチェン獲得とかどういう意味か教えて欲しい...。
まとめ
今回ご紹介したトレード情報は...
- アンドリュー・マカッチェンがヤンキースへ。
今ヤンキースは遊撃グレゴリアス、右翼ジャッジ、捕手サンチェス、クローザーのチャップマンなど主力選手が続々と離脱している状況なのだが、そこでマカッチェン獲得ってのはいまいち不明。
ジャッジが故障者リストDLに入ってるが2~3週間の予定なのでポストシーズンは間に合う。正直こっから地区3位のレイズに今のメンツで負けるとは思えないし、走れる選手が欲しいなら40人ロースターに入ってるチーム2位の俊足ウェイドを昇格させたらいい。
ま、2019年FAなので完全レンタル選手だってことで元MVPでも獲得しとこってことだろうけど...やはりそこはヤンキース。ちょっと前まで落ちぶれたなとか言われてたもののしっかりヤンキースらしさを見せつけてすっかりスター軍団を作り上げましたね。
色んな意味で魅力的なヤンキース。さらにまーくんもいるしでやっぱり応援したくなるチームを築き上げるのが憎いとこです。
ほな
※また読みたいと思ったら下記メジャーリーグのボタンをぽちっとお願い致します。