ブレーブスがオリオールズの微妙なクローザー、ブラックをトレードで獲得!微妙だけどセットアッパー就任か?
もう残り29、30、31しかないトレードデッドライン(ま、別にその後もトレード出来なくはないが)そろそろ獲得したい選手も出払ったのでしょうか?まだ悩み中のチームもありそうですが...。目まぐるしいこの時期は常にチェックしてなければ見逃します。
前回は名前の知れた3人が一日で移籍が決まってあたふたしましたね。全てがいいトレードかは最後にならないと不明ですが、そういった観点で言えばトレードされた方にもプレッシャーはあるでしょう。
そしてまたトレードの話です。ヤンキースがカーディナルスから一塁ルーク・ヴォイトを獲得、ホワイトソックスがヤンキースから左投手ケール・フレアを獲得。そして今回のメイン!ブレーブスがオリオールズから右投手ブラッド・ブラックを獲得しました。
おそらく(というか断トツで)この中で一番有名なのはオリオールズのブラック。ブラックは使えるのか?使うとしたらブレーブスの中でどの位置なのかを確認しましたのでめじゃる。
オリオールズのクローザーのブラックがブレーブスへ
オリオールズのクローザーのブラッド・ブラックがブレーブスへ移籍した。
.@Braves acquire RHP Brad Brach from @Orioles for international signing bonus slot money. #MLBOnTheMove pic.twitter.com/h80RnkwaEj
— MLBRosterMoves (@MLBRosterMoves) 2018年7月29日
ブラックは弱小オリオールズで2018年クローザーを勤めてた右投手。ちょっと聞いた事あると思ったのが2016年のオールスター選手だったからだ(オールスター通算1度だけ)すでに8年目の32歳で中堅クラス。
今季チーム最多の11セーブ(少なッ)で防御率4.85(高ッ)、奪三振率8.8(普通ッ)四球率4.4(悪ッ)でERA+は87(しょぼッ)を記録している。う...ん、クローザーとしてもリリーバーとしてもいまいちな印象だな。所詮ブリットンの代役か。
球種は速球を軸にチェンジアップ、スライダーを投げ、たまにシンカー。比率は速球55%、チェンジアップ25%、スライダー15%、シンカー5%ほど。全球種球速が昨年より落ちてきているようで95.3マイルだった速球も93.8マイルと約1マイル落ちた。これが成績の悪化に繋がってるように感じる。
レンタル投手あるあるだけど、今季終了後の2019年にFAとなる。
えーっと、正直微妙なブラック。ブレーブスではどの位置に納まるのか?まさかクローザーじゃないよね?
ブラックはブレーブスのセットアッパーに?
フィリーズに2.5ゲーム差を付けられ、ポストシーズンが微妙な位置にいるブレーブス。9月後半の最後の最後にフィリーズと7戦あるのでここを全勝したら勝機はある。しかもクッソ弱いメッツと7試合、さらに弱そうなマーリンズと10試合もありイージーモード。
これイケるんじゃね?と思わせるスケジュール。
しかしこの間最大20連戦が控えているため、もしかすると(ってかこっちが本命だと思うが)リリーフの疲労を考えてまだ使えるブラックを補強したのかもしれない。
ま、そうだったとしても一応ブレーブスのリリーフ陣を探る。
- 7回*右シェーン・カール/左ジェシー・ビドル
- 8回*右ダン・ウィンクラー/左AJ・ミンター
- 9回*右アロディス・ビスカイーノ←10日間DL
なるほど、aLIで1.000を超える(重要な場面で使われている)選手は上記5名。7回、8回ともに両腕揃えているのでバランスがいい。しかし最速100マイルを超える剛腕のビスカイーノが相変わらずのガラスのクローザーぶりを発揮している。
続いて防御率を見てみようか。
- カール防御率2.63/ビドル防御率2.54
- ウィンクラー防御率3.00/ミンター防御率3.05
- ビスカイーノ防御率1.65←10日間DL
なるほど。なかなかのバランスの取れたリリーフ陣。ビスカイーノの離脱はやはり痛い。代わりはミンターかウィンクラーなのだろうが...ブラックでは無いよね。こんな凄いブレーブスだがリリーフ陣のチームfWARは2.0で16位だった。
このメンツでブラック...か。おそらくですが、ビスカイーノの抜けた穴にミンターがクローザーに就任し、ウィンクラーとブラックがセットアッパーってのが常套手段かと思います。カールやビドルはまだ1~2年目の若手。大事なセットアッパーには厳しいでしょう。
ブラックはビスカイーノが抜けたためのセットアッパーの補強っぽいか。
まとめ
今回ご紹介したトレード情報は...
- ブラッド・ブラックがブレーブスへ。
オリオールズのクローザーがブレーブスへ!っていうのも名ばかりで、もともとセーブ成功率100%のブリットンが故障してなってた代役クローザー。しかも防御率4.85で球速も落ちているし微妙な存在。
しかしブレーブスはクローザーが離脱し、成績はいいけど8回を任すには荷が重いリリーフ陣。さらにこの先弱小チームといっぱい対戦するのでそこで落としたくない。そうなって来ると実績のある選手をレンタルしたいところってなったのかな?
いまいち微妙なシーズンを送っているブラックですが、せめてメッツ戦、マーリンズ戦だけは無双しなければこのトレードの意味が無いかと思われます。ちなみにキャリア通算のマーリンズ戦は防御率2.45ですが、メッツ戦はなんと!防御率6.52で一番苦手としているみたいですね(あくまで参考程度ですが)
ほな
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