MLB2018年4月ピッチャーオブザマンスはアスレチックスのノーノー男とナショナルズの5勝エースに!
2018/05/04
さてさて、3月末に開幕してから1ヵ月が経過致しました。3~4月度のfWARの投手トップ3はアストロズのゲリット・コール1.8、ナショナルズのマックス・シャーザー1.6、レッドソックスのリック・ポーセロの1.6となっています。その後メッツのデグロム、アストロズのバーランダーなどが続きます。
ピッチャーオブザマンスは各リーグ毎に投手が1名選ばれますので、データ通りで行けば4月のピッチャーオブザマンスはアリーグはコール(1位)、ナリーグはシャーザー(2位)が妥当でしょうが...ピッチャーオブザマンスの結果をめじゃる。
アリーグのピッチャーオブザマンス
アリーグの4月のピッチャーオブザマンスはアスレチックスの先発2番手投手ショーン・マネイアが選ばれた。
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | SO | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
1 | Sean Manaea | Athletics | 4 | 2 | 6 | 6 | 43.2 | 37 | 7.63 | 1.44 | 0.82 | 1.03 | 3.21 | 3.56 | 1.0 |
この1ヵ月の勝ち星4勝は2位、出場試合数は6試合(先発6試合)で4位(ま、これはチームの試合数とかも関係あるので実質ローテを守ってるので1位みたいなもん)、投げたイニング数43.2は2位、奪三振37は27位。
4勝はリーグトップだし、イニングも投げてるので賞には相応しいか。
奪三振率7.63はトップ30圏外、四球率1.44は9位で精密機械のコントロール、本塁打率0.82は圏外で目を見張るのはコントロールぐらい。
防御率1.03は2位(ジャイアンツのクエトには負けたがリーグ違い)、FIP3.21は26位、xFIP3.56は29位でfWAR1.0は13位となった。
トップ30に入っている項目が多いのでエース格ではあるもののFIPから判断するにかなり低い防御率は出来過ぎでしょう(チームのツイッターでは防御率1.00となっているが、この誤差はなんなのか?)
After a dominant month on the mound, Sean Manaea has been named American League Pitcher of the Month!#RootedInOakland
Read: https://t.co/ZbRU3NaLZU pic.twitter.com/RHMkn0CLBD
— Oakland Athletics (@Athletics) 2018年5月2日
4月21日に9.0イニング(要は1試合)をノーヒットノーランで10奪三振、2四球に抑えたところがピークでした。三振は取れないものの1試合を除き全てほぼ100球以内で7イニング以上を投げて、2失点以下に抑える天才。こりゃピッチャーオブザマンスはは妥当でしょうね。特にノーノーが響いているのでしょう。
ナリーグのピッチャーオブザマンス
ナリーグの4月のピッチャーオブザマンスはナショナルズの先発1番手投手マックス・シャーザーが選ばれた。
# | Name | Team | W | L | G | GS | IP | SO | K/9 | BB/9 | HR/9 | ERA | FIP | xFIP | WAR |
1 | Max Scherzer | Nationals | 5 | 1 | 6 | 6 | 39.0 | 57 | 13.15 | 2.08 | 0.46 | 1.62 | 1.76 | 2.81 | 1.6 |
この1ヵ月の勝ち星5勝は1位でシャーザーたったひとり、出場試合数は6試合(先発6試合)で4位、投げたイニング数39.0は11位、奪三振57は2位。
5勝ってだけでピッチャーオブザマンスに相応しいところだが、平均6.1イニングってのは考え物。エースはやはり平均7.0イニングぐらいはいって欲しい(クルーバーぐらいしかいないのだが笑)奪三振は惜しかった、コールが61だったので4つ差。こりゃ無理だわ。
奪三振率13.15は2位(これもコールの13.18に惜しくも及ばず)、四球率2.08は23位、本塁打率0.46は11位。全て優秀な数字。まさにエース。
防御率1.62は5位だが、FIP1.76は1位、xFIP2.81は9位でfWAR1.6は2位(これまたコールの1.8には負けてるけどね)となった。
FIP1.76から判断出来るように運でこの成績になった訳ではないようです。これはこれはサイヤング賞争いに食い込んで来る事は間違いないでしょう。相変わらずの安定感。ライバルチームはちゃんと研究しているのだろうか...
Your back-to-back NL Cy Young Award winner is also @MLB's NL Pitcher of the Month!
Congratulations, Max Scherzer! pic.twitter.com/vCwSzPjTkx
— Washington Nationals (@Nationals) 2018年5月2日
二桁奪三振が6先発して4回、4月9日には被安打2で無失点10奪三振の完封勝利も記録している。ただ、7回以上投げたのは2試合で5回5失点で降板って日もあった。チームのエースとしては炎上しても6回までは投げたいところだ。
まとめ
4月のピッチャーオブザマンスは...
- アリーグ*アスレチックスの先発2番手投手ショーン・マネイア。
- ナリーグ*ナショナルズの先発1番手投手マックス・シャーザー。
These guys owned April. pic.twitter.com/XCsusgfhL1
— MLB (@MLB) 2018年5月2日
この月のfWARトップ3はアリーグはコール1.8、ポーセロ1.6、バーランダー1.2。ナリーグはシャーザー1.6、デグロム1.5、シンダガード1.2だった。コールは最多奪三振で防御率1.73と優秀な成績だったのだが2勝1敗とチームの勝ちの貢献度が低く、マネイアのノーノーにしてやられた感じですかね、残念。
アスレチックスもナショナルズも悲しいかな地区4位をうろついております。30試合ぐらいある1ヶ月間にたった6試合しか出場しない先発投手がどんだけ個々に凄くてもチームの勝ちにはつながらないって事です。やはり野球は奥が深い...。
根拠のない予想ですけれども、マネイアは一発屋でしょうね←っていうても毎試合優秀なんですけどチームが胡散臭い(笑)
ほな
※また読みたいと思ったら下記メジャーリーグのボタンをぽちっとお願い致します。