2018年最初のノーノーはアスレチックスのマネイア!しかも最強レッドソックスを相手に!
2018/04/23
ダルビッシュが炎上してワーワー言うてますけれども、その裏でアスレチックスの先発投手ショーン・マネイアが暫定王者相手に凄い記録をやり遂げました。
レッドソックスと言えば今メジャーで一番攻撃力のあるチーム。アスレチックスと言えば平均以下の投手力のチーム。まさかこんな事が起こるとはね。ごちゃごちゃ言わずにさっさとめじゃる。
マネイアがノーヒットノーランを達成
Apr 22 アスレチックスのショーン・マネイアがレッドソックス相手にノーノーを達成した。これは2018年の最初のノーノーとなりました※ノーノーとはノーヒッターの事であり、ノーヒッターとはノーヒットノーランの事である(四死球はOK、確かエラーもOKの記録)
RECAP: Manaea dazzles with 10 strikeout no-hitter versus Red Sox.https://t.co/8cIDFl6Lmb#RootedInOakland pic.twitter.com/pGhMLu7Zui
— Oakland Athletics (@Athletics) 2018年4月22日
素晴らしい。しかしマネイアってほとんど知らないんだけど...
ショーン・マネイアとは?
2013年のドラフト1巡目(全体34番目)の有望株でそもそもロイヤルズに拾われてた選手。23歳途中でアスレチックスのマイナーへ移動し着々と実力を付け、3年目には3Aに昇格。そしてメジャーデビューを果たしている。
メジャーデビューした16年、24先発し7勝9敗で防御率3.86となかなかの成績。17年には29先発12勝10敗で防御率4.37、そして18年にはグレイブマンに次ぐ2番手としてローテに入っている優秀な投手。
平均91.0マイルの速球を60%弱の確率で投げ込み、その他スライダー、チェンジアップと球種は少な目。いわゆるメジャーリーガーの球種って感じの選手。
相手のレッドソックス打線
# | Pos | NAME | AVG | OPS |
1 | RF | ベッツ | 0.366 | 1.191 |
2 | LF | ベニンティンディ | 0.254 | 0.788 |
3 | 1B | ラミレス | 0.314 | 0.872 |
4 | DH | マルティネス | 0.324 | 0.943 |
5 | 2B | ヌニェス | 0.269 | 0.767 |
6 | 3B | デバース | 0.286 | 0.830 |
7 | C | レオン | 0.115 | 0.230 |
8 | CF | ブラッドリー | 0.222 | 0.700 |
9 | SS | リン | 0.333 | 0.873 |
見てもらえば分かりますが、決して生半可なレベルの打線では無いですよ。なんせ大谷が2回で降板しちゃった打線なのですから。
7番捕手のレオンと9番遊撃リンがスタメンでは無さそうですが...ここは下位打線なのでそんな変わらないでしょう。正捕手バスケスはOPS.508でしょぼしょぼです※ただし正遊撃手ボガーツはOPS1.111ですのでいなくて良かったーってとこでしょう。
こいつら相手にノーヒッター?かなりハードル高いですね。レッドソックスは現在26本塁打(8位)、123得点(1位)、116打点(1位)、打率.282(1位)なのですから。
マネイアのノーノーの軌跡
そんなレッドソックスをノーノーに仕留めたマネイア。その詳細でも確認しましょうか。ノーノーって四死球はOKですので決して完璧なピッチングじゃないかも知れませんのでね。
10 K's, all FILTHY.#RootedInOakland pic.twitter.com/aBQBgxyNqA
— Oakland Athletics (@Athletics) 2018年4月22日
1回 1番ベッツにいきなり6球も粘られ四球(ダメじゃん)しかし3番4番を三振に仕留めるなかなかの立ち上がり。2回 5番6番7番を1三振を含む三者凡退。3回 8番9番1番を2三振を含む三者凡退。初回の四球意外は完璧な内容ですね。
4回 2番から始まる上位打線を2三振含む三者凡退(三振も調子よく奪っているね)スゲー。5回 5番から始まりサクサクっと2アウトを取るも、7番レオンはショートのエラーで出塁。しかもワイルドピッチで2アウトながら二塁となった(危険危険)だがブラッドリーをフルカウントまで追い込んでボール球のチェンジアップで三振!6回 またも9番1番でツーアウトを取るもベニンティンディの打席で微妙な判定。結局バッターアウトになったようだけどね。
7回 3番4番5番を三振はないが三者凡退。8回 6番7番8番を2三振含む三者凡退。9回 9番に代打シュチュワートをゴロ、1番ベッツをライトフライ、2番ベニンティンディがフルカウントからの四球で後一人がやや伸びましたが...3番ラミレスでゲームセット。
今季初のノーヒットノーラン!当然トップゲーム暫定1位となった。しかも三振は10!文句無しの成績と言っていいでしょう。
ノーノーは凄く稀なんです
今季初となるノーヒットノーラン。そんなに簡単に出るもんではないのです。過去を2年さかのぼるとノーヒットノーランは以下のこんだけ。
- 2017年 ボルケスvsダイヤモンドバックス相手に2四球10奪三振
- 2016年 アリエタvsレッズ相手に4四球6奪三振
年に1度の割合で出たらレアって感じみたいです。エラーは無いにしろ無四球ってのはやはり難しく、完封勝利ってのは数年に1度って感じですかね。
ちなみに2015年は当たり年で無四球17奪三振、無四球10奪三振と2回もクリアしたナショナルズのシャーザー、2四球13奪三振のフィリーズのハメルズ、1四球12奪三振のカブスのアリエタ(2年連続ノーノーって事ですね)、無四球11奪三振のジャイアンツのヘストン(誰?)、3四球10奪三振のアストロズのフィアーズなど多数ノーノーが発生した。ノーノーって結構いいとこまでは行きますが、実際9回2アウトまでイっても打たれることもしばしば。
今回のアスレチックスのマネイア。今後レジェンド級になるのかも知れませんので注目しましょう。
ほな
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