弱小パドレスのプロスペクト投手ジョーイ・ルチェシがロッキーズ相手に凄過ぎる件について
ナリーグ西地区で最下位まっしぐらのパドレスはブルワーズとの連戦で3連敗、ロッキーズとの3連戦で1勝2敗と負けに負けてます。もともとこの地区では最下位予想(全体26位)されており、同地区はドジャース(3位)、ダイヤモンドバックス(9位)、ロッキーズ(12位)、ジャイアンツ(14位)らで到底歯が立たない超難易度スタートの始まりでした。
そんな中プロスペクトのルチェシが先発2番手としてブルワーズ戦、中5日でロッキーズ戦で登板しました。新人でいきなりローテに組み込まれるとは難易度が高いですが...結果は如何に?って事でプロスペクトのルチェシをめじゃる。
パドレスのプロスペクトランキング
パドレスは2018年の予想こそ26位に沈んでいる低迷期ですが、現在プロスペクトトップ100に7人もランクインしており、ブレーブスの8人に次いで全体2位のファームシステムなのです(ホワイトソックスも7人、次いでレイズ、ヤンキースの6人と続く)
その7人が下記選手たちです。
- 8位、SS Fernando Tatis Jr. (AA)
-
19位、LHP MacKenzie Gore (A)
- 36位、2B/SS Luis Urias (AAA)
- 40位、RHP Cal Quantrill (AA)
- 42位、RHP Michel Baez
- 50位、RHP Adrian Morejon (A Adv)
- 89位、RHP Anderson Espinoza (A Adv)
36位のウリアスががAAAまで昇格しておりますが、皆メジャー定着にはまだ時間を要する感じですかね。このトッププロスペクト100には入っておりませんが、チーム内でのランキング9位に入っていたジョーイ・ルチェシがめでたく先発2番手としてデビュー致しました。
チームトッププロスペクトだからといって一番先に昇格するのとは違うてのが何かむずがゆい気がします。で?ルチェシってどんな選手なのか...
ジョーイ・ルチェシとは
2016年のドラフト4巡目(全体114位)でパドレスに指名され、17年のマイナーで防御率2.20、149奪三振を記録した。たった3年でメジャーデビューした有望株でA-、Aを1年目で卒業し、A+,AAを2年目で卒業。AAAを飛び越えて2018年メジャーデビューとなりました。能力は...
Fastball: 60 | Curveball: 55 | Changeup: 55 | Control: 55 | Overall: 50
うむ、よく分からん。17年にAAで9先発し計60.1イニングを投げ防御率1.79。奪三振率K/9は7.91と、やはりレベルがUPするにつれて三振が奪えなくなってきてますが、防御率はえらいことに。これはメジャーでも期待大です。
ルチェシvsロッキーズ
そんなルーキーのルチェシが強豪ロッキーズに投げた結果...
Just call him Joey Lu-K-hesi
pic.twitter.com/xMWaZPMTnN— San Diego Padres (@Padres) 2018年4月5日
三振の山!!!!!!!
1回表は強打者揃いで三振は取れなかった。
1K 最初の三振は2回表の5番ストーリー。昨年191三振でナリーグの最多三振を記録した選手。その三振と引き換えに24本塁打を記録しているので十分怖い相手。2K 9番アンダーソン。ま、この子は投手なのでボーナスタイムみたいなもんです。
3K 3回表の2番ラメイヒュー。16年の首位打者で打率.348を記録した選手。流し打ちが上手いと評判らしい。現在3年連続3割打者です(おそらくクアーズの恩恵はありますがね)
4K 4回表でまたもストーリー。こいつはもうボーナスタイムみたいなもんだな。5K 6番デズモンド。言うほど大した成績を残した訳では無いが2200万ドルプレイヤー。打率.280、20本、80打点ほどの選手。ま、普通にオールスターの強打者レベル。
6K 5回表に7番パーラ。この人も謎。規定打席未達ながら3割を記録した17年。本塁打は15本程度でそこまで怖く無い選手。7K 最後の奪三振はまたも投手のアンダーソンから。
Great performance by @JoeyFuego44 today! pic.twitter.com/hgVqiyrPP4
— San Diego Padres (@Padres) 2018年4月5日
結果、ロッキーズ相手に5回被安打1、奪三振7という素晴らしい数字。初回先頭打者のブラックモンにシングルヒットを打たれただけだった。スゲー!二冠王のアレナドを三振には取れなかったがきっちり抑えたんだって。
それでもパドレスは負けるけどね
普通は先発投手が5回無失点とかしてくれたら勝ち星がつくもんなのですが、パドレスも無失点に抑えられて5回終了時点では0-0。その後0点は8回まで続いた。
同点のまま9回はパドレスのクローザーハンドが満を持して登板。やはりルチェシが頑張ったのでせめて勝ちたかったのでしょう。ま、あっちゅう間に3失点で負けましたけどね。クローザーが打たれたらしゃーないって感じです。
結局、新人ルチェシの好投は報われなかったもののなかなか期待出来る新人が出て来たものです。ただし、初戦のブルワーズ戦は5回も持たず3失点だったのでまだまだ過剰な期待は禁物ですけどね。
ほな
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