3勝2敗で地区3位のヤンキースも上位打線クリーンナップが心配。スタントンがヤバい傾向に!
2018/04/05
世間は大谷翔平が1本塁打を含む3安打でやっぱ大谷サイコー!とか二刀流イケるぜ!とか盛り上がっています。最低でも二刀流を語るなら10勝10本塁打、出来れば15勝15本塁打、もしかしたら20勝30本塁打なんてやって欲しいものです。
ま、そんな事は世間のいろんなところでわめいてますので置いといて、私はその裏に起こったヤンキースvsレイズ戦を語りたいと思います。実はヤンキースちょっと深刻なのかもってことでめじゃる。
グレゴリアスが神懸かりの活躍
ヤンキース第5戦目、先発投手はモンゴメリーだった。この日は先発投手がどうのこうのっていう試合では無く完全に打ち合い、ノーガードの戦いに見えた。そのヤンキースの主役となったのが、ジャッジでもスタントンでも無く4番ディーディー・グレゴリアスだった。
グレゴリアスはこの日異常に好調で、2回裏先頭打者で回って来た1打席目は二塁打を放つ。その後23歳ウェイドのタイムリーで1点。3回裏にはランナー二人を置いてグレゴリアス。レイズのエースアーチャーからスリーランホームラン。
5回裏には四球を選び出塁し、7回裏にはこれまたランナー二人を置いてのスリーランのおかわり。8回裏にはシングルヒットで打点2を記録した。
Enjoy the one man show: pic.twitter.com/Wj2RBcc3Hf
— New York Yankees (@Yankees) 2018年4月4日
結局この日のグレゴリアスは5打席で4打数4安打1四球、2本塁打の8打点でOPS1.635まで跳ね上がった!試合は最終的に4-11でヤンキースが勝ったのだが、グレゴリアスの8打点が無ければ4-3でもしかしたら負けてたかも知れない。
ジャッジ、スタントンに続きグレゴリアスという主砲までいるヤンキース強過ぎだろ。
絶不調な上位打線がヤバい
1番ガードナー、2番ジャッジ、3番スタントン、4番グレゴリアス、5番サンチェス。こんな打順で臨んだレイズ戦、さぞかし手強いんだろうなーって思っていたが上位打線に不調のヤツがいる。ガードナーは2安打、ジャッジも2安打2四球てことは...
3番スタントン5打数ノーヒット!
5番サンチェス5打数ノーヒット!
実はこの男ら、11点取ってお祭り気分のヤンキースの中でひと際存在価値が無かったコンビ。ほんと勝ったのはグレゴリアスのおかげだよね。
サンチェスは打率.053、OPS.158と最悪な状態、しかしスタントンのがヤバすぎるんです!その理由は...本日5打数5三振!ホームランを打たなきゃって思いが強いのでしょうか?それとも各チームのエース級は打てないとの事でしょうか?この状態はヤバい状態だと思います。
Pick your poison?@ChrisArcher22 wants both. #Filthy pic.twitter.com/kB4TqwrTSa
— MLB (@MLB) 2018年4月3日
本塁打多、三振多の荒い打撃
本塁打を打つにはある程度三振が増えるのはしょうがないと考えられます。今の段階で8三振を記録している選手は18人。その中で本塁打2本以上記録しているのはたった3人。この3人はいわゆるブンブン丸とでも言いましょうか、諸刃の剣...いや魔神の斧の方が分かりやすいですね(魔神の斧とは...ググって下さい)そんな使いづらい3人をピックアップしてみましょうか。その3人とは...
- サノ*打率.176で2本塁打10三振
- スタントン*打率.211で2本塁打9三振
- ギャロ*打率.250で2本塁打8三振
魔神の斧を装備しているのはこの3人です。
17年サノは規定打席には未達だったがISO.243のパワーB、打率.264。400打席以上では三振率35.8%でワースト6位。ブンブンといっていいでしょう。
ギャロはISO.327でパワーSクラスだったのですが、三振率K/9は36.8%でワースト2位でした。打率.209でほんまに振り回している当たれば怖い選手。上位打線には不向きかも知れません。
スタントンはISO.350で当然パワーS、打率.281で三振率K%は23.6%で三振は少なかったようです。平均クラスの確実性にバケモノクラスのパワーを兼ね備えた選手だったのだが、このままでは2018年はギャロっぽくなってしまいそうな予感。
スタントンはマジでヤバかった
スタントンが5打席連続三振しているようではヤバいですよって事が伝えたかった。
三振が多い選手と言えばオリオールズの主砲クリス・デービスが浮かびます。16年は38本塁打打ちましたが打率.221でOPS.792、17年は26本で打率.215、OPS.732と本塁打を打ってる割には貢献度が低いってことになってます。
この丁半博打みたいな能力は上位打線ではいかがなものなのでしょう。例えば1点差で負けてる試合でツーアウトランナー二塁だった場合、欲しいのは30%のタイムリーであって5%のホームランではない気がします。
このままスタントンが魔神の斧化した場合、ヤンキースのポストシーズンはヤバい状況になり兼ねませんよ(サンチェスはもはやひのきの棒ですけどね)
ほな
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