2017年カンザスシティ・ロイヤルズの決定版!スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】
2018/01/22
2017年のロイヤルズってどうでしたっけ?いまいち印象が無かった(私の中ではですけど)が80勝82敗で地区3位。実は意外と健闘してたみたいです。この地区はインディアンス、ツインズの一騎打ちでホワイトソックス、タイガースが最弱だったので中間のロイヤルズは全然目立ちませんでした。勉強のため主力メンバー、攻撃力、守備力など調査してみました。ロイヤルズにどんな選手がいるのかをめじゃる。
25人枠(25人ロースター)
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズのロースターはご存知でしょうか?
2017年の本塁打数は193本はメジャー全体20位。得点は702点で24位タイ。盗塁は91で11位。なるほどロイヤルズは貧打なイメージがありましたが思ったほどでは無かった。それでも中の下ぐらいなのでそれほど打撃力は無いチームの部類に入る。ちょっと走れる程度。
打率.259(10位)、出塁率.311(28位)、長打率.420(21位)で打率が高い割に出塁率が低すぎるチーム。早打ちなのかな?四球率BB%は6.5%で29位、三振率K%は19.3%で5位。やっぱりかー!四球も三振も少ないってやっぱり早打ちですね。今の四球が重宝される時代には珍しいタイプ。
Def-7.8で22位。守備もダメ、打撃も微妙、しかも早打ち。野手陣微妙だなー。
チームWAR13.7はメジャー全体23位でやっぱし野手は地味なメンバー。打撃指標のOff-62.8は23位、走塁指標のBsRは2.5で13位。平均並みに走れて中の下の打撃力で、さらに守備も中の下。ま、一番注目されないところですよね。そんなロイヤルズの25人枠を150打席以上打席に立った選手を下記にまとめました。
オールスターに捕手のペレス。はいはいはい、現役リーグ最強の捕手のひとりを忘れるところでした。これで5年連続オールスターで4年連続GG賞(2017年は受賞出来ず)も受賞したスーパー捕手。彼は覚えたいとこ。そして38本塁打を打った三塁手のムスタカスも生涯2度目のオールスターに選ばれた。※ムスタカス、ゴードン、ホスマーの区別が未だにつきません。何か似たり寄ったりのイメージ。
ライト以外はほぼスタメン固定か。ほとんどのポジションで各選手100試合以上出場しておりいい感じ。残りDHが固定出来ればよかったのにと思う。第二捕手はブテラ。内野のフォローはカスバートで外野にはホワイトソックスから移籍してきたメルキー・カブレラがシーズン後半から両翼のスタメンに抜擢してたみたいだ。
代打にはモスとボニファシオ。ふーん、ふーんとしか言いようがない。
デプスチャートと守備力
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズの守備位置別のデプスチャートを守備力DRSを交えながら確認します。メンバーは上記ロースターで一番試合数の多い選手が1番手。そして次の選手を2番手としております。上記25人に入っていない場合は空欄になります。それでは確認を。
中の下レベルの守備力のチームだったが、意外にセンターラインはしっかりしてそうだ。捕手のペレス、二塁のメリフィールド、中堅のケインは鉄壁と言っていいでしょう。そして外野のゴードンは見事GG賞を受賞した。
しかし補強として獲得したんだと思うメルキー・カブレラがどうしようもない守備力で左翼で-10、右翼で-10と合計-20を記録したザル守備。そう言えば、よく守備が悪くなると中堅→右翼→左翼ってコンバートしてく印象だが左翼でも使えない場合はどこへいくのだろう?一塁かな?
そして三塁ムスタカス、一塁ホスマーの守備は目も当てられない。内野陣はかなりのザル。しかもムスタカスはオールスター選手やで?この守備はスターっぽくないね。こりゃ投手は大変だわ。
チームDRSは-29でメジャー全体23位。このチームよりも下のチームが後7チームも存在するとは...まだマシなレベルなんだな。
打順と攻撃力
2017年のカンザスシティ・ロイヤルズのWARを基準に、パワプロで言う弾道GB/FB、ミートAVG、選球眼OBP、パワーISO、走力SPEEDとしてランク付けしてみました。
結構スタメンが固定されてそうでしたので打順も固定なのかな?と思わせといて、そこそこ固定だったのは1番メリフィールド、4番ホスマー、5番ペレスぐらいか。後半はライトにカブレラが使われてたがそれを無視して打順がどうなるか。
そこでこんな感じは如何でしょうか?実績をもとに選んだ打順が下記のようになっております。
なるほどこう来ましたか(自分で選んだのですが)
当初1番ゴードンだったが5月ぐらいからエスコバー、そして6月には完全にメリフィールドがジャックしました。能力的にもゴードンは打力もパワーも足もダメ。エスコバーは足だけでしたからね。俊足好打で長打も狙えるメリフィールドが適任でしょう。
ちょうど上の打順はシーズン中頃によく使われてたものですが、上位3人は足が速く、何でも出来るホスマーが4番に。そして長打が期待出来るペレス、ムスタカスが5番6番に。そして8番にも長打力のあるモスが。エスコバーとゴードンを代えたらいわゆる一般的な理想の並びですよね。
後半はボニファシオを外して移籍のカブレラ入れて、2番ケイン、3番カブレラってのが主流でした。しかし打撃のポジションであるDHやLFが下位打ってちゃいかんでしょ!
対左投手
あんまり左だからどうしたって感じじゃなかったですね。層が薄いのか?はたまた左右を気にしない監督だったのか...。プラトーンを組んでるポジションは無かったようです。
ストーブリーグとFA
2017年11月
11/2に遊撃手エスコバー、三塁ムスタカス、一塁ホスマー、中堅ケイン、補強した外野手カブレラがFAに!!大事件じゃん!打順の2番~7番ぐらいまでの主力がごっそりイク。ロイヤルズ終わった。
2017年12月
そして12月にも大した補強をしていない...ヤベーぞ、ロイヤルズ。マジで心配になるレベル。
→2017-18年FA!アリーグ中地区ロイヤルズはFA直後に戦力はどう変わるのか?
まとめ
ぶっちゃけビックリしました。このチームからオールスター野手が二人もいるとは夢にも思って見ませんでした。ペレスは正直過大評価っぽいですが、ホスマーとケインは凄いですね。ホスマーは守備はダメでも攻撃力がありますし、ケインは攻守ともに優秀な選手。イメージよりもパワーと足が揃ってる打線だった気がします。
しかし、Bランクのホスマー、ケインが出てくって?さらにDランクのムスタカスまで。残り使えるのってメリフィールドとペレスだけですけど、これからロイヤルズはどうするのか?
長期契約で残ってるのが、GG賞を取ろうが9番打者の使えないゴードンとDHの打てないモス。特にゴードンは後2年間は$20Mプレイヤー。これはこれはロイヤルズの2018年は酷いことになりそうだ。チームの浮沈は投手次第ってところか。優勝出来るメンツには到底見えない野手陣でした。
2017年カンザスシティ・ロイヤルズの決定版!ローテーションからクローザーのリリーフ陣、投手能力や球種にFAまで【投手編】
ほな
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