2017年ボルティモア・オリオールズの決定版！スタメンから打順、打撃力、守備力、25人枠にFAまで【野手編】

2018/01/01 2018/01/03

2017年のオリオールズは地区最下位で悲惨なシーズンでした。その悪さがどこから来てるのか知りたくて主力メンバー、攻撃力、守備力など調査してみました。オリオールズはマチャドのイメージが強かったですが2017年は低迷。では誰が活躍したのか？簡単にめじゃる。

25人枠(25人ロースター)

2017年のボルティモア・オリオールズのロースターはご存知でしょうか？

オリオールズの野手陣は本塁打数は232本でメジャー全体で5位、盗塁数はたった32盗塁しかしておらず最下位の30位。ただただホームランが出るのを待って極端に走らないチームとでも申しましょうか。

しかも四球率BB％が6.4％でこれまたメジャー最下位。本当にホームランを打つだけのチーム。

Def-32.1は28位となっており守備もいまいちでやっぱり打つだけ。

WAR13.3で25位。野手としては最低ランクのチームだったのです。そんなオリオールズの25人枠を150打席以上打席に立った選手を下記にまとめました。

開幕の左翼はキム・ヒョンスだったのですがトレードデッドラインでフィリーズへ売られております。その後釜はマンシーニがスタメンを獲得。

ハーディが6月半ばに故障者リストに入った際は一時的にはテハダで乗り切ろうとするも、結局レイズからベッカムを獲得し対応されてます。

第二捕手はジョセフ、代打はスミス、そして代走はリカードが担っていて、オールスターは二塁のスコープだけ...。

2017年のボルティモア・オリオールズの守備位置別のデプスチャートを守備力DRSを交えながら確認します。メンバーは上記ロースターで一番試合数の多い選手が1番手。そして次の選手を2番手としております。上記25人に入っていない場合は空欄になります。それでは確認を。

最初に目につくのは外野陣の守備力の低さ。ジョーンズは最低のGクラス、スミスもFクラスでぼろぼろですが、4番手外野手のリカードがかなりの守備の達人なので問題無し。リカードはどっかに絞ればBクラスに届くレベル。

また正捕手カスティーヨの守備力が低いものの、第二捕手のジョセフが守備に優れ、バランスが良いロースターとなっています。

全体的に守備力が高いとは言えませんが、マチャドは安定の守備力ですね。

2017年のボルティモア・オリオールズのWARを基準に、パワプロで言う弾道GB/FB、ミートAVG、選球眼OBP、パワーISO、走力SPEEDとしてランク付けしてみました。

打順はちょっと主観も入ってますが、3番マチャド、2番ジョーンズがほぼ固定で、トランボとデービスが4番、5番を入れ替わり立ち代わりって感じみたいです。

WARから見ると主力はスコープ、他にはマチャドにカスティーヨってとこ。下位打線ほど打率が高く、パワーの無いトランボが4番に座っちゃってるちぐはぐスタイル。9番のハーディ以外はどこからでもホームランが出そうな打線なのでかなり強力。

足は決して遅い選手ばかりではないのですが、盗塁はしないようです。

遊撃手をハーディからベッカムに代えたらさらに強力打線になる打線ですが、如何せん左打者がスミスしかいない(他はリカードのみ)がネックですかね。

左腕には左打者のスミスが外されリカードが起用されてる感じですが、スミスは対右OPS.771、対左OPS.808とそこまで変わらない...いや、むしろ左のが打ってる。右打者のリカードは対右OPS.563、対左OPS.687なのでプラトーンの必要性は無いかとは思うのだが。

11/2にはRFスミス、SSハーディがFA。11/6にはカスティーヨがFAとなっている。スミスの代わりはリカード、ハーディの代わりはベッカムが出来るけど...カスティーヨの代わりはそんじょそこらの捕手では勤まらない。どうすんの？

まだまだ野手の主だった獲得は無く、捕手はそのままジョセフとなりそうかも？打力には欠けるけれども守備が高いのでありはありなのか？

2017年に一番活躍したのはオールスターのスコープだったと言っていいでしょう。

上位打線のスミス、デービス、トランボがダメダメだったものの本塁打数が5位なのは凄い。トップのヤンキースとわずか9本差だったので、デービス26本、トランボ23本と元本塁打王たちがもう少し打てれば破壊力№1のチームだったのに。

オリオールズとは本塁打多い(HR5位)、盗塁しない(SB30位)、四球率低い(BB%30位)、そして守備は中の下(Def25位)って感じの漫画に出て来そうなチームですね。悪く無い。

ほな

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